前回の日記から少し経って、ようやく「Kinect」のシステムを把握しつつある。
今自分がプレイしている「Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ」というゲームは
タイトルにもある通り、「Kinect」を使用してプレイするゲームで
通常のコントローラーは使用できない。
「Kinect」自体の欠点は、前回の日記にも書いた。
『Kinectは失敗作』
https://sauzand.blogspot.com/2011/12/kinect.html
システムを把握し始めた今でも、欠点は変わらないと思っている。
その他にある問題点を発見した。
それは“操作性”だ。
身体全体を使ったダンスや、アクションなどのゲームであれば効果的だが
それ以外のゲームでは逆に欠点になってしまっている。
「Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ」では
パーク内をプレイヤーが歩き回ることになるのだが
その操作方法は、行きたい方向に指をさすor腕を突き出すというもの。
そして、メニューなどで項目を選択する場合は
PCでのマウスの要領で、手を動かし
選択したい項目に手のひら型のポインタを重ねて約1秒間静止する。
また、メニューのいわゆる2ページ目を見る場合は
ページをめくる要領で、右手を右から左へ動かす。
戻る場合、左手を左から右へ。
キャラクターに話しかける場合、約2秒間手を振る。
その場を離れる場合も、同様に手を振る。
↓の動画で、実際のプレイの様子を観ることができるので
興味のある方はどうぞ。
その他にもパーク内での操作が色々とある。
これらは直感的で分かりやすいように思える。
実際、これらの動きは現実的で面白い。
しかし、煩わしくもある。
移動の際、右や左へ方向を変えるには右や左へ腕を曲げる必要がある。
Uターンをしたい際などは、一回転するのを待たなくてはならない。
直感的ではあるものの、素早い操作が不可能で煩わしい。
そして、何よりも疲れるため気軽にはプレイできないゲームと言える。
何故なら、移動中は常に腕を挙げていなければならないからだ。
「Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ」の遊び方は人それぞれあるだろうが
自分は完全再現されたパークの景観をじっくり眺めながら
ゆっくり歩き回りたいと思っている。
しかし、「Kinect」の操作ではそれは難しい。
そもそも画面から離れてプレイをしなくてはならないため
じっくり景観を眺めるといったことは難しく
近づくと「Kinect」が機能しなくなる。
これは、個人的に致命的だと感じる。
理想としては、「Kinect」と通常のコントローラーの両方を使用したかった。
つまり、「Kinect」とコントローラーのどちらでも操作できるようにということだ。
しかし、「Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ」自体は
非常に面白いゲームだと言える。
自分は、「ニコニコ動画」や「YouTube」でパーク内の様子や
アトラクションの様子を映した動画をよく観るほどディズニーが好きな人間だが
パークの再現度は非常に高く、アトラクションごとに用意されたミニゲームも
「Kinect」の機能が活かされており面白い。
結論としては、「Kinect: ディズニーランド・アドベンチャーズ」のような
マップを歩き回るアクションゲームやRPG、アドベンチャーゲームには向かず
アーケードゲームのような、体感的なゲームでのみ
真価を発揮する周辺機器であると感じる。
やはりそう考えると、「Wiiリモコン」は「Kinect」ほど特化してはいないものの
オールマイティーで扱いやすい優秀な周辺機器であると言える。