2010年12月31日金曜日

密かな夢


前回の日記で、これまで蓄積してきたシステムのアイディアを


フル3DのアクションRPGとして実現するのが夢だと書いた。


なぜフル3DのアクションRPGなのかは、いずれ書こうと思うw


でも、他にも密かな夢を抱いていたりする。


それは「ディズニー」のゲームを作ること。


特に「ディズニーランド」のゲームを作ってみたいな~と。



ディズニーランドは、とにかく世界観の作り込みがハンパない。


その徹底振りは、世界に並ぶものはないんじゃないかな。


それ故に、とても魅力的な場所であり、リピーター率は相当なモノ。



エリアごとに、それぞれ異なった世界観を持っている。


お土産屋さんの多い「ワールドバザール」を始め


カリブの海賊の「アドベンチャーランド」や


ビッグサンダーマウンテンの「ウエスタンランド」


スプラッシュマウンテンの「クリッターカントリー」に


シンデレラ城がある「ファンタジーランド」


ディズニーキャラクターたちが暮らす街「トゥーンタウン」や


スターツアーズの「トゥモローランド」がある。


同じテーマパークにいながら、異なった世界を味わえる雰囲気作りはすごい。


そんな世界を、フル3Dのゲームとして再現してみたいという密かな夢がある。



ディズニーの世界を描いたゲームは、いくつも存在している。


SFC時代は、カプコンが多くの作品を手がけていた。


他にはTOMYによる「ミッキーの東京ディズニーランド大冒険」や


スクエニによる「キングダムハーツ」シリーズ。


「ミッキーの~」は、作品のクオリティ自体はともかく


雰囲気はかなりよく出ていて、個人的には好きなゲーム。


そして「キングダムハーツ」


ぶっちゃけ、スクエニの開発者達が死ぬほど羨ましい。


今までのディズニー映画の世界とキャラクターを使ってゲームを作ることができるとは。


俺に言わせれば、なんて贅沢なんだとw


実際、グラフィック系はかなり良かった。


フル3Dで動くディズニーキャラクターを見たときは、感動モノだったな。


う~ん。マジで羨ましいw


でも、もう少し頑張ってほしかったというのが本音だったりもする。


各ワールドのマップデザインと、ストーリーね。


せっかくのチャンスなのにもったいないな~という感じ。


それでも、ディズニーファンの俺にはとても嬉しかった作品。



世界観の作り込みは、ディズニーから学ぶべし。特にMMO。


世界観の作り込みだけではなく、マップの作り込みや遊び心


ユーザーへのサービスとか、工夫はいくらでもできるはず。


ディズニーは、本当にゲストの楽しませ方を熟知している。



ゲームという娯楽はここ数十年で大きくなったけど、まだまだ発展途上かなと。


技術面ではなく、クオリティやサービス面で。


ゲームは、もっと面白くなるはず。


俺は、ゲームは無限の可能性を秘めていると本気で思っている。


究極の娯楽だとも思っている。


人間の想像力がある限りね。


「ディズニーランドは永遠に完成しない。世界に想像力がある限り成長し続ける。」


というウォルト・ディズニーが遺した言葉のように。



ホーンテッドマンションを再現したマップの探索動画。


再現度はかなり高い。



コチラ↓も相当。



2010年12月28日火曜日

俺が一番恐れていること

それは、自分が思い描いている理想の作品を


先に誰かに作られてしまうということ。


今のところは、まだ大丈夫だけど


「THE LAST STORY」は正直、ヒヤっとさせられた。



俺が理想的な作品として思い描いているのはアクションRPG。


少しずつアイディアを蓄積させていて


今では、システム面においてはかなりのクオリティまで引き上げられたかなと思っていたり。


「THE LAST STORY」のプレゼンを観て、早くもいくつかのアイディアが浮かんだ。


発売前から影響を受けるとは思わなかったけどw



このアイディアを、フル3DのアクションRPGとして実現させるのが俺の夢なわけだけど


それが実現できるのかは、ものすごく怪しい。


だから、俺が一人でゲームを作れるツールである


