【E3 2015】PS4『ファイナルファンタジーVII リメイク』発売決定
「FF」シリーズの問題作であり、シリーズ中最も賛否の分かれる作品。
自分は、面白いゲームだとは思うけど、出来が良いとは思わない。
「FF」の方向性が変わっていく様子は、「FF VI」辺りから表れ始め
良くも悪くも、この「FF VII」で大きく変化した。
それまでの「FF」をプレイしていれば分かると思うけど、明らかに気色が違う。
そういえば、キャラデザインも、「FF VII」から天野さんではなくなったんだっけ。
品質も、2Dから3Dへと移行したゲームだからかもしれないけど
全体的に作りが粗く、手探り状態で何とか完成させたという印象。
欠点はたくさんあるんだけど、特に印象に残っているのは以下の4つ。
1.マップが見づらい。
粗い3DCGの静止画を背景に使っているため、非常に見づらい。
マップの探索を行わなければいけないゲームとしては致命的。
2.演出が地味。
これまでの「FF」、特に「FF VI」などと比べると
イベントの演出が地味で、BGMもあまり印象に残らない上に淡々と進んでいく。
「FF IV」のテラ、ヤン、シド、パロム&ポロムなどのシーン
「FF V」のガラフ、ギルガメッシュなどのシーン
「FF VI」のフィガロ城、セッツァーなどのシーンと比べると
インパクトに欠ける上、印象に残ったシーンは、ほとんど無い。
せいぜい、あのヒロインの悲劇ぐらい。
3.召還の演出が長い。
召還魔法は強力なんだけど、演出があまりにも長い上にスキップできないため
自分は、物語後半から召還魔法を使わなくなった。
4.強制ミニゲーム。
物語を進める上で、いくつものミニゲームが用意されていた。
寄り道として遊ぶのなら良いのだけど、強制的にプレイさせられる。
プレイしたのは結構前だから、うろ覚えだけど
クリアしなければ先に進めないものが多かったはず。
他には、会話イベントが長いとか、全体的に暗いとか
主人公が気取り屋の割りに軟弱だとか色々あるけど
ここらへんは、好みの問題だから割愛。
ちなみに、元スクウェアの植松伸夫さんも過去に
■オリジナルの「FF」は「FF VI」まで。
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Uematsu: I do not actually feel that Final Fantasy is in any way 'my' series. I think one can say that the original Final Fantasy ended with part six. From Final Fantasy VII onwards, a lot of new, younger people came aboard the development team and it wasn't possible to point to an actual author of the game. Before, there was a set team with equally important contributors. Everything that came after part six I don't really consider my work anymore.
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場所は、以下のサイト後半部。
『Interview with Nobuo Uematsu』
http://web.archive.org/web/20120522201821/http://www.g-wie-gorilla.de/content/view/136/18/
■スクウェアを辞めたのだから、楽曲の権利を返してほしい。
3:50~
■坂口さんがいなくなったのだから「FF」シリーズは作るべきではない。
4:07~
■スクウェアは変わり始めたのは、坂口さんがいなくなってから。
5:00~
と公言していたりする。
これらの、他のインタビュー動画は↓の一覧から観ることが出来る。
『1UP.com植松伸夫ロングインタビュー』
http://www.nicovideo.jp/mylist/5457236
あとは、過去にツイッター上で、坂口さんらと
当時の「FF」の、開発現場の話をしていて
そこでも「FF VI」が一番やりがいがあったと語っている。
『スクウェア同窓会の断片』
http://togetter.com/li/11632
相変わらず、過去の遺産頼みなのはアレだけど
コンシューマーを盛り上げる効果があるのなら、良いかもしれない。
コンシューマーゲームの開発者は、スマホなどでは体験できないような
質の高いゲーム体験を提供し続ける必要がある。
お金を支払ってでも体験したがるような
また、お金を支払って損した気分にはさせないようなゲームを。
作り手としてのプライドがあるのなら、スマホゲームなどには絶対に負けてはいけない。
舐められてはいけない。
ビデオゲームの最前線は、コンシューマーなんだと世界に知らしめてやるべきだ。
しかし、個人的には「シェンムーIII」の方が、圧倒的に大きなニュースだったりする。
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