FFの生みの親である坂口さんが手がけた、3DCGアニメーション映画である
「Final Fantasy:The Spirits Within」に少し興味を持った。
今更過ぎるけどw
FFファンの間では、黒歴史と呼ばれているのは結構有名で
人によっては、この映画が憎くて仕方ないらしい。
それどころか、坂口さんまで憎むような人もいるとかいないとか。
結構前に、テレビで、この映画のドキュメンタリー的な映像を観た事があるんだよね。
坂口さんのインタビューとか、髪の1本1本までモデリングしている映像とか
オフィス内にある巨大なコンピューターとか
モンスターの「ボム」をグラフィックツールで、デザインをしている映像とか。
映画内容自体は、あまり良くないという話を聞くけど
この映画のCG技術というのが、後のCG技術に影響を与えたという話も聞く。
実際、観てみると確かにすごくリアルなCGなんだよね。
ぶっちゃけ、「FF XIII」と同じかそれ以上かと。
「FF XIII」のムービーもプリレンダで
この映画も、ある意味プリレンダ。
9年掛かってようやく、この映画のCG技術に追いついたという事なのかもしれない。
正直、実写並みと言われている「Crysis」という海外のゲームよりもリアルだと感じた。
まあ、アレは恐らくリアルレンダだろうけど。
髪の1本や顔のシワの1本まで、細かく作り込まれているんだよね。
「FF7 AC」もそういえば、CG映画だったっけ。
俺は一度だけ観た事があるんだけど、ファンムービーという感じだったかな。
当たり前かもしれないけど。
CGも「FF7 AC」より、この作品の方がリアルに感じたしね。
まあ、掛けてる予算が違うからアレだろうけども。
それにしても、この映画のフェイシャルアニメーションはすごいリアルなのに
何で最近の「FF」のフェイシャルアニメーションは、まだ人形のままなんだろう。
「FF7 AC」のような、FFの外伝的な作品やスピンオフ
続編やリメイクなどが、多数出てくるようになったのは
どうやら、坂口さんが去ったかららしい。
植松さんも、坂口さんが去ってから変わり始めたと言っていたしな。
「辞めたんだから権利返してよ」
と、前の日記で紹介したインタビュー動画で発言していたけど
「坂口さんも自分もサラリーマンだから」とも発言していた。
坂口さん一人で作ったワケじゃないだろ的なコメントも見るんだけど
坂口さんがいなかったら「FF」というシリーズ自体生まれていなかったからね。
スクウェアが潰れそうな時に坂口さんが、最後に自分の考えたゲームを作らせてくれ
と言ってできたのが「FF」の第1作目。
「坂口さんは会社の営業に任せずに、自ら頭を下げて営業しに行った」
という事を、植松さんはインタビュー動画で語っていた。
そういう事のできる人だと知っているから、坂口さんに頼まれたら断れないらしい。
「坂口さんに対して色々言う人がいるけど
その人が坂口さんほど根性のある人なのかどうか」
とも語っていた。
坂口さんは、インタビューなどで製作した作品を語る時に
「我が子のような」という表現をよく使う気がする。
作品に対する思い入れとか、情熱とかを常に持っている人なんだなと思うんだよね。
そんなこんなで興味を持ったから、この作品のDVDを買ってしまったw
映像特典で、メイキングやドキュメンタリー、インタビューなんかもあるらしいから
個人的には、かなりお得。
しかも、特典付きのために通常9,800円するモノなんだけど
今なら約3,000円で買うことができたのも、かなり嬉しかった。
まあ、中古だけどw
新品も同じくらいの値段であったんだけど、限定版がそれしかなかったからね。
こういう、いわゆる失敗してしまったモノは、ただ否定するだけではなくて
長所となる部分を探すことが大事だと思っている。
「シェンムー」の場合は、後のオープンワールド型のゲームに与えたという事。
「Final Fantasy:The Spirits Within」の場合は、後のCG技術に影響を与えたという事。
この世にムダなモノ、無意味なモノなんて無いと思ってる。
何かしらあるはず。
それを見つけられる人のことを
本当の意味で、見る目があると言うんじゃないのかな。
コレは全ての事に言えると思う。
モノだけではなく、人や文化などにもね。
こんなに恵まれた時代に生まれてこれた俺は幸せ者だな。
↓は、この映画のメイキング映像。
個人的に、すごくリアルでマジでビビった。
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