2020年9月27日日曜日

誕生日

今日は自分の誕生日だった。


以前も同じことを書いたけど、年齢なんてただの数字でしかない。


年齢に限らずだが、何かのせいにして


やらない言い訳をする人間が多いような気がする。


自分は、そんな人間にはならない。


意欲を失わず、行動し続けるのみ。



関係ない話だけど


今月の19日に、新たな家族が加わった。


まあ、人間ではなく犬なんだけど…(笑)



とにかくチャレンジ精神とポジティブ思考、向上心を失わずに頑張っていこう!

2020年8月17日月曜日

教育

ふと、思ったこと。


日本の性教育は遅れているという風潮があるらしく


どういう風に教えるか、いつ教えるかを議論している人がいる。


個人的な意見として言わせてもらうと、そもそも性教育なんか必要ない。


もし仮に教えるとしても、男女の体の違い、機能の違いについて教えるだけでいい。


従来の、保健・体育という科目として。


それ以上の教育は必要ない。


ましてや、性行為に関しての教育など、もってのほか。


子供からしたら、親からそんなことを教わりたくないだろう。


気持ち悪いという、嫌悪感しか抱かないのでは。


場合によっては、一種の虐待とも言える。



そんな知識は、勝手に自ら得ていくものだと思っている。


重要なのは、“相手の嫌がることは言わない・しない”という道徳心と


“何が正しい情報で、何が間違った情報なのか”を判断するメディアリテラシー。


これらを、しっかりと教育していれば特に問題は起きないはずだ。


興味を持ったことを調べる際に、メディアリテラシーがしっかりしていれば


正しい情報を探し出し、正しい知識を得ることができるし


実際に行為に及ぶ際も、“相手の嫌がることを言わない・しない”という


道徳心が身についていれば、何も問題は起きない。


最も重要なのは、誰かから教わるのではなく


自分の頭で考えて、情報を探し精査し、学んでいく独学力だ。


独学こそが本当の学びなのだから。



性教育を万能視するべきではない。


正しい性教育をしたとしても、性犯罪を0にはできない。


どんな人間でも、間違いを犯すときは間違いを犯す。


性教育さえしていればというのは、大きな勘違いだと思っている。


大人でさえ、間違いを犯すのだから。

2020年7月15日水曜日

やりたいこと・できること

よく、やりたいことと、できることは別だと言う人がいる。


これは、自分もそう思う。


しかし、やりたいことよりも、できることをするべきだと言う人もいる。


これは、自分は反対だ。


率直に言えば、できることに逃げているだけだと個人的には思う。


その方が楽だし、苦労しなくて済む。


やりたいことに挑戦して苦労したくないとか


やりたいことは自分にはできないという現実を知って悲しい思いをしたくないとか


言ってしまえば、臆病で怠惰な考え方だと思っている。



やりたいことをやった方がいい。


それは、誰もが思うことだろう。


重要なのは、やりたいことを如何にして、できるようになるか。


そのプロセスが、自身を成長させるのだと思っている。


やりたいことだから、困難にも屈しない、苦労なんてへっちゃら。


やりたいことだから、頑張れる。


やりたいことだから、楽しい、充実感がある。


できなかったことが、できるようになった。


これこそが、成長の喜びだし、モチベーションにもなる。


ホンダのCMでも以下のようなものがある。


ホンダのこういう姿勢が好きだ。



できることしかやらなければ、成長の機会はない。


当然、成長の喜びもない、モチベーションも上がらない。


楽しくないし、充実感もない。


だけど、できることだから、それを続けていけば楽に生きていける。


できることを選んで生きている人間は、一見現実的で堅実的なように思えるが


辛辣な言い方をすれば


実は、向上心が乏しく、創造性に欠け


バイタリティーに乏しく、勇気のない根性無しと言える。


こういった考えが広く蔓延していくと


長い目で見ると、社会全体が停滞する。


それどころか、緩やかに退化していくような気がしてならない。



イノベーションには、リスクと困難は付き物。


困難にぶつかっても、諦めずに努力し続けたからこそ文化は発展していった。


人間の唯一にして最大の価値は、創造性だと思っている。


それを失ったら、ただのヒトでしかない。



マーク・トウェインが


「Keep away from people who try to belittle your ambitions.

