2010年4月22日木曜日

ゲームに3Dは必要か。


ゲームに3Dは必要かどうか。


ある人が、ゲームは3Dである必要性がないという発言していた。


結構前にも同じことを言っていたんだけど


今回、それについて少しだけ真面目に考えてみる。


ちなみにこの発言をした人は、以前にも俺の日記で登場した人で


「ツクール」を否定した人と同一人物。



まず、俺なりの2Dと3Dの定義としては


2Dの場合、横&縦で構成された空間のこと。


3Dの場合、2Dの構成に加え、奥行きで構成された空間のこと。



早速だけど、3D空間が活かされている作品を


俺の知っている中から挙げてみる。



「Portal」Valve


「Mirror's Edge」Electronic Arts


「スーパーマリオサンシャイン」任天堂


「スーパーマリオギャラクシー」任天堂


「エターナルアルカディア」SEGA


「立体かくし絵 アッタコレダ」任天堂


「トゥームレイダー」(シリーズ) Eidos



ぶっちゃけ、FPSは3Dありきのジャンルだから


FPS系のゲームは、ほぼ全て当てはまると俺は思う。



3Dは、表現を豊かにするために用いているだけで


システム的に、3Dでないとダメなゲームは存在しない


と、ある人が言っていた。


こうして、挙げた作品を見てみると


3Dが活かされているシステムのゲームは、確かに多くはないみたいで。



3Dのゲームを、もし2Dで作ったら?


という考えを持って、今回選んでみたんだけど


大抵のゲームは、2Dでもさほど支障はない感じではあった。


2Dで作ろうとした時、無理やりになら作れるけど


著しくゲーム性が低下してしまうようなゲームが、上記で挙げたゲーム。



挙げた作品の共通点としては


全て、3D空間が十分に活かされているということ。



「Portal」は、3D空間を最大限に活かしたパズルゲーム。



「Mirror's Edge」は、縦横無尽に駆け回るパルクールをヒントに作られたゲーム。



「スーパーマリオサンシャイン」は、個人的にFPSとほぼ同じ感じ。


水を放射するだけなら2Dでもできそうだけど


結構ピンポイントに狙わないといけないゲームだったりする。


また、ポンプなしのアスレチックコースも、3D空間が活かされた構造だった印象。



「スーパーマリオギャラクシー」は、マリオシリーズの中で


最も3D空間が活かされているゲームだと思う。


重力の概念を始めとした、仕掛けなどは2Dじゃ表現不可能だろうし


無理やり作ろうとすると、コンセプトから外れてしまう。



「エターナルアルカディア」は、おそらく全てのRPGの中で


最も3D空間が活かされている作品だと俺は思う。


何より、空が舞台というのがかなり大きい。


空飛ぶ船で、上下左右前後を自由に飛び回ることができるシステムは


この作品の、世界観の魅力を最大限に膨らませることに成功していると思う。



「立体かくし絵 アッタコレダ」は、ぶっちゃけプレイしたことがなくて


最近知ったゲームなんだけど


技術的に、かなり高度なことをしているゲームかと。


タイトルにもあるように、3Dというのが最大のコンセプトになっているだけあって


2Dで、この作品を表現するのは、ほぼ不可能かと。



「トゥームレイダー」シリーズは、プレイしたことのある人なら分かると思うけど


かなり3D空間が活かされているゲーム。


アクション要素的にも、謎解き要素的にも。


謎解き的な意味では、マップのクオリティは、かなり高い。



今回の日記でも取り上げた、ある人の意見には、基本的には賛同できないけど


3Dのゲームならば、もっと3D空間を活かしてほしいとは思う。


もったいないよね。


ちょっと工夫するだけで、上記の作品のような面白いゲームを作ることができるのに。



ずっと前から思っていることなんだけど、もっとマップを作り込むべき。


細かい部分まで凝るのはもちろんだけど、構造的にもっと面白くできるはず。


3DのRPGや、アクションゲームを今までいろいろプレイしてきたけど


マップの構造が面白いゲームは、残念だけど多くはなかった。


大抵のマップは、地面を歩ける、建物に入れる。


この程度で終わってる。


俺は、もっとアスレチック的に楽しみたいんだよね。


屋根によじ登ったり、飛び移ったり。


立体交差的なマップも少ないし。


「GTA IV」や「ASSASSIN's CREED」は、結構作り込まれてる感があったかな。


「ゼルダ」シリーズや、「ジェットセットラジオ」シリーズもなかなか。


それでも、今回これらの作品を上記に挙げなかったのは


そのゲームに、絶対必要な要素ではないと思ったから。


「GTA IV」はマップの作り込みがウリではあるけど


ゲーム内容は、基本的に2Dで表現可能な、銃撃やカーレース。


「ASSASSIN's CREED」は逃走経路や進入経路の選択肢として存在するだけ。


「ゼルダ」や「ジェットセットラジオ」シリーズも、2Dで表現可能だと判断した。



ぶっちゃけ言って、ゲームは感覚的に面白いと感じるゲームの方が


良作になりやすいと思ってる。


操作しているだけで楽しいとか。


そういうゲームは、クリアした後でも、何度でも楽しめる。


ジェットコースターに何度も乗りたくなるように。



俺も、アスレチック的なゲーム作りてー。






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