2010年10月5日火曜日

『DEAD RISING 2』 クリア&感想 ※ネタバレ注意


※この日記では、ラスボスが誰である

 登場人物の誰が死ぬなどのネタバレが含まれています。

 未プレイ、未クリアの方はご注意ください。



[ランク]


S:最高

A:良い

B:普通

C:良くない

D:最悪


1.操作性 [C]

2.世界観 [A]

3.システム [B]

4.ゲームバランス [C]

5.マップ [A]

6.自由度 [A]

7.ユーザビリティー [C]

8.サウンド [B]

9.グラフィック [B]

10.演出 [B]

11.音楽 [A]

12.ストーリー [C]



Xbox360版、日本語版「DEAD RISING 2」をクリアした。


メインストーリーは「OVERTIME」までクリアして


エンディングSを迎えることが出来た(実績「無実の証明」と「ジャスティス」解除済み)。


レベルもMAXの50まで上げた(実績「免許皆伝」解除済み)。


サイドケースもほぼすべてクリアした(実績「聖人君子」解除済み)。


サイコパスは10人以上は倒した(実績「エクセキューショナー」解除済み)。


その他含め、現時点で12個の実績を解除済み。



色々と思うところがあった作品だけど、まずは良い所から。


何と言っても、前作と比べて生存者のAIが賢くなっていたというのが大きい。


前作では、生存者の様子を伺いながら進まないといけなかった。


だけど、今作では全くそういった心配はなかった。


全く生存者を気にせずに、全速力で進んでいっても


大抵1秒後ぐらいには自分のところまで追いついてくる。


武器を持たせればしっかり戦ってくれるし、呼んでもなかなか来ないということもなかった。


前作で感じた生存者のAIに関してのストレスは、ほぼ0になったと言っていい。


コレは、個人的にかなり高く評価したい。



あとはゾンビに襲われたとき、スティックを素早く動かせば


ダメージを回避できるようになったこと。


前作では、かならずライフが1つ減っていた。


コレも地味に評価したい。



そして、登場人物の女性キャラに美人が多い。


まあコレは確かに良くて、個人的にかなりテンション上がったんだけど


メインストーリー進めていくうちに、だんだんテンションが下がってきて・・・。



あとは、テキストをスキップできるようになった。


キャラとの会話や、無線連絡などのテキストのことを指す。


それに、生存者発見の無線連絡は無視しても何の問題もなくなった。


前作では無視していると、ずっと無線の呼び出し音的なサウンドが鳴り続けていた。


コレらも個人的には高く評価したい。


と言うか、テキストのスキップなんて


ぶっちゃけ当たり前のことのような気もするんだけどw



あと、ジャンプ時のモッサリ感が若干マシになっていたこと。


前作は、ジャンプのモッサリ感が個人的にキツかったんだよね。



施設内のATMを破壊すると、現金が出てくるというのが


「Postal 2」を彷彿とさせて、個人的には面白かったw



あとはマップデザインが良かったかな。


前作では、ある意味物珍しさだけのような気がしたんだけど


今作のマップデザインは、なかなか面白かった。


個人的に好きな要素である“水”が、マップ内に多かったのが良かった。


プール内にあるバーとか、個人的にかなり好き。


ウォータースライダーなんかもあって面白かったw



あとは、ポーカー。


ストーリーが進むと、生存者とポーカーが出来るんだけど


なんと脱衣ポーカーだったというw


でも、そんなにアレじゃなかったw



グロかったのもなかなか良かったかな。


やっぱ刃物系が最高すぎた。


ズバズバ切り裂く感じがたまらん。



コンボ武器の「レーザーソード」の存在に笑ったw


音も見た目も、モロに「SW」のアレなのが面白かった。


材料見る限り、製作スタッフはライトセーバーの構造を知っているんだな。



さて、ココからは今作の良くないと思った部分を書いていこうと思う。


覚悟はよろしいですか?



