2013年7月11日木曜日

悪いけど

10年ぶり『ショムニ』復活 初回18.3%獲得

https://www.oricon.co.jp/news/2026502/



個人的に、酷かった。


最初から最後まで、しっかり観させてもらいました。



音楽どうなるんだろうと思っていたけど、前シリーズと同じだったね。


馴染みのあるBGMが流れた時は、テンション上がった。


正直言って、良かったのはそれぐらい。



江角さんを含むオリジナルメンバーも出ていたけど


一番感じたのは、新キャストとの格の違い。


やっぱり年季の入り方が違うからか、安定感のあるどっしりとした演技をしていた印象。


江角さんと片瀬さんの掛け合いも、完全に片瀬さんが負けていた。


両者の、年齢の差があるのかもしれないけど、戸田菜穂さんとの掛け合いと比べるとね。


新ショムニメンバーも、なんだかイマイチだった。


前シリーズでは、妙な仲間意識というか一体感があったけど


今回は個性的なメンツが集まって、それぞれ勝手にやっているという印象。


前シリーズでは、京野さんの送別会を一緒にやったり、全員で家に押しかけたりと


迷惑だけど、嬉しいくらい積極的に絡んできてくれていた。


エンディングで、新キャストではなく


オリジナルメンバーが本田さんを飲みに連れて行った時点で、どうなのと感じた。



あと、気になったのは、恐らく前シリーズでの石黒さんポジションの三浦翔平さん。


悪いけど、エリート臭がしない。


個人的に、このキャスティングはミスっている気がした。



オリジナルメンバーが出演していても、あまり面白いと感じなかったから


脚本や演出の質が落ちているんだと思う。


結構強引な脚本、演出だった。


かなり1話に詰め込みまくった印象で、展開が早すぎて感情移入が難しいような。


前シリーズでは、京野さんの日常がしっかり描かれていたけど


今作では描かれていなかったのも関係している気がする。


現代ファンタジーではなく、リアルな現代として描くべき作品だから


日常感を出さないのは、方向性として間違っている気がする。


それに、棒高跳びって誰が共感できるのかが疑問。


何よりも、名言らしい名言がなかった。


前シリーズ1話の名言は


「地球は誰のために回っていると思う。自分のためだよ。


 (中略)


 あんた、あいつといてさ。一度でも死んでも良いってほど楽しかったことある?


 最高に気持ちいいって感じたことあんの?


 お前はお前、人に合わせてても幸せにはなんないんだよ。


 あんたは男や会社のためにいるんじゃない。


 あんたのために、男も会社もあるんだよ。


 要は自分が楽しいかどうか。それだけ。」


これほどのインパクトは、今作では無かった。


ただ、新人育成云々のくだりは、わりと良かった。



オリジナルメンバーで構成されていれば観るとか思っていたけど


この感じでは、オリジナルメンバーでも、途中で飽きて観るのをやめていたかも。


音楽や過去のキャスト、前シリーズを思い出させる演出などを見る限り


シリーズファンを呼び込みたいのだろうけど、これでは難しい気がする。


しかも、次からはオリジナルメンバーは出ない。


新キャストも、過去キャストの焼き直し臭がすごい。


しかも地味。


なんか、すごい残念だった。


はたして、新ショムニをやる必要性があったのかどうか。


中途半端に、過去の遺産に頼るぐらいだったら


オリジナルメンバーで構成するか、完全に別物として作った方が良かったような気がする。



どうしても、前シリーズと比較してしまう。申し訳ない。


でも、懐古補正抜いても、ドラマとして面白かったのは前シリーズだと思った。


今後どうなっていくんだろうというワクワク感が無かった。


とにかく残念っていうのが本音。

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