2010年12月3日金曜日

理念


「ディズニー 7つの法則」を読み終えた。


今まで読んだ本の中で、最も学ばされる部分が多い本だった。


やはり、ディズニーは世界トップクラスの企業だと感じた。



1.顧客が比べるすべての企業が競争相手


2.細部にこだわる


3.すべての人が、語りかけ、歩み寄る


4.すべての物が、語りかけ、歩み寄る


5.耳が多いほど、顧客の声はよく聞こえる


6.報い、認め、讃える


7.誰もがキーパーソン



これらの言葉の意味は、実際に「ディズニー 7つの法則」を読んで確かめて欲しい。


社会人としても、人間としても最高の教科書になる本だった。



この本で書かれている教訓は


もちろん自分が目指しているゲーム業界でも当てはまること。


現在のゲーム会社全てとディズニーを比較した時


ディズニーと同等、またはそれ以上の会社が果たして存在するのかどうか。


自分が知る限りでは、存在しないと思う。


強いて言うならば、任天堂がとても近いということぐらいだろうか。



顧客に対するサービス、社員に対してのサービス。


双方を大切にしている企業はどのくらい存在するのか。


それは金銭的な部分だけではなく、精神的な部分も含む。


世界の一流企業は、売り上げの5%~6%は社員研修に使っているという。


従業員の能力を伸ばす企業は、利益も大きく伸ばす。


ヒトという資産にどれだけ投資をしているか。



今まで、多くのゲームをプレイしてきたが


正直な話、ディズニーに匹敵するほどすばらしい作品は存在しなかった。


自分の中で暫定1位に輝き続けている「エターナルアルカディア」ですら。



ディズニーは、人を楽しませる術を熟知している。


ディズニーのアニメーション映画は


実写映画よりも、キャラクターの表情が豊かで、動きにも躍動感がある。


映像の美しさや、物語性、音楽、全ての面において頂点に君臨している。


セリフのないシーン、音楽の流れていないシーンでも、人を感動させることができる。


日本のアニメはすごいと言われているが、果たして本当にそうだろうか。


ディズニー映画よりも優れた、日本のアニメ映画は果たしていくつ存在するか。


性別、国籍、年齢などを超えて、多くの人を楽しませることができる作品が


果たしてどれくらい存在するのか。


日本のマンガの神様と呼ばれる手塚治虫や


ハリウッド映画界の大物、スティーブン・スピルバーグでさえ


尊敬し影響されたディズニー映画は伊達ではない。



ディズニーのテーマパーク。


何と言っても、“世界観の作り込み”の徹底振りは並ぶモノがないほど。


町並みや風景だけではなく、キャストの対応、ショーやパレードなど、全てにおいてである。


70%というゲストのリピーター率の秘密が、この本には書かれてあった。



学べることが多すぎて、全てを書くことは不可能。


大げさではなく、全ての文章が自分にとって勉強になった。


自分はディズニーで働くことはないだろうし、働きたいという願望もないが


いつかディズニーの人間と仕事ができることを願う。



自分はディズニーの人間ではないが


ディズニーの理念から学び、実践したいと思う。


それは簡単なことではないだろうが、少しずつでも自分のモノにしていきたい。



コレらの伝統を作り上げた、ディズニーの創始者である


ウォルト・ディズニーは、本当に偉大な人物だと感じる。


コレからも、ディズニーには学ばせてもらうことは多いだろう。


ディズニーが存在しているだけで、“夢”や“希望”といった


非常に曖昧なモノを信じていくことができる気がする。



自分もディズニーのように、人に幸福感を与えられるようなモノを作りたいと思う。


金銭などではない、非常に曖昧だが、確かな充実感、満足感を得たい。



おまけ


ディズニーの素晴らしさを感じることができる動画の一部を紹介。





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