まずは、サイドケースについて。


ぶっちゃけ妙に作業的な感じがした。


MMOのクエストやミッションみたいな感じ。


特に演出が凝っているわけでもないから、テキスト会話が続いた後


生存者によっては、誰かを連れてくるとか、何かのアイテムを持ってくるとか


そういう“お使い”的なモノが始まり、終わったらセーフハウスへ連れて行くのみ。


良くない部分と言うよりかは、ちょっと物足りない感じ。


だからと言って難易度を上げてくれと言っているわけじゃないけども。



あと、マップの“水”について。


マップ内の“水”の割合が多めだったのは良いんだけど


サウンドがもうちょっと大きかったらなと。


いわゆる、バシャバシャといった水しぶきの音。


コレが聞こえるだけで、結構気持ちよかったりするモノなんだけど。


前作ではちゃんと聞こえていたんだけどね。



グラフィックの質が全体的にイマイチ。


汚いと感じる時さえある。


もちろん、前作と比べてだけど。


フツーは、続編の場合グラフィックは向上するものなんだけどね・・・。



あとは、モーションについて。


前作よりも全体的にモッサリしている感じ。


ジャンプに限っては若干マシになっているんだけど。


やっぱり攻撃後の硬直がね。


ほんの少しの時間なんだけど、やっぱり気になると言うかストレスになる。


あとは、攻撃を受けて転倒した後の硬直時間。


起き上がるのが遅いんだよね。大体3秒~5秒くらいかな。


横井軍平さんも言っていたけど


「0コンマ何秒の遅れが、ゲームを決定的につまらなくしてしまうこともある」んだな。


アクションゲームって、動かしてなんぼだから


そういう問題を抱えていると、プレイ中常にそれを感じていなくちゃならないんだよね。


だから、操作性っていうのはゲームの中で


一番大切な要素なんだと俺は思っているんだけど。


ゲームをプレイヤーに楽しんでほしいなら、操作性は完璧にしないといけない。


ゲーム中、プレイヤーが操作性関連でストレスを感じることがないように。



あとはジャンプモーションに若干違和感を感じた。


なんか、固まったままジャンプしているような感じで。


ボスの移動のモーションも、まるで早送りをしているような動きで違和感を感じた。



そして、何と言ってもボスの性能。


コレは本当に酷かった。


主人公が弱いのか、ボスが強すぎるのか。


とにかく疑問に思ったのは、ゾンビよりもタフな人間って何なの。


ゾンビは、刃物で攻撃すれば大抵一発で切り裂いて倒せるんだけど、ボスは全然倒せない。


例えば「ナイフグローブ」というコンボ武器。


コレはかなり攻撃力の高い武器でよく使っていたんだけど


ボスには何十回と攻撃しないと倒せない。


そして銃なんかも、このシリーズではほとんど使い物にならない。


だから、イベントで銃を向けられるシーンとかあるんだけど


脅しになってないというか、妙に滑稽に見える。


銃はゾンビには効くんだけど、ボスには何発当ててもなかなかライフを削れない。


スナイパーライフルで撃っても同じ。


ヘッドショットなんかは当然ない。ゾンビにはある。


でも、イベントシーンではフツーにハンドガンでヘッドショット食らわせてるんだよね。


ゾンビより人間の方が恐ろしいわ。ものすごい生物兵器って感じで。


本当に人間なのかと疑いたくなる。


ダメージだけじゃなく、怯むモーションもほとんどないという。


さらには、無敵時間で攻撃が当たりさえしないことがある。


逆に主人公の場合は、敵の頭突き程度で怯むどころか転倒するというヘタレっぷり。


キャラ性能の差が酷くないかな。


もう、マジメに戦うのがバカらしくなってくるんだよね。


不公平と言うか、理不尽と言うか、ご都合主義と言うか。


まあ、主人公はヒーローでもなんでもなく


フツーの人間だから分からなくもないけど、さすがにね・・・。


ゲーム的にダメな気がする。


ボスとして出てくる双子の美人女性キャラですら、タフな上に怯まないのに。


まあ、前作でもそうだったんだけど。