  Small people always do that,

  but the really great make you feel that you, too, can become great.」

「あなたの大きな夢を萎えさせるような人間には近づくな。

 たいしたことない人間ほど人の夢にケチをつけたがるものだ。

 真に器量の大きな人間は自分にも成功できると思わせてくれる。」


という言葉を遺している。


『マーク・トウェインの英語の名言・格言集。英文と和訳 | 癒しツアー』

https://iyashitour.com/archives/23530



映画「ショーシャンクの空に」のテーマでもある


「Get busy living or get busy dying.」

必死に生きるか必死に死ぬか


TEDでの


ラリー・スミスによる「あなたに夢の仕事ができない理由」のスピーチ


『Larry Smith: ラリー・スミス 「あなたに夢の仕事ができない理由」 | TED Talk』

https://www.ted.com/talks/larry_smith_why_you_will_fail_to_have_a_great_career?language=ja


ネガティブな人間たちへの言葉には強く共感させられる。


心強い応援メッセージだ。



才能なんて結果論。


結果を出さなければ、才能がある人間とは認められない。


つまり、才能なんていう概念は存在しない。


あるとすれば、運が良かっただけ。


もし違うと言うなら、結果を出す前の才能ある人間を発掘して見せろ。


やらない言い訳はするな。



任天堂の元社長である岩田さんも、4Gamerでのインタビューで


「自分の好きなことが得意なことってわけじゃない」


ということを語っている。


『任天堂・岩田氏をゲストに送る「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」最終回――経営とは「コトとヒト」の両方について考える「最適化ゲーム」』

https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20141226033/index_3.html


必ずしも「好きなこと=得意なこと」ではないとのこと。


仕事というのは「得意なこと」をやった方がいいと、岩田さんは語っている。


理由としては、「自己評価と他己評価の違い」らしい。


岩田さんは、高いプログラミングスキルを持っていた方として有名だが


一緒に仕事をしていた方からは、実は、こんな風に思われていた。


>岩田さんは基本的にパワーコーダーなんですよ。

>とにかく作るのが速いし,どんどん開発を前に押し進めてくれるのですが,

 あまりエレガントなコードではないので,他の人が機能追加をするときには,

 こう……悩むことにはなるんです(笑)。

>それはどうしてですか?

>このタイプの人はソースコードをきれいに書かないんです。


『【岩田 聡氏 追悼企画】岩田さんは最後の最後まで“問題解決”に取り組んだエンジニアだった。「ゲーマーはもっと経営者を目指すべき!」特別編』

https://www.4gamer.net/games/999/G999905/20151225009/index_2.html


岩田さんが優秀な人であるのは間違いないらしいが


グループ開発には向いていなかった人なのではないかと。


結局、自分一人でやってしまうようなタイプだったのだろう。



とあるツイッターのまとめでも、以下のようなものがあった。


『「分かりやすく美しいソースコードは業務の現場ではあまり求められません」に総ツッコミ「コメントはきちんと書こう」「保守性を考えると…」 - Togetter』

https://togetter.com/li/1341452


ゲーム開発は基本的に、グループ開発だから


「自分が分かればいい」「正確に動けばいい」という問題ではない。


岩田さんを、早々に経営者にシフトさせたのは


そういうことも関係していたのかもしれない。



結論として


どんな生き方をするのも個人の自由だが


やりたいことよりも、できることをする生き方では


成長の機会は得られないし、創造的ではない。


社会全体・文化全体の向上にも繋がらない。


できることを優先する生き方は、現実的・堅実的なように思えて


実は、努力しなくていい、苦労しなくていい、楽


そういった考え方からくる、怠惰とも言える生き方なのではないか。


つまり、できることに逃げているだけとも解釈できる。


人間は、常に挑戦しつづけ、創造的であるべきだと思っている。


それこそが人間の唯一にして最大の価値だと個人的には思う。


みんなやりたいことを諦めて、我慢して生きている?


そんなの知ったことか。周りの人間なんか関係ない。自分の人生だ。


周りが迷惑する?