ツクールで可能な限り再現をしようと思っている。


このアクションRPGのアイディアは、アイディアだけで終わらせたくない。


どんな形であれ、ゲームとして完成させたい。


それを可能にしてくれるツクールには、本当に感謝している。


このツールがなければ、ゲームクリエイターになろうなんて本気では思わなかっただろうな。



よくゲームの企画を考えるんだけど


自分一人で完成させるのは、なかなか厳しいと思う時もある。


でも、そういう時のための仲間なんだよなと思った。


今後、そういった頼れる仲間と出会えるといいんだけど。

2010年12月27日月曜日

感想

「THE LAST STORY」のプレゼンの感想だけど


正直アレを観たせいか、創作意欲が吹っ飛んでしまった・・・w


実際に坂口さんが


約45分もの間プレイをしていたんだけど、かなり圧倒された。


想像通りの高クオリティーで安心した。


アクション要素の強いゲームの場合、俺は一番に操作性の心配をするんだけど


観た限りでは、あまりその心配もないかなと。


まあ、やっぱり実際にプレイしてみないと確信は持てないけど。



全体的にかなり作り込んでいる感じ。


グラフィックも綺麗だったし、細かかった。


街並みは、恐らくイタリアのベニスがモデル。


ヨーロッパ調の街並みだった。




装備品がグラフィックに反映されるというのが個人的に嬉しかった。


変更できる色数も相当な量だったし、パーツごとに着脱も可能。


しかも防御力などには影響を与えないのが良いね。


インターフェースもカッコ良くていい感じ。


Xbox360のインターフェースっぽく感じた。





マルチプレイの乱闘は、「スマブラ」のようにパーティ的な


盛り上がり方ができそうなモノだった。


すごくシンプルで、プレイヤー同士が戦い合う「デスマッチ」。


時間内であれば、何度でも復活できるというシステム。


ココらへんも「スマブラ」的な感じかな。


あくまで、観た限りでの印象。



少し残念なのは、彩度。


この作品、彩度が低めなんだよね。


そのせいか、全体的に無機質に感じられて味気ない。


観終わった後、なんとなくテンションが上がらない原因はココにあるのかも。


リアル系のゲームは、なぜか彩度を低めに設定しているんだよね。


この作品だけでなく、「MGS」や「GTA IV」、「Assassin's Creed」なんかもそう。


「GTA IV」は、あまりに色を感じられないんで


俺は、彩度を最高値に設定してプレイしている。


それでも、天気によっては変な色になるんだよな。


作品の雰囲気を演出しているんだろうけど


ぶっちゃけ、こういうのはあまり好きじゃない。


せっかく綺麗なグラフィックなのに、色の良さを殺している気がしてならない。


俺はこういう感じが好きなんだけどな。





全体的な印象としては、今までにない感じのRPGだった。


俺の理想に近いRPGの戦闘は、「ゼルダの伝説」なんだけど


それに近い感じだったかな。


坂口さんの作るゲームの戦闘は面白いモノが多い。


「FF IV」や「ロスオデ」、そして今作。


プレイヤーへの配慮も感じられて良い感じだった。


“シチュエーション”というのを大事にしている印象。


バトルだけではなくて、全体的に。


やっぱり、相変わらず神ゲー候補かな。



興味がある人は、明日の午後に録画映像が公開されるみたいだから


そこで観てみるといいかもしれない。


次世代機の作品の中では、一番クオリティの高いRPGだという印象。


日本のモノも、世界のモノも両方含めてね。


Wii作品の中では間違いなくNo.1のRPGだろう。


まだコラムしか公開されていなかった頃から、ずっと待ち望んでいたゲームだから


早くも思い出深いゲームになっていたり。


コンセプトアートと、コラムを読みながら色々と想像していたな。


こういったシステムのゲームが今後も


坂口さんによって作られていくかと思うと、本当に楽しみで仕方がない。



公式サイト

http://www.nintendo.co.jp/wii/slsj/index.html

2010年12月23日木曜日

