「FF XIII」のTrailerが公開されたみたいなんで観てみた。
率直な感想として
グラフィックが綺麗、マップデザインが良い。
でも、正直「キングダムハーツ」シリーズから何も進化してない気がする。
グラフィックは綺麗になったけど、フェイシャルアニメーションが
相変わらず、人形が口パクパクさせてるだけに見える。
「龍が如く」でもそんな感じだったし
日本のメーカーは、フェイシャルアニメーションが苦手なのか。
5年も前に発売された「Half-Life 2」の方が
圧倒的にリアルなフェイシャルアニメーションをしてくれる。
しかも、プリレンダではなくリアルレンダで。
↑はMODだけど、「Half-Life 2」の一場面。
リアルレンダだから、モデルデータを差し替えても同じ動きをする。
相変わらずムービーが多い上に長そう。
実際、↑のTrailerの大半がムービーだし。
ゲーム場面がほとんどない。
5分のTrailerでゲーム場面が50秒ってどんだけ。
台詞も相変わらず厨臭いし、観ていてちょっと恥ずかしかった。
そんなTrailerだったから、ゲームであることを忘れそうになった。
映画の予告かと思ったわ。
3DCGアニメーションムービーと言うか。
ライバルは「ディズニー」と「ドリームワークス」か?
でも冗談抜きにしても、ムービーまでの繋ぎとして
ゲームをプレイするみたいな感じじゃないか。
もう新たに「ムービーゲーム」っていうジャンルを作ったほうがいいんじゃないか。
世界では「日本のRPG=ムービーゲーム」って思われてるんじゃないか。
ゲーム場面のバトルも、なんだかムービーみたい。
とにかくド派手。
エフェクトもだけど、キャラも縦横無尽に動くから
何がなんだか分からないと言うか。
プリレンダムービーでもそうだけど
キャラが縦横無尽に動いてアクションしているシーンがあるけど
むしろそれをプレイヤーに操作させてくれと言いたい。
プレイヤーの遊びの部分を、ムービーが奪っちゃってどうするのって思った。
だが、そこがいい。という人向けなゲーム。
ドラクエは子供っぽいとかって言われることがあるけど
FFの方が子供っぽいんじゃないかね。厨的な意味で。
ドラクエは子供から大人までプレイするけど
FFは中高生がほとんどでしょ。
「FF XIII」の何に期待して買おうと思ってるかと言えば
きっとシナリオだとか、ムービーとかそんな感じなんだろうな。
「FF IV」は大好きなんだけどな・・・。
RPGで何が一番重要なのかと言ったら
シナリオでもキャラクターでもなく、世界観。
どれだけそのゲームの持つ世界を魅力的に演出するか。
主人公はプレイヤー。
作り手側が用意したムービーとか、正直どうでもよくって
プレイヤーの手で、世界を歩いて戦って冒険して楽しみたい。
今、そんな日本のRPGってほとんどないよね。
一番最近では「ドラクエ VIII」が世界を感じられて楽しかった。
今までずっと、2頭身な世界だったのに
リアルな等身で、フル3Dの「ドラクエ」ってヤバすぎるでしょ。
まさに鳥山さんの世界って感じだった。
アレはマジで感動したな。
若干ムービーが従来と比べて増えたのがアレだけど。
ムービーゲーって
例えるなら、ムービー中は観客席で演劇を観ている感じで
ゲーム場面では、演劇の途中休憩で舞台裏を見学できる。
俺的には、そんな感じ。
散々言ったけど、「キングダムハーツ」シリーズの新作には地味に期待してる。
「ディズニー」関連のキャラや世界が登場するからね。
あの「ディズニー」の世界がフル3Dで表現されているってヤバいワクワクするし。
「Ⅱ」のFF系キャラのしゃしゃりっぷりにはガッカリさせられたけど・・・。
やっぱりもう、自分の遊びたいゲームは
自分で作る時代になってきちゃったのかもね。
もっと“ゲーム”をさせてほしいな。
飲み物飲んでる暇がねえよ!お菓子食ってる暇がねえよ!
そんな感じが良い。
そう考えると、やっぱり任天堂ってちゃんと“ゲーム”を作ってるなって思うんだよね。
特に「ゼルダ」シリーズとかね。
さすがですわ。ミヤホンさん。