誰にも迷惑をかけずに生きている人間なんているか。


成功者は大抵、周りに迷惑をかけまくった人間だ。



勇気、行動、創造性


これこそが、人間の3大要素かと。


希望とモチベーションを失ったら、人間は終わり。


人間は理屈じゃないんだよ。

2020年6月17日水曜日

ゲーム

自分の、最近のゲームに対する向き合い方が変わってきた。


以前は、どんなゲームでも関心を持って、ワクワクしていたり


実際にプレイしても、楽しいと感じていたが


最近では、シミュレーション系のゲーム以外は


ほとんど関心が無くなってしまった。


もちろん、開発者という視点では関心はある。


だが、プレイヤーとしては関心が無くなった。



一般的なゲームが、非生産的で時間の無駄だと感じるようになった気がする。


同時に、そういったゲームに熱狂している人に対しても


冷めた目で見てしまっている自分に、最近気が付いた。



ゲーム自体に愛想が尽きたわけではなく


シミュレーション系のゲームには、非常に強い関心がある。


現在進行形で、そういったジャンルのゲームにハマっている。


一般的なゲームとは違い、プレイヤーの意思が反映されやすく


生産的・創造的なゲームジャンルだ。


自分が初めて、そういったジャンルのゲームに触れたのは、恐らく95年。


Maxisによって開発された、「シムタウン」というゲーム。


当時からPCゲームで遊んでいた自分にとって


このゲームが初めてプレイしたシミュレーションゲームだと思う。



今年の初めに書いた「House Flipper」というゲーム。


シミュレーション系ゲームへ、ハマりだしたきっかけは


間違いなく、このゲームだと思う。


「House Flipper」は、Steamで販売されているシミュレーションゲーム。


家の掃除と修理、リフォームをするゲーム。


インテリアはもちろん、間取りやガーデニングまで自由にいじれる。


今まで、ありそうでなかったようなゲーム。


その後、水中に家を建築したいと思って買ったのが


「Subnautica」というゲーム。


サバイバルゲームというジャンルだが、自分は建築にしか興味が無かったので


クリエイトモードでプレイしていた。


その後、様々な環境に家を建築できる自由度に魅力を感じ


「ARK: Survival Evolved」を購入した。


このゲームも、サバイバルゲームだが


「Subnautica」の時と同様に、建築にしか興味が無かったため


クリエイトモードでプレイしている。


その後、こういった建築系のシミュレーションゲームは他に無いかなと探していたとき


「Train Station Renovation」というゲームを見つけ、購入した。


廃れた駅のホームを掃除、改修して、デザインするゲーム。


発売当初は、一度クリアした駅は二度とプレイできず


デザインした駅を眺めることもできない仕様だった。


プレイ途中で、真剣にプレイする意味があるのかと思い始め


さっさとクリアしようと、プレイもテキトーになっていった。


しかし、その後


サンドボックスモードが実装され、致命的な不満点が解消された。



このゲーム以外で、個人的に注目しているゲーム。


『Crime Scene Cleaner』※グロテスクなシーンが含まれています。

https://store.steampowered.com/app/1040200/Crime_Scene_Cleaner/


『Restaurant Flipper』

https://store.steampowered.com/app/1166660/Restaurant_Flipper/


『Ship Builder Simulator』

https://store.steampowered.com/app/1051440/Ship_Builder_Simulator/


『Builder Simulator』

https://store.steampowered.com/app/1120320/Builder_Simulator/



今、個人的に欲しているゲームは


レース要素の無いドライビングゲーム。


例えるなら、「The Crew」シリーズのような広大なマップと