現実を描いているように見えて、実はファンタジーでしたと。



後はロード時間。


マップ中央の広場のロード時間は、HDDにインストール済みの状態で


きっちり30秒かかる。


他のマップは20秒~25秒。


セーブデータのロード時間は15秒。


インストールせずにプレイしたら、一体何秒かかるのか。


考えただけで恐ろしい。



処理落ちも結構あってキツかったかな。


ゾンビの数が多いからなんだろうけど


多分30FPSぐらいしか出てないんじゃないかね。


低いときは20くらいか。


ゾンビの多さが売りなんだろうけど


かえって邪魔と言うか鬱陶しく感じることがあったり。


本当に多すぎるくらい多いからね。そりゃ処理落ちもするわ。


PC版は、PCの性能次第だから処理落ちはなくなるだろうけど。



あと、回復アイテムの酒類を3杯連続で飲むと吐いてしまうのも厄介。


その後も行動中に吐いたりするから、かなり大きな隙が出来てしまう。


コレを知ってから、一切酒類の回復アイテムを使用しなかった。


正直、蛇足的なシステム。ちなみに前作にはなかった。



セーフハウスの番人とのバトルについて。


ボスの強さは上で書いた通りだからもういいとして、マップが酷い。


いわゆる、落とし穴的なモノが存在していて


そこに落ちると、大量のゾンビの中を掻き分けて


再び、ボスがいるマップへ行かなくちゃ行けない。


しかも、落とし穴の数は一つじゃない上に、規模も大きい。


コレされるとフツーに萎える。


しかも、「OVERTIME」モードを除けばラスボス戦的位置付けのバトルで


結構シリアスな場面なのに。



あと、コンボ武器。


あるアイテムと、あるアイテムを組み合わせて


一つの強力な武器を作るというモノなんだけど


材料集めがメンドいから、結構効率悪くて微妙。


しかも、使い続けていると結構早くに壊れたりするから燃費も悪かったり。



個人的にショックだったのは、日系の美人リポーター(上の画像の3枚目)の最後。


セーフハウスの番人に、イベントシーンであっさりヘッドショットを食らって即死。


あんだけ、協力し合ったり助けに行ったりとしていたのに


あっけなさ過ぎると言うか、悲しすぎると言うか。


一気に萎えた。


個人的に好きなキャラだったんだけどね。


あと、双子の美人キャラ(上の画像の2枚目)も。


ボスとして戦うことになるんだけど、二人とも死んじまうんだよね。


まあ、プレイヤーが殺すことになるんだけど。


個人的に、「Lindsay Lohan」に似ていた気がする。



あと全体的に、イベントの演出が雑な感じがした。


バッドエンディングの演出とか


文章で状況を説明してそのままスタッフロールだったからね・・・。


なんか、腑に落ちないと言うか、スッキリしない。



あとは、オートセーブがないのが個人的にメンドかった。


ボスも上で書いたような強さだし。



あとは細かい不満点ぐらいかな。


銃声がショボいとか、バイクを運転しているときのカメラ視点が揺れまくりで酔い易いとか


目的地の場所を示すガイドアローが、頻繁に指す方向が変わって分かりづらかったり


ミニマップがないから、いちいちマップを開いて現在位置を確認しなくちゃいけないとか


マップ開いて確認した後マップを閉じると、主人公の動きが一瞬硬直するのがウザいとか。



この作品で良い、面白いと思ったのは


マップデザインと、ゾンビを殺したときぐらいかなと。


他はぶっちゃけ微妙だった。



個人的には、ゾンビであふれかえる前の状態のマップを


探索できたら面白いだろうなと思ったり。


フツーの人間でにぎわっているマップね。


ビフォア、アフターみたいな。



見返してみると、テキトーな文章になっちゃってる気がする。


なんかこの作品クリアした後で疲れちゃってw


色々ショッキングなゲームだったから。


う~ん、思い返してみると、見た目的には面白いゲームなんだけどね。


残念なゲームだった。

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