2011年4月7日木曜日

日本のゲームに思うこと

ふと思ったこと。


日本のゲームは、ゲーム中のシステムを前面に出しすぎ。


そして、妙に複雑化しすぎている気がする。


テキストに頼りすぎている。


テンポが考えられていないゲームが多い。


フェイシャルアニメーションが未熟。


とりあえず、こんなものかな。



まず、システムを前面に出しすぎている件に関して。


もしかしたら気のせいかもしれないが


日本のゲームだけ、やたらシステムに名前をつけて紹介したがる傾向が強い気がする。


いわゆる、~システムとか。


正直、システムにそんな大層な名前は一々付けなくて良いと思ってしまう。


別にシステムに名前を付けなくても、どんなことができるという説明をすれば良いだけの話。


そんな大層な名前の付いたシステムに興味を抱くのは、ゲームファンだけ。


ぶっちゃけ言えば、Havokなどの物理演算の方がよっぽど魅力的なシステムだと思う。


例えば「Grand Theft Auto」シリーズなどは自由度が高いゲームとして有名だが


日本のゲームのように、~システムといった説明はあまり聞いたことがない。



複雑化の件に関して。


一々、説明を熟読して実践して失敗して、ようやく慣れて・・・


というような無駄に複雑なシステム


つまり、回りくどい、面倒くさいシステムが多い気がするということ。


斬新なシステムを作り上げるのはとても良いことだが


敷居が高くては誰にも受け入れられない。


そもそも、その斬新なシステムは本当に楽しさを感じることができるシステムなのか。


操作性に関してもそうだが


海外のゲームは“直感的”というのが大きな特徴のように思える。


複雑で難解なものよりも、直感的で簡単に覚えられて楽しめるものが多い気がするし


世界でも、そういったものが好まれている気がする。


その点に関しては、任天堂が良い例。


他には、ゲームではないが「iPad」や「iPhone」


PCのGUIや「ニンテンドーDS」のタッチパネルなど


直感的に操作できるものが人気を集めている。


これだけゲームが普及してきた今、直感的に楽しめるゲーム


簡単に楽しめるゲームが求められているということを考えなければならないのでは。


それは、決して子供向けにすればいいということではないということも。


個人的に、日本人は「簡単=子供向け」という考え方をする人間が多い気がする。



テキストに頼りすぎという点に関して。


これは、テンポが考えられていないゲームが多いという点とも関係してくることだが


日本のゲームは、やたら文章で説明したり、演出をしたりというゲームが多い気がする。


自分は海外のゲームに詳しいというわけではないが


同じようにテキストの多いゲームは、海外ではアドベンチャーゲームや


シミュレーションゲームぐらいしかない気がする。


日本のゲームの特徴は、とにかくテキストが多いという印象。


テキストウィンドウが出てきて、長々と説明やキャラ同士の会話が続く。


そして一番問題なのは、その間プレイヤーは


ひたすらその文章を読み続け、先に進むにはボタンを押し続けなければならないということ。


一見当たり前のように感じるかもしれないけど


完全にテンポを崩す一因になってしまっている。


少し動かしたらテキスト、終わったら少し動かす。


その後、またテキスト。


といったゲームが非常に多い。


いわゆる“ムービーゲー”と揶揄されているゲームも同様。


また、テキストではないが、RPGのエンカウントなどもほぼ同じで


マップの探索をしている最中に、突然強制的に中断させられ、戦闘をする羽目になる。


この一連の流れにストレスを感じているプレイヤーも少なからずいると思う。


ではどうするかと言えば、リアルタイムにすればいい。


演出の仕方が非常に上手く、個人的に衝撃を受けたゲームがある。


それは「Half-Life」シリーズ。



↑の動画は「Half-Life 2」のワンシーンだが


イベントがリアルタイムで進行している。


日本のゲームの場合、十中八九テキストを読み進めていくタイプか


ムービーになってしまうだろう。


「Half-Life」シリーズは、こうした演出以外のゲーム部分においても


とても優れた作品で、海外では非常に人気のあるシリーズ。



イベントシーン以外でも、ゲームが始まった冒頭部分


いわゆるチュートリアルを文章で長々と説明しているゲームが日本には多い。


説明書を読まずにプレイするプレイヤーがいるのにもかかわらず


ゲーム中に、強制的に説明を読ませるという仕様。


早くプレイさせてくれと思うプレイヤーも、先ほどと同様に少なからずいるはず。


ゲームの直接的な評価には繋がらなくても、プラスαの部分には確実に影響を与える。


ユーザビリティーを考えないゲームに名作はない。


多分。



フェイシャルアニメーションが未熟という件に関して。


これは正直、あまり重要ではないが良いに越したことはない。


3DCGのキャラクターが、会話をするシーンなどで表情なども動く。


それをフェイシャルアニメーションというのだが


日本のゲームの場合、妙に違和感を感じる。


海外のゲームの場合は、不思議と違和感をあまり感じない。


良い例はたくさんあるが、最近の作品では「Grand Theft Auto IV」など。


また、先ほど紹介した「Half-Life 2」も非常に優れている。



↑の動画は「Half-Life 2」で使用されたソースエンジンと


物理エンジンのHavokを利用して作られた公式MOD「Garry's Mod」の動画。


表情を細かくコントロールできるのが分かる。


上でも書いたが、この件に関してはそれほど重要ではない。


結論としては、もう少し日本のゲームも頑張ってほしいというだけです・・・w



日本のゲームに好き勝手ダメ出ししてきたが


日本のゲームが持つ、リアルではないけどアニメ的でもない


そんなデザインがすごく好きだったりする。


例としては「ゼルダ」シリーズなど。


最近の海外のゲームは優秀だが


個人的に、リアル過ぎるが故に苦手なゲームも多い。


「ASSASSIN's CREED」や「Oblivion」シリーズなどがそう。


独特な古臭さがあまり好きにはなれない。


だから日本のゲームに頑張ってほしい。


俺も頑張るw

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