「Grand Theft Auto」シリーズのようなシミュレーション要素から


バイオレンス要素やクライム要素を削ったようなゲーム。


つまり、自宅とガレージを所有し


好きな場所へドライブできるシミュレーションゲーム。



そして、現在進行形でハマっているのが


「シムタウン」と同じMaxisが開発した「The Sims 3」というゲーム。


新作として「The Sims 4」も発売されていたが


仕様を比較した結果、「The Sims 3」を購入した。


このゲームの、すごいところは自由度の高さ。


キャラクターのカスタマイズから


職業、性格、スキル、ファッション、建築、ガーデニングetc


そして、人生そのものを疑似体験できる。


カスタムコンテンツと呼ばれる公式のMODや、非公式のMODも非常に豊富で


2009年に発売されたゲームだが、現在もプレイヤーによって作り続けられている。


ただ、それよりも魅力的だったのが


「Create a World Tool」という、公式のツール。


「The Sims 3」の世界自体を、自由に作れてしまうツール。


自分は、これがあったから「The Sims 3」に魅力を感じた。


というのも、そもそものきっかけは、街を作りたいという願望だった。


家を建築するゲームをプレイしてきたが


今度は、ランドスケープ。


つまり、もっと規模の大きい、景観デザインをしてみたいと思った。


ゲーム開発をすればいいという話だが


ゲームとして成立した、シミュレーションゲームとしてプレイしたいと思った。


そこで、思い出したのが「シムタウン」だ。


「シムタウン」のように


手軽に街を作れるシミュレーションゲームは無いかと探し始めた。


有名な「シムシティ」シリーズも視野に入れたが


こういう感じじゃないんだという違和感があった。


箱庭世界を眺めるというよりも


その世界で実際に生活し、疑似体験できるゲームが欲しかった。


「Cities: Skylines」というゲームもあったが、同じ理由で候補から外れた。


色々と探しているときに出会ったのが「The Sims」シリーズ。


「The Sims」シリーズ自体は


過去にニコニコ動画で動画を観たことがあったため、名前は知っていた。


ただ、自分の印象では


街を作るというよりも、キャラクターを作って


そのキャラクターの生活を眺めるだけのゲームというものだった。


なので、最初は、あまり魅力を感じていなかったような気がする。


しかし、上でも書いたように、世界を作れると知って


コレだ!と思い購入し、現在に至っている。



現在は、やれることが多すぎるので


何ができるのかを、普通にプレイして確かめている。


何しろ、拡張パックやMODの数が膨大な上


海外のゲームのため、情報も英語で、色々と試行錯誤しながら


どうプレイするか、何をどう作るかを模索中。



きっかけは「House Flipper」と書いたが


それ以前にも、シミュレーションゲームにハマったことがあった。


「RollerCoaster Tycoon 3」というゲームだ。


遊園地を自由に作れるシミュレーションゲームで


動物園や、ウォーターパークも作れる。


街を作るとは違うが、テーマ性のあるパークを自由に作ることができる。


他にも「Planet Coaster」というゲームがある。


「RollerCoaster Tycoon 3」と同じFrontierが開発した。


まだ、ちゃんとはプレイしていないが


必ずしも「RollerCoaster Tycoon 3」の進化版とは言い切れない。


動物園やウォーターパークが作れないからだ。


「Planet Zoo」というゲームもあるが、あくまで別ゲーム。


ただ、ディテールなどは進化している。



まあ、そんなわけで、現在シミュレーションゲームにハマっている。


一般的なゲームには、魅力を感じづらくなった。


自分が開発すること自体は、別だが。


やはり、ただプレイするよりも、何かを作った方が楽しいと実感している。

2020年5月31日日曜日

ネット

■テリー伊藤、『テラハ』誹謗中傷は「演出に責任」 カズレーザーも「作り手が配慮を」

(しらべぇ - 05月31日 14:21)