日記は作品

俺はそう思って書いている。


自分が、いかに上手く書けるかどうかを楽しんでいる。


書けたときは、達成感を感じる。


誰かからのコメントなどの反響があれば、それは一段と大きくなる。



まあ、それだけの話w

2010年12月20日月曜日

MMOで一番欲しいシステム

MMOでコレがあったら良いなというシステムは色々ある。


俺としては、MMOはやっぱり他のプレイヤーと繋がってなんぼだと思っているから


コミュニケーション系のシステムは豊富であって欲しいと感じる。


通常チャットや、一対一のチャット、パーティメンバー内でのチャット


ギルド内でのチャット、プレイヤーの感情を表現するための豊富なモーションなど。



でも、楽しいと感じるMMOであればあるほど欲しいシステムが俺の中には一つある。


それは何かと言うと、ログの自動保存システム。


チャットでの会話はもちろん、メッセージウィンドウに表示された


すべての文章をログとして自動的に保存するシステム。


他プレイヤーとの楽しい会話も、思い出として残るのは嬉しいところ。


このシステムがナゲにもあれば良かったのにと本気で思う。



ちなみに、このシステムは実在する。


このシステムが存在するMMOとは「大航海時代Online」。


ログインした直後から、ログアウトするまでのログを


自動的にHTMLドキュメントで保存してくれる。


とても地味だけど、個人的にはすごくありがたいシステム。


文字だけのファイルだから、サイズも小さい。


すべてのMMOに、このシステムがあれば良いのになと思う。


MMOはゲームだけど現実でもある不思議な空間だからな。


他プレイヤーとの交流で同じ瞬間は訪れないだろうから


やっぱり思い出は残しておきたいと思うんだよね。





顔文字

最近、顔文字使ってないな・・・。


なんてことを、ふと思ったんで


昔よく使っていた顔文字をココに載せて、勝手に懐かしもうと思うw



(▼ー▼)


(・∀・)イイ!!


(・∀・)イイネ


(´・ω・)v


(*^∀゚)v


(`・ω・)v


( ゚д゚)ウマー


ヽ(`Д´)ノ


ヽ(*^▽^)ノ


(ノ∀`)


(ノД`)


(T0T)


(ノД<)


(*゚ー゚)(*_ _)(*゚ー゚)(*_ _)ウンウン


エー(´・д・`)


σ(・ω・`)オレ?


щ(゚Д゚щ)カモーン!!


((((;゚Д゚)))


ガ――Σ(゚Д゚;)――ン!!


キタ――(゚∀゚)――!!


(´・ω・)b


(`・ω・)b


(*^∀゚)b


(σ・∀・)σゲッツ!!


(゚Д゚#)ゴルァ


(`・ω・´)


(´・ω・`)


Σ(゚Д゚ノ)ノ


d(゚∀゚*)ネッ!


d(・ω・`)ネッ!


d(゚ー゚*)ネッ!


d(・ω・´)ネッ!


(;´Д`)


Σ(゚∀゚;)


Σ(@@;)


Σ(・ω・´;)


Σ(・ω・`;)


Σ(゚Д゚;)


<(*_ _)>


(;´∀`)ホッ・・・


( ゚д゚)ホスィ・・・


( ゚Д゚)マズー


(´・ω・)ノ


(`・ω・)ノ


(*゚∀゚)ノ


(*゚∀゚)ゞ


(`・ω・)ゞ


(´・ω・)ゞ


ン?(゚ー゚*)


ン?(・ω・`)


@@;


^^



今更だけど、文章の中に顔文字があるだけで和むよな。



コレらを見て思い出すのは、やっぱナゲだなぁ・・・。


この中では特に「d(゚ー゚*)ネッ!」と「(*゚ー゚)(*_ _)(*゚ー゚)(*_ _)ウンウン」


「(*゚∀゚)ゞ」と「<(*_ _)>」、「(*゚∀゚)ノ」、「ン?(・ω・`)」、「^^」


「@@;」、「Σ(゚Д゚;)」、「キタ――(゚∀゚)――!!」


を良く使っていたかな。


やっぱりあの頃は良かったな~。


なんであんなに楽しかったんだろう。


逆に、今がつまらなさ過ぎなんだよな・・・。


人間はどうのとか書いてたけど


やっぱり他の人間と一緒に何かをするのが楽しいんだよな・・・。


(;´д`)ハァ・・・





2010年12月10日金曜日

「FF」シリーズ完全終了か?


