2015年5月20日水曜日

ゲーム機?

最強の携帯ゲーム機ランキング

https://ranking.goo.ne.jp/column/1210/



スマホがゲーム機だとは思えないが


仮にゲーム機として見ても、最低の携帯ゲーム機だと思う。


理由は、操作性。



一般的なゲーム機に付いている


十字キーやAボタンといった物理的な入力装置が搭載されていないため


お世辞にも操作性が良いとは言えない。


操作性という意味では


物理的な入力装置が搭載されている従来型のケータイの方が、まだマシだと思う。



ゲームにおいて、操作性というのは一番大切な要素。


グラフィックよりも、ストーリーよりも、キャラクターよりも、音楽よりも。


なぜなら、ゲームはジャンルが多岐に渡っているため


何が重要かという点は、ジャンルによって異なる場合が多いが


ゲームと呼べるものの唯一の共通点が、プレイヤーが操作をするという点だからだ。


これが無ければ、ただの映像作品になってしまう。



また、ゲームというのは、プレイヤーの操作(アクション)と


それに対する反応(レスポンス)を楽しむエンターテインメント。


物理的な入力装置があったほうが、“その気に”なれる。


想像してみてほしい。


ゲームセンターに、ガンシューティングゲームがあるとする。


一般的には、銃型のコントローラーを画面に向け、引き金を引くことによって操作を楽しむが


もし仮に、手に何も持たず、人差し指を画面に向けて操作するゲームだったら。


もしくは、銃型のコントローラーは使うものの


引き金を引かず、画面に向けるだけのゲームだったら。


あなたは、そのゲームを楽しむことができるだろうか。


遊べなくはないが、どこか物足りないと感じるはず。


銃型の何かを持ち、引き金を引いた方が、より“それっぽい”からだ。


その“それっぽさ”が何よりも重要なのだ。


物理的な感覚を味わえない入力装置を使うということは


既に潰し終わった梱包材のプチプチで、プチプチ感を楽しもうとするようなものだ。



ゲームとは体験だ。


ごっこ遊びというものが、昔から存在するが


それを入力装置を通して、画面上で行うのがゲームだ。


そのため、“デジタルなリアルごっこ遊び”こそがゲームなのだ。


これは個人的な考えだが


「キネクト」があまり上手くいかなかった理由はそこにあると思っている。


そのため、元々コントローラーを必要としない


ダンスゲームなどの体感ゲームに積極的に使われるようになった。



なので、スマホで出せるゲームのジャンルも限られてくる。


操作感覚を楽しむような、アクションゲームなどよりも


シミュレーションゲームやパズルゲーム、RPGなどが必然的に多くなる。


また、画面が小さいため、高解像度なゲームは難しい。


つまり、ゲーム機としての自由度は低い。


しかし、スマホが持つ唯一にして最大の長所がある。


それは、機器としての汎用性が高いということ。


それが、シェア拡大に繋がった理由であり、常に持ち歩く理由でもある。


それゆえに、スマホでゲームをプレイする機会も必然的に多くなる。



スマホを例えるなら


どこにでもあり、大抵の物は揃えてあるコンビニエンスストアのようなもの。


百貨店がコンビニに対抗するには、どうすればいいかを考えればいい。


スマホと専用ゲーム機の構図に似ている気がする。



ちなみに、自分が考える最高のゲーム機は、携帯ゲーム機の場合


やはり、「3DS」になる。


ゲームには、タッチ&スライド操作の方が快適に行えるモノもある。


従来では実現できなかった、「脳トレ」のようなゲームは


ゲームとしても面白く、画期的だったと思う。


従来型の物理的な入力装置と、タッチパネルを搭載した「DS」の後継機


「3DS」は現状において、最高の携帯ゲーム機だと思っている。


スマホに押されながらも


ミリオンを超えるヒット作を生み出せているのも、何よりの証拠だろう。


また、過去の名作が遊べる「ヴァーチャルコンソール」も、一定の需要を満たしている印象。



自分は、本当に楽しいゲームを知っている。


家庭用ゲーム機や国産のゲームのみならず、海外のゲームや「PC」でもプレイしてきた。


さらに、今では個人でも容易にゲームが作れる時代だ。


そんな中で、あえてスマホを選ぶ理由は、今の自分にはない。

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