2011年3月14日月曜日

斬新さは本当に必要なの?

こんな時だけど、ふと思った。


もちろん、ゲームについての話題。



まず率直に言うと、タイトルの通り「斬新さは本当に必要なの?」ということ。


自分は最近になって、別になくても良いんじゃないかなと思えてきた。


最近、昔のゲームについて考えることが多かった。


昔のゲームと今のゲームって何が違うんだろうと思った。


2Dか3D?


ロムカセットかディスクメディア?


アニメかリアル?


容量?


ゲームハードの性能?



色々と違いはあるだろうけど、一番の違いはこれだと思う。


“とっつきやすさ”


いかにもマニア層が好みそうなゲームは、やっぱりマニア層にしか受けない。


これは偏見ではなくて、歴とした事実なんだよね。


萌え系、アニメ系の物は、そういう系統が好きな人にしか受けない。


逆にリアル系やバイオレンス系の物も、そういう系統が好きな人にしか受けない。


注意したいのは、これらはゲームの質とは全く関連性がないということ。


一部の層にしか受けないから、駄作なのかと言えばそうではない。


けど、個人的にはやっぱり一般大衆に受け入れられてこそ


娯楽としての本当の価値を見出すことができると思い始めた。



最近のゲームはイマイチだと言われることが多い。


特に日本のゲーム。


これには、自分も同じ気持ち。


何が原因なのかと言えば


やっぱり上で書いた“とっつきやすさ”が失われつつあるということ。


斬新さばかりに注力しているゲームが多い気がする。


“新しいことは良いことだ。”


もっともらしく聞こえるけど、本当にそうかな。


一番大事なのは、“新しさ”ではなく“楽しさ”だと思うんだけど。


個人的に「新しさ≠楽しさ」だと思っている。


確かに新しいシステムや、世界観のゲームも多いけど


それらのゲームって本当に楽しいのかな。


そもそも、楽しいってどういうこと?


それは、プレイする前はワクワクしていて


プレイしている間は夢中で楽しんでいて


クリアが近くなってくると、なんだか切なくて


エンディングを迎えると達成感と同時に寂しさも感じて


その気持ちを誰かと分かち合ったり、もう一度味わいたくて


攻略本を買って遊びつくそうとしてみたり


同じゲームをクリアした友達とそのゲームについて語り合ったり


友達と一緒にプレイしてみたり


ゲームの世界観にもっと浸りたいがために色々な工夫をする。


パソコンの壁紙を、そのゲームの物にしたり


ケータイの待ち受けや着メロも、そのゲームの物にしたり。


そういう人が増えれば増えるほど、需要はどんどん高まっていって


やがてグッズが販売されたり、続編が作られたり


マンガ化されたり、アニメ化されたりする。


その路線を地で行っているのが「マリオ」や「ドラクエ」や「ポケモン」だよね。



マリオを始めとした親しみやすいキャラクターたちが人気を得ていて


色んなジャンルのゲームが制作されている。



「ドラクエ」も、鳥山明さんのデザインしたキャラクターだけではなく


モンスターまでも人気を得ていて、スピンオフ作品も多い。


「ポケモン」はとにかくすごい。


ゲームだけではなくて、マンガやアニメ、映画などの他の娯楽に加え


キャラクター商品などのグッズも豊富。


その人気は世界規模。



俗に言われている“子供向け”こそが、真に強いエンターテイメントなんだと思う。


そういう魅力を持ったゲームって他にある?


今は少ないんじゃないかな。


“子供騙し”ではなくて“子供でも楽しめる”娯楽。


今本当に求められているゲームは


よく練られたストーリーや、複雑なシステムではなくて


単純でシンプルなシステムで、純粋に楽しめるゲームなんじゃないかな。


ゲームが多様化してきた今だからこそ、そういうゲームが求められている気がする。


王道が王道ではなくなった。


練られたストーリー、複雑なシステムを持ったゲームが


今の時代、王道になってしまった気がする。


自分はこう思ったんだけど、どうだろう。



『まとめ』


「大事なポイント」


・直感的な操作


・見た目の面白さ


・シンプルなシステム


・心地良いテンポ感


・とっつきやすさ

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