「ファイナルファンタジーXIV」、開発体制刷新 和田社長が謝罪「もう過去の繰り返しはできない」

https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1012/10/news090.html



田中さんが退いたら、完全に「FF」シリーズ終了のような・・・。


もうスクウェアを見限って、坂口さんとミストウォーカーで


一緒にゲーム作れば良いんじゃないかな。


もう今のスクウェアエニックスは、あの頃のスクウェアではないでしょ。



今のスクウェアエニックスって「FF」シリーズ以外だと


「キングダムハーツ」シリーズぐらいしか


メジャーなタイトルは無いんじゃないかね。


その「キングダムハーツ」シリーズ自体も、ディズニーが関わってなかったら


個人的には何の価値も感じない。


実際、初代「キングダムハーツ」は面白かったけど


「キングダムハーツII」はガッカリな作品だったし。



しかし、坂口さんや植松さんが関わっていない作品を


いつまで「FF」と呼び続けるんだろうか・・・。


本人たちですら、今のスクウェアエニックスには難色を示しているのに。



優秀なクリエイターは、みんなスクウェアを去っていくんだよね・・・。



今のスクウェアエニックスには


新しいブランドを作り上げる力は、もうないのかもしれない。



そういや、ここ最近で面白い大作RPGって全然ないもんな。


でも坂口さんが手掛ける「ラストストーリー」は、個人的にかなり期待している。


「ロストオデッセイ」は、「FF」シリーズの集大成という感じで面白かったしね。

2010年12月9日木曜日

ストレス社会

最近は妙にイライラしてダメだ。


以前は、多少のことではイライラしなかったんだけどな・・・。



何にストレスを感じているのかと言えば、やっぱり人間に対して。


流石に、現実ではあまり見かけないけど


ネットでは腐るほどにいる、いわゆる“病原菌”。


それに触れれば、触れるほど自分自身が感染してしまうんだということを実感した。


薬を飲むことで対処はできるのかもしれないけど


やっぱり一番良いのは、触らないこと。


少なくとも、以前はそれを無意識のうちに理解し実践できていたはずなんだけど


最近になってからは、全然ダメだな。



人を魅了できる“芸”を持っていないくせに、それを持っている芸能人を叩く人間。


事件の加害者を、いかに苦しめるかを想像して悦に浸る人間。


過去の日本を忘れ、他国を叩く人間。


ネットの情報を鵜呑みにする人間。


枠に収まりたがる、収めたがる人間。



パクり文化なんて、昔の日本にも存在していたはず。


例を挙げれば、「インベーダー」や「ドンキーコング」の海賊版が多数出回っていた。


今でも、様々な商品のコピー品や海賊版が出回っている。


最近、日本で買い物をしに来ている中国人に関しても


日本のバブル期に、海外のブランド品を日本人が買いあさっていて


世界で批判されていたという、過去の事実を忘れて批判する人間たち。



だけど、俺が感じているストレスの原因はそんなことではなく


そういう言動をする“人格”そのものに対して。


何をもって“まとも”なのか、何をもって“賢い”のか。


それは、常日頃の言動で決まると思っている。


そういう意味では、真に“まとも”であり“賢い”人間は


少なくともネット上では、決して多くはないということ。



俺は日本人だが、日本人のとある部分が嫌いだ。


それは“卑怯”であることと“陰湿”であること。


匿名性のあるネットという環境は、まさに日本人にうってつけだと


皮肉だが実感する。



この文章を読んで、それは間違っていると思う人間


または、間違っている部分を必死に探す人間がいると思う。


その前に、正しいか間違っているかではなく


何が“事実”なのかを一度考えてみた方が良いのではないかと思う。


事実というのは、必ずしも綺麗なものとは限らない。


それは、今までのすべての歴史が物語っている。



「得た教訓」


触らぬ神に祟りなし

2010年12月4日土曜日

魔法にかけられて


金曜ロードショーで「魔法にかけられて」やってたね。


俺は昨日より少し前に「魔法にかけられて」を観たんだけど


率直に言うと、ガッカリした。


それも、序盤のアニメシーンの時点で。



ディズニー作品の没落を印象付けるような映画だった。


メタ発言やネタに走る展開が多すぎて、チープ感が半端ない。


よくある、登場人物を殺して客の涙を誘うのと同様。


チープなコメディ作品という印象が強い。


昔のディズニー作品は、ネタに走らず


純粋な面白さだけで客を感動させていたはず。


ウォルト・ディズニーが生み出した伝統を


今のスタッフが皮肉り、泥を塗った最低の作品。



自分は今まで下記の作品を観てきたが


古くからのディズニーファンは


この作品に対してあまり良い印象を持っていないのでは?


今までディズニー映画が嫌いだった人間が好みそうな映画。


自虐的な作品でドン引きした。



白雪姫

ピノキオ

ファンタジア

ダンボ

バンビ

シンデレラ

ふしぎの国のアリス

ピーター・パン

眠れる森の美女

101匹わんちゃん

王様の剣

ジャングル・ブック

くまのプーさん

リトル・マーメイド

ビアンカの大冒険 ゴールデン・イーグルを救え!

