2011年1月16日日曜日

世にも奇妙な物語 映画の特別編


買ってみた。


いや~、面白かった。


ホラーの「雪山」、タイムスリップの「携帯忠臣蔵」


サスペンスの「チェス」、ラブストーリーの「結婚シミュレーター」の


4話で構成された作品なんだけど、どれも面白かったな。



個人的に一番良かったのは、意外と「結婚シミュレーター」だったりする。


すごく良かった。


ラブストーリーモノはあまり観ないし、興味もあまりないんだけど


この物語は不思議と楽しく観れた。


普段あまり観ないからかもしれないけど、ラブストーリーモノもたまには良いなと思った。


何気ない日常が描かれていたのが良かったのかな。


しかし改めて思ったんだけど、稲森いずみって美人だなw



「雪山」は、フツーに怖かった。


物語のベースは


部屋の隅に1人ずつ立って、声をかけていくという有名なヤツ。


雪山で遭難した主人公の矢田亜希子と他3人、怪我をした主人公の友人の物語なんだけど


途中で主人公の友人を、生きたまま雪に埋めて見殺しにするというモノ。


4人は山小屋を見つけて、休み始めるが・・・。



結構エグい表現とかがあったな。


食事中に観るものではなかった気がするw


あと、表情の演技がものすごく上手いなと思った。


それだけで恐怖を感じる。


人間の狂った部分とかも。


楽しい旅行だったはずなのに・・・。


と、旅行中に友人を撮影したビデオを観ているシーンが切なかった。


「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」っぽさを感じるシーンも若干あった。



「携帯忠臣蔵」は、大石内蔵助が物語の主人公。


討ち入りをするかどうか悩んでいた時、鳴り響く携帯電話を見つける。


電話に出てみると、300年後の人間が歴史の真相を確かめるために電話してきたという。


300年後の人間に煽られながら、さらに悩む主人公・・・。



エンディングがなんとなく、SFの気味の悪さを感じる物語だった。


まあ、書いちゃうとネタバレになるから控えるけどw


個人的には、あまり印象に残らない物語だったかな~。


ただ一つ気になったのは、武士はやたらプライドを大事にするんだなと。


プライドのために死ぬとかね。


現代人には、なかなか難しいよな。



「チェス」は、最後の展開に完全にやられたw


チェスの日本人世界チャンピオンが


コンピュータのスーパーブルーとチェスをするが、負けてしまう。


そのショックで、消息を絶ってしまうが


突然、2人の黒ずくめの男に無理やりとある場所へと連れて行かれ・・・。



ものすごく、「遊戯王」の闇のゲームっぽかったw


チェスの駒が現実の人間とリンクしていて、駒が倒されると現実の人間も殺されていく。


観ている時は、「ゲーム脳すぎるだろ!w」とか思っていたけど


最後の展開で、完全にやられたw


そういうことだったのねと。


自分は、こういうのめり込み方をしたくないから


ハマりすぎるのは良くないと思っていたりするんだけど。


やっぱゲームはゲームであるから、安心してプレイできるし楽しめるんだと思う。


いくらゲームで好き勝手やっても、現実には何の影響も与えないからね。


だから残酷なゲームも、楽しめる人は思い切り楽しめるんだと思っている。


そういう意味で、“たかがゲームされどゲーム”なんじゃないかなと。



個人的に一番面白かった「結婚シミュレーター」。


雨の日に、主人公の稲森いずみが映画館の前で雨が止むのを待っていた。


そこへ、一人の男が雨宿りをするために隣へ来る。


「すごい振りですね」


何気なく交わされる会話の後、映画館で上映されている作品に


二人とも興味があることを知る。


そして男は主人公を映画に誘う。


それがきっかけで、二人は付き合い始めるが・・・。



雰囲気のすごく良い映画だった。


「世にも奇妙な物語」だということを忘れさせる物語だったな。


音楽もストーリーも良かった。


観終わった後、不思議と幸せな気分になった。



全体的に、邦画の良さがすごく出ていた映画だった気がする。


日本の映画はコレで良いと思う。


外国の映画の真似事なんかしなくていい。


日本の映画として、十分面白いんだから。


それを一番感じたのが「結婚シミュレーター」だった。



「世にも奇妙な物語」シリーズは、本当にクオリティが高い。


だからこそ今回、買おうと思ったんだけどねw

0 件のコメント:

コメントを投稿