「大人向けのアニメ映画トップ10」、『AKIRA』『もののけ姫』などがトップ選と出
https://www.crank-in.net/news/34895/1
「クレしんのオトナ帝国」は、大人向けだと思うけど
子供でも大人でも楽しめるから、大人向けとは言い難いのかも。
あの作品は、テーマ選択とメッセージ性が秀逸だった。
人類の進歩と調和。
岡本太郎は、そのコンセプトを真っ向から否定する「太陽の塔」と「生命の樹」を作った。
「人類は進歩などしていない」と。
スピルバーグの「ジュラシックパーク」でのワンシーン。
マルコム博士のセリフ。
「遺伝子は地球上で最も驚異的な存在。
その遺伝子をおもちゃの様に振り回している」
「科学力というものは、その気になれば誰でも使える。
他人が書いた物を読んで次へ進んだだけ。
自力で得た知識ではないから、責任感もゼロ。」
「天才たちの肩に乗っかって
何を作っているのかも知らずに、ただ完成を急いだ。
ただ特許を取り、きれいに包装し、プラスチックの弁当箱に
ペタンと貼りつけ、それを売りつけるだけだ」
「できるかどうかに心を奪われ、すべきかどうかを考えなかった」
「発見のどこが偉い?
探求の対象をいたずらに傷つけるだけの、自然界へのレイプだ」
デジタル化が進む現代において、アナログ思考の重要性が問われている。
どんなにデジタル化が進もうと、人間は人間である限り永遠にアナログだ。
まるで、自分をデジタル世界の住人と勘違いしている人間もいそうだが
どんなに画期的な発明をしようと、デジタル機器に囲まれていようと
どんなに気取っていようと、どんなに粋がっていようと
霊長類に属する動物に過ぎない。
人間は万能ではない。むしろ、無能だ。
少なくとも、自然の前では。
設備や環境、資料や道具が無ければ、人間は何も生み出せない。
発明や科学の進歩は素晴らしいことだが、勘違いはしてはいけない。
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