美女と野獣

アラジン

アラジン ジャファーの逆襲

アラジン完結編 盗賊王の伝説

ライオン・キング

ライオン・キング2 シンバズ・プライド

ポカホンタス

ノートルダムの鐘

ヘラクレス

ムーラン

ターザン

ダイナソー

アトランティス 失われた帝国

リロ・アンド・スティッチ

ナイトメアー・ビフォア・クリスマス

南部の唄

メリー・ポピンズ

トイ・ストーリー

バグズ・ライフ

トイ・ストーリー2

モンスターズ・インク

ファインディング・ニモ 



今のディズニーはテーマパークのみだと痛感した。


昔のディズニー作品は良くて、今のディズニー作品はダメだという人に対して


俺はそんなことはないと思っていたが、この映画を観て俺もそう感じるようになった。


コレが、あの世界の頂点だったディズニー作品?


この程度じゃ、ドリームワークスやワーナーにすら劣るのではないかと思う。


もちろん、アニメ技術は今でも頂点だとは思うが。


そして、何よりもこの作品を評価する人が多いという現実。


まあ、ディズニーは顧客が最も重要と考えているから


伝統よりも評価されることを選ぶのかもしれないが、皮肉なものだ。



「それは、ディズニー史上最も“アリエナイ”魔法」


というのが、この映画のキャッチコピーだが、本当にその通りだと思う。


願わくば、こういう作品を作るのは今回で最初で最後にして欲しい。


個人的には黒歴史になるのではないかと思う。


しかし、どうやらめでたく続編が作られるようで。



内容についてだが


ロバートが、つまらない現実主義者でネガティブ思考な男で


個人的に嫌悪感を感じた。


ラストでも、ジゼルに助けられるという情けない男という印象。


そもそも、キャラクターの個性が薄い気がする。


ディズニー作品にいそうな姫と王子というだけで


この作品ならではの要素は、ほとんど見られなかった。


何よりも展開がチープに感じた。


過去のディズニー作品のアイディアを


セルフパロディという形で使いまわしているだけ。


特に、白雪姫と眠れる森の美女の要素が多く見られた。



ジゼルが現実の世界に毒されて、変化していくのが個人的には最悪だった。


この変化が現れ始めたとき、物凄く萎えた。


そもそも、何故ジゼルが現実の人間と結ばれるのか。


この映画のコンセプトが分からない。


「魔法にかけられて」というタイトルだが


現実で生きている人間が、ディズニーの世界の人間たちによって魔法をかけられ


離婚しそうになっていた夫婦がよりを戻したり


一緒に歌ったり踊ったりなどの展開は良かったが


ロバートがナンシーではなく、ジゼルと結ばれているのが謎。


現実の人間同士、ディズニーの世界の人間同士で


再び結ばれるという展開の方が良かったのでは。


と言うか、俺はそういう展開になると当然のように思っていた。



そしてエドワードの活躍の場がほとんどないということ。


本来ならば、ヴィランズと戦うのは王子であるエドワードのはず。


しかし、ラストは上記のような展開に。


ちなみにエドワードはナンシーとディズニーの世界に戻り、結婚した。



ディズニーの世界と現実の世界のコラボはコンセプトとしては面白いと思うし


観る前までは、とても面白そうだと思っていた。


久々の2Dアニメーションなのも嬉しかった。


しかし、この作品の場合、逆にそれが仇となっているという印象。



細かい部分だと、最後の屋根をすべるシーンでピタっと止まるのが不自然に感じた。


あの勢いでは飛び出していたはず。


雨で屋根も濡れていたし。


実写なのだから、そういう部分でのファンタジーはいらない。


あとは、ロバートが舞踏会のシーンで歌を囁くように歌うのが


個人的に気持ち悪いと感じた。



酷いことを言ってしまえば、ディズニー作品のブランドは地に落ちたのかなと。


もう映像作品を作るのはやめたらと、観ている際に本気で思った。



ただ、良い部分もあった。


ディズニーの世界の人間が、現実の人間に影響を与える展開は良かった。


また、こんな作品なため


エドワードの現実での粗暴な振る舞いがスカッとした。


そして、音楽の質だけは高い。


ミュージカルシーンは良かった。


やはり、ディズニーのこういった演出は


昔と変わらず世界トップクラスだなと思わされる。



この作品の展開に納得できる人なら


良い作品に見えるかもしれないが、個人的には駄作。


何もかもが中途半端でチープな印象。


ぶっちゃけ、アニメの画風もあまり好きではない。


今回の作品を観て


昔のディズニー作品のアニメーションは、実写よりも躍動感があるなと感じさせられた。


よく動き、表情が豊かだった。


