濃すぎる個性は求められない? “職人”が減少するゲーム業界
https://www.oricon.co.jp/news/2054266/full/
これからはインディーズの時代。
かつてのトップクリエイターは、ほとんどが大手を離れて独立し
ディベロッパーとしてゲームを開発している。
今は大手でなくても、世界で通用するゲームはいくらでも作ることが出来る時代だ。
「Minecraft」の開発者も、ゲーム会社を退社して成功した人間。
“100人の凡人より1人の天才”という言葉を、任天堂の山内 溥さんは遺した。
それは、「ゲーム&ウォッチ」や「十字キー」
「ファミリーコンピュータ」や「ゲームボーイ」
「メトロイド」シリーズの生みの親である横井軍平さんや
「マリオ」シリーズや「ゼルダ」シリーズ
「スターフォックス」シリーズや「ピクミン」シリーズの生みの親であり
横井さんの弟子である宮本茂さんなどがいたからこその言葉だろう。
日本では、あまり知られていないだろうが、数多くの賞を国内外で受賞しており
最近では、スペインで「アストゥリアス皇太子賞」を受賞した。
開発費が高騰し続けている一方
個人でもハイクオリティなゲームを開発できる環境が無料で手に入る時代。
「Unreal Engine(以下 UE)」や「CryEngine」、「Source SDK」や「Unity」など。
2Dなら「RPGツクール」や「アクションゲームツクール」などがある。
特に「UE」は、プログラム知識や技術の無い人でも
コーディングすることなくゲームを開発することが出来る
「ブループリント」と呼ばれるビジュアルスクリプト機