「ディズニー 7つの法則」を読み終えた。
今まで読んだ本の中で、最も学ばされる部分が多い本だった。
やはり、ディズニーは世界トップクラスの企業だと感じた。
1.顧客が比べるすべての企業が競争相手
2.細部にこだわる
3.すべての人が、語りかけ、歩み寄る
4.すべての物が、語りかけ、歩み寄る
5.耳が多いほど、顧客の声はよく聞こえる
6.報い、認め、讃える
7.誰もがキーパーソン
これらの言葉の意味は、実際に「ディズニー 7つの法則」を読んで確かめて欲しい。
社会人としても、人間としても最高の教科書になる本だった。
この本で書かれている教訓は
もちろん自分が目指しているゲーム業界でも当てはまること。
現在のゲーム会社全てとディズニーを比較した時
ディズニーと同等、またはそれ以上の会社が果たして存在するのかどうか。
自分が知る限りでは、存在しないと思う。
強いて言うならば、任天堂がとても近いということぐらいだろうか。
顧客に対するサービス、社員に対してのサービス。
双方を大切にしている企業はどのくらい存在するのか。
それは金銭的な部分だけではなく、精神的な部分も含む。
世界の一流企業は、売り上げの5%~6%は社員研修に使っているという。
従業員の能力を伸ばす企業は、利益も大きく伸ばす。
ヒトという資産にどれだけ投資をしているか。
今まで、多くのゲームをプレイしてきたが
正直な話、ディズニーに匹敵するほどすばらしい作品は存在しなかった。
自分の中で暫定1位に輝き続けている「エターナルアルカディア」ですら。
ディズニーは、人を楽しませる術を熟知している。
ディズニーのアニメーション映画は
実写映画よりも、キャラクターの表情が豊かで、動きにも躍動感がある。
映像の美しさや、物語性、音楽、全ての面において頂点に君臨している。
セリフのないシーン、音楽の流れていないシーンでも、人を感動させることができる。
日本のアニメはすごいと言われているが、果たして本当にそうだろうか。
ディズニー映画よりも優れた、日本のアニメ映画は果たしていくつ存在するか。
性別、国籍、年齢などを超えて、多くの人を楽しませることができる作品が
果たしてどれくらい存在するのか。
日本のマンガの神様と呼ばれる手塚治虫や
ハリウッド映画界の大物、スティーブン・スピルバーグでさえ
尊敬し影響されたディズニー映画は伊達ではない。
ディズニーのテーマパーク。
何と言っても、“世界観の作り込み”の徹底振りは並ぶモノがないほど。
町並みや風景だけではなく、キャストの対応、ショーやパレードなど、全てにおいてである。
70%というゲストのリピーター率の秘密が、この本には書かれてあった。
学べることが多すぎて、全てを書くことは不可能。
大げさではなく、全ての文章が自分にとって勉強になった。
自分はディズニーで働くことはないだろうし、働きたいという願望もないが
いつかディズニーの人間と仕事ができることを願う。
自分はディズニーの人間ではないが
ディズニーの理念から学び、実践したいと思う。
それは簡単なことではないだろうが、少しずつでも自分のモノにしていきたい。
コレらの伝統を作り上げた、ディズニーの創始者である
ウォルト・ディズニーは、本当に偉大な人物だと感じる。
コレからも、ディズニーには学ばせてもらうことは多いだろう。
ディズニーが存在しているだけで、“夢”や“希望”といった
非常に曖昧なモノを信じていくことができる気がする。
自分もディズニーのように、人に幸福感を与えられるようなモノを作りたいと思う。
金銭などではない、非常に曖昧だが、確かな充実感、満足感を得たい。
おまけ
ディズニーの素晴らしさを感じることができる動画の一部を紹介。
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