https://sirabee.com/2020/05/31/20162338172/



もう、かなり前から書き続けてきたことだけど


ネットユーザーのモラルが低すぎる。


2000年の始めくらいから、ネットを利用しているけど


その当時は、こんなにモラルは低くなかった。


まず


見知らぬ人に対してのタメ口は、ありえないし


暴言や中傷なんかは、もってのほか。


お互いに敬意を払って、交流していた。


ネチケットという言葉も広まっていたし


いろいろなサイトで、ネチケットについての情報が載せられていた。


今よりも、ネット上のモラルの低下を防ごうとする動きが活発だったかもしれない。


せいぜい2chなどのような


当時で言う“アングラサイト”でしかモラルの低い人はいなかった。


昔は今と違って、ネット環境を利用するハードルが高かったから


一定水準のモラルや教養を備えた、常識的な人間が多かったのかもしれない。


今は、どこでも誰でも利用できる上に、何の手間もかけずに発信できる。


そして、匿名制度によってプライバシーは守られ、リスクも皆無に等しい。


昔はアングラサイトでしか見られなかったモラルの低い書き込みも


そこらじゅうで当たり前になってしまった。



最近になってから、あまりにも酷いので


YouTubeのコメントを非表示にするクロームの拡張機能を入れたり


見たくないサイト(例:Yahooニュース、ガールズちゃんねるetc)を


表示しないようにブロックしている。


検索しているときに、うっかりアクセスしてしまわないために。


今では、個人が自由に書き込みできるサイトは、ほぼ見ないようにしている。


SNSやTwitterも、一切やっていない(mixiは惰性で続けている・・・笑)。



元々、自分は積極的にネットに書き込む人間ではなく


所謂ROM専というタイプの人間。


自分のブログ程度でしか書き込まない。


そんな自分には、誹謗中傷をする人間の気持ちを理解することが困難だ。


捌け口だという人間もいるが、他人を不愉快にさせる趣味ではなく


自分が楽しい気分になって、嫌なことを忘れられる普通の趣味を見つけた方がいい。


本人にとっても


その方が、ずっと良いはずだ。



個人的な意見としては


徹底的な厳罰化と身元の特定を、より簡単かつ円滑に行えるようにするべきかと。


法規制をしない限り、押さえつけることはできないだろう。


彼らは、いつも言論の自由を唱えるけど、それに対する責任は果たさない。


自分自身の発言や書き込みには責任を持つべきだという


当たり前のことが守られていない。


ネットが普及し始めて20年近く経つのに


法整備やモラルに関しては全く進歩していない。


それどころか、退化しているようにすら思える。


綱吉が生類憐みの令によって、日本人のモラルを向上させたように


ネットでも、モラルを向上させるための強力な法整備が必要。


多少強引でも、言論の自由を奪うようなものでも仕方ないだろう。


自由を奪われたくないのであれば、自身の言動を見直し改めるべきだ。


責任なき自由などありえない。


それは自由などではなく、無法だ。



あと、テレビ番組限らず


人が作ったものは全て脚色や演出が含まれていると思った方がいい。


ドキュメンタリーを謳っているようなものでも


映像の編集の仕方や演出で、どうにでもできてしまう。


所謂、100%ガチなんてものは、まず存在しない。

2020年3月21日土曜日

AI 美空ひばり

率直に言わせてもらうと、自分は断固反対。


その理由は、故人で商売をしているから。


クリエイターとは、常に新しいものを生み出す存在。


それなのに、過去の何かや誰かを使うことで


何かを生み出した気になるのは勘違いだと思う。


自分も、クリエイターの端くれだけど


新しいものを生み出せなくなったら、クリエイターとして終わりだと思っている。


最近のエンターテインメント界隈を見ていると


本当に、その傾向が強い。


過去のシリーズの続編や、リメイク、実写化、同じカテゴリの作品ばかり。


ディズニーも、過去の作品の実写化を連発している。


日本のドラマも、過去のドラマのリブートが多い。


ゲームは、かなり前から続編やリメイクが多いと言われている。


アニメも、リメイクやリブートが多くなってきている。



このプロジェクトを擁護する意見の中に


もし美空ひばりさんが生きていたら肯定するだろう


というものがあったけど


自分は、そんなのは関係ないと思っている。


と言うか、故人なんだから、そんなことは分かるわけがない。


生きている人間の勝手な想像、というより妄想に近い。


人の気持ちを勝手に決めつけるなということ。


死人に口なし。



感動する人がいる、喜んだ人がいる。だから良いじゃないか。


といった意見もあった。


こういう意見が一番危険だと思う。


感情論に流されて、冷静な判断ができていない。


感情的に良いと感じたら良いんだ、みたいな。


動物的な思考。



個人的には、「ジュラシックパーク」を思い出せと言いたい。


作中で、絶滅した古代生物である恐竜を


現代科学で復活させるプロジェクトに対して