本当に、昔のディズニー作品は素晴らしかったと思う。


恐らく、いくら日本のアニメでも、こうはいかないだろう。


ジブリ作品も何作も観ているが、ディズニー作品ほど良いとは感じたことがない。


「平成狸合戦ぽんぽこ」は、間延びしたような作品ではあるが個人的には好き。

2010年12月3日金曜日

理念


「ディズニー 7つの法則」を読み終えた。


今まで読んだ本の中で、最も学ばされる部分が多い本だった。


やはり、ディズニーは世界トップクラスの企業だと感じた。



1.顧客が比べるすべての企業が競争相手


2.細部にこだわる


3.すべての人が、語りかけ、歩み寄る


4.すべての物が、語りかけ、歩み寄る


5.耳が多いほど、顧客の声はよく聞こえる


6.報い、認め、讃える


7.誰もがキーパーソン



これらの言葉の意味は、実際に「ディズニー 7つの法則」を読んで確かめて欲しい。


社会人としても、人間としても最高の教科書になる本だった。



この本で書かれている教訓は


もちろん自分が目指しているゲーム業界でも当てはまること。


現在のゲーム会社全てとディズニーを比較した時


ディズニーと同等、またはそれ以上の会社が果たして存在するのかどうか。


自分が知る限りでは、存在しないと思う。


強いて言うならば、任天堂がとても近いということぐらいだろうか。



顧客に対するサービス、社員に対してのサービス。


双方を大切にしている企業はどのくらい存在するのか。


それは金銭的な部分だけではなく、精神的な部分も含む。


世界の一流企業は、売り上げの5%~6%は社員研修に使っているという。


従業員の能力を伸ばす企業は、利益も大きく伸ばす。


ヒトという資産にどれだけ投資をしているか。



今まで、多くのゲームをプレイしてきたが


正直な話、ディズニーに匹敵するほどすばらしい作品は存在しなかった。


自分の中で暫定1位に輝き続けている「エターナルアルカディア」ですら。



ディズニーは、人を楽しませる術を熟知している。


ディズニーのアニメーション映画は


実写映画よりも、キャラクターの表情が豊かで、動きにも躍動感がある。


映像の美しさや、物語性、音楽、全ての面において頂点に君臨している。


セリフのないシーン、音楽の流れていないシーンでも、人を感動させることができる。


日本のアニメはすごいと言われているが、果たして本当にそうだろうか。


ディズニー映画よりも優れた、日本のアニメ映画は果たしていくつ存在するか。


性別、国籍、年齢などを超えて、多くの人を楽しませることができる作品が


果たしてどれくらい存在するのか。


日本のマンガの神様と呼ばれる手塚治虫や


ハリウッド映画界の大物、スティーブン・スピルバーグでさえ


尊敬し影響されたディズニー映画は伊達ではない。



ディズニーのテーマパーク。


何と言っても、“世界観の作り込み”の徹底振りは並ぶモノがないほど。


町並みや風景だけではなく、キャストの対応、ショーやパレードなど、全てにおいてである。


70%というゲストのリピーター率の秘密が、この本には書かれてあった。



学べることが多すぎて、全てを書くことは不可能。


大げさではなく、全ての文章が自分にとって勉強になった。


自分はディズニーで働くことはないだろうし、働きたいという願望もないが


いつかディズニーの人間と仕事ができることを願う。



自分はディズニーの人間ではないが


ディズニーの理念から学び、実践したいと思う。


それは簡単なことではないだろうが、少しずつでも自分のモノにしていきたい。



コレらの伝統を作り上げた、ディズニーの創始者である


ウォルト・ディズニーは、本当に偉大な人物だと感じる。


コレからも、ディズニーには学ばせてもらうことは多いだろう。


ディズニーが存在しているだけで、“夢”や“希望”といった


非常に曖昧なモノを信じていくことができる気がする。



自分もディズニーのように、人に幸福感を与えられるようなモノを作りたいと思う。


金銭などではない、非常に曖昧だが、確かな充実感、満足感を得たい。



おまけ


ディズニーの素晴らしさを感じることができる動画の一部を紹介。





コレが現在のmixiユーザーの実態

海老蔵御贔屓筋

http://mixi.jp/view_community.pl?id=23114



事件が起こり、案の定コミュで荒らし行為。


こういう人達が、他人や他国を笑う資格が果たしてあるのかどうか。


このコミュでの書き込み以外でも


ニュースに関連した日記の多くが同じような感じだった。


とは言っても一部だろうが・・・。そう思いたい。



他国民のモラルを笑えない日本人がたくさん。