マルコム博士は


「自然への謙虚さの欠如には眩暈がする」


「おもちゃのように振り回している」


「科学力ってやつの問題点は。その気になれば誰でも使えるってことだ」


「あんたらは、他人が書いたものを読んで先へ進んだだけだ」


「自力で得た知識じゃないから、それに対する責任感もゼロだ」


「天才たちの肩に乗っかって

 何を作っているのか認識もせずに、ただ完成を急いだ」


「ただ特許を取って、きれいに包装しプラスチックの弁当箱にペタンと張り付けて

 それをガンガン売りつけるだけだ。」


ハモンド博士は


「少しは褒めてくれても、いいんじゃないか?」


「我々は誰にも、できなかったことを成し遂げたんだぞ」


マルコム博士は


「できるかどうかってことに心を奪われて、すべきかどうかは考えなかった」


ハモンド博士は


「何という反進歩的な態度だ。とても科学者とは思えんよ」


「発見の糸口を掴みながら、何の行動も起こさずにいるなんてことができるのかね」


マルコム博士は


「発見の、どこがそんなに偉いんだ。」


「あんたがやってんのは、探求の対象をいたずらに傷つけるだけの言わば

 自然界へのレイプだよ」


と発言した。


今回のプロジェクトも同じだと思う。


実際、このプロジェクトも、エンターテインメントという位置づけだ。


人を喜ばせたり、驚かせたり、感動させたりすることを目的としている。


「ジュラシックパーク」でも、ハモンド博士は


純粋に、人に驚いたり、喜んだり、楽しんでほしかったと語っている。



「原作レイプ」という言葉も存在する。


今回のプロジェクトは、言ってしまえば


既に亡くなった美空ひばりという人間を


科学力を使って弄んでおもちゃにしただけの、美空ひばりへのレイプでしかない。


そんなことをしておいて


すごい技術だろう?とか言っているのは、正気とは思えない。


あまりにも盲目的すぎる。



NHKで特集番組があったが、正当化するために必死と言うか


肯定派ばかり出演させていた。


そもそも、論点を間違えている気がする。


生命がどうとか、倫理がどうとかではない。


それ以前の問題として


冒頭でも書いたが


自分は、故人や過去の遺物を使って商売することに反対している。


最近も、AIに描かせたマンガを手塚治虫のマンガだと言い張っている連中がいる。


個人的には、あれもアウト。



最近は、AIによる芸術が注目されているが


個人的に言わせてもらえば、そんなものに価値なんて無いと断言する。


いくらすごい技術で、人間にはできない芸当であっても


人間が生み出したものではない時点で、何の価値も感じられない。


芸術というのは


それを生み出した人間の、これまでの人生経験が詰まっているから素晴らしいんだ。


様々な思想、価値観、感性、センス、癖、メッセージ


苦悩、葛藤、挫折、絶望、憎しみ、喜び、悲しみ、情愛などが


バックグラウンドとして存在するから価値がある。


一人の人間の人生から生み出されたものだから価値がある。


だから感動する。



教養が無く、知識や技術だけを崇拝するような人間が


今回のようなプロジェクトを計画、実行しているのではないかと疑っている。


知識や技術を万能視し、まるで神にでもなったつもりの人間。


科学の力で何でもできると思い込んでいる人間。


すごいものを生み出したと勘違いしている人間。




マリオシリーズやゼルダシリーズを生み出してきた


任天堂の宮本茂さんも、最近インタビューで以下のようなことを語っていた。


「クリエーターと呼んでいいのは神様だけ。誰もクリエイションしてない。

 みんなエディットをしている。僕もエディター」



『任天堂宮本茂さんインタビューその2「マリオ新作は新しい技術が現れたら」「クリエーターと呼んでいいのは神様だけ」 | ゲームよりどりサブカルみどりパーク』

http://ryokutya2089.com/archives/29201



このインタビューは、「週刊ファミ通 2020年3月19日号」かららしい。




話は変わるが、過去にNHKのBS1で放送された


「“悪魔の兵器”はこうして誕生した~原爆 科学者たちの心の闇」


という番組で


原爆は科学者たちの意思によって生み出されたものだったと明かされている。


科学者たちが、自ら望んで生み出したもので


完成した際には、強い達成感を覚えたという。


それを生み出し、使うことで、どうなるかも考えずに。



『NHKドキュメンタリー - BS1スペシャル▽“悪魔の兵器”はこうして誕生した~原爆 科学者たちの心の闇』

https://www.nhk.or.jp/docudocu/program/2443/2409343/index.html




今回のプロジェクトに関して


山下達郎さんのコメントが以下の記事に掲載されている。



『山下達郎 紅白登場の「AI美空ひばり」をバッサリ「一言で申し上げると、冒とくです」― スポニチ Sponichi Annex 芸能』

https://www.sponichi.co.jp/entertainment/news/2020/01/19/kiji/20200119s00041000327000c.html



自分も、山下達郎さんと、まったく同意見。


個人的な意見だが


こういったものを肯定する人は


自分で何かを生み出した経験が無い人なのではないかと思う。


その経験がある人なら、何かを生み出すことの大変さや楽しさ


そして、素晴らしさや、それに伴う責任について、よく知っているはずだ。



スマホが普及している現代では


PCに触れる人が激減し、Windows95が発売された時か、それ以前のように


PCの使い方を知らない、分からない人間が多いらしい。


スマホは、何かを生み出すツールではなく、何かを消費するツールだ。


何かを生み出す人間もいるが、圧倒的大多数は、そうではない。


アプリ、ゲーム、ネット、YouTubeなど


そういったものに、ひたすら時間を費やし続ける人間が多くなった。



個人的な意見として


人間は、何かを生み出してこそ人間であると思っている。


そうやって、人間は文化、文明を築いてきたし、時代を歩んできた。



自分は何も作らない。誰かが作って当たり前。


無料で当たり前。ちゃんとしていて当たり前。


そのくせ、何かあると、すぐ文句を言う。言葉を選ばない。


分からないことは自分で調べず他人に聞く。


そういう環境に、なりつつある気がする。



今回のようなプロジェクトを盲目的に肯定している人間の多いこと。


今回のプロジェクトだけではなく


冒頭でも書いたような


過去のシリーズの続編や、リメイク、実写化、同じカテゴリの作品などに対して


肯定的であり、盲目的に喜んでいる人間。


個人的には


もはや、飼いならされてエサを与えられて喜んでいるだけの


家畜同然の存在なのではないかとさえ思えてしまう。

2020年1月1日水曜日

令和最初の正月

明けまして、おめでとうございます。


令和最初の正月を迎えました。


今年は、遂に東京オリンピックが開催されます。



今年の予定は、昨年の9月に書いた日記の内容と、ほぼ同じです。


「World Map」のリニューアルと、過去のデータのアーカイブ化。


レイアウトデザインと、移転先サーバーを決めます。



そして、ゲーム開発。


これも、昨年9月の日記に書いた内容と、ほぼ同じです。



ここ数年間は、開発作業に夢中だったため


ゲームプレイを全くと言っていいほど、してきませんでした。


平均で、1か月間に1時間もしていないと思います。


1年間に5時間くらい?


忙しいというのもあるのですが、プレイする気にならないというのもあります。


嫌いになったわけではないのですが、プレイしたいと思えない。


そんな中


つい最近、久しぶりにゲームをプレイし始めました。


とても面白くて、現在もハマっています。


それは何かと言うと


「House Flipper」というPCゲームです。


Steamのウィンターセールということで


以前から気になっていた「Planet Coaster」を買おうかなと思っていました。


何しろ、80%オフなので(笑)


良い機会だから、何か他に面白そうなゲームは無いかなと探していたとき


いくつか、面白そうなゲームを発見し、購入しました。


その中の一つが、「House Flipper」というゲームです。


どういうゲームかと言うと


簡単に言えば、家のリフォーム作業を行うシミュレーションゲームです。


自分は、結構前から建築が大好きなので


発見したとき、「コレは!!」という感じでしたね。


ありそうで、なかなか無いゲーム。


街作りなどのシミュレーションゲームは、たくさんあるのですが


家単位で色々いじれるゲームというのは中々無いんですよね。


DLCで庭までいじれるようになり、現在ハマっています。



個人的に、建築家というのは最高の芸術家だと思うんですよね。


規模の大きい作品で、デザインと実用性を兼ねた物にしなければならない。


その他にも、様々な制約や要求を考慮しながら


人間が暮らしていく環境を作り上げる。


尊敬しますね。



自分は、ゲーム開発の中でも、レベルデザインという分野に特に力を注いでいて


レベルデザインの良し悪しが、ゲームの出来を大きく左右させると思っています。


魅力的なレベルデザインのゲームというのは


視覚面とプレイ面の両方が優れているゲームだと思います。


見た目が面白そうであり、実際に遊んでも楽しい。


そんなゲームを作れるような人間になりたいと思い、日々勉強しています。


その上で、建築というのは、良い刺激・勉強になります。



というわけで、現在はクリエイト系のゲームにハマっている自分です。


ただ遊ぶよりも、作る方が楽しいと思うようになってきました。


これからも、色々なものから学び、成長していきたいと思います。


今年も、よろしくお願いいたします。




『Planet Coaster』

https://store.steampowered.com/app/493340/Planet_Coaster/


『House Flipper』

https://store.steampowered.com/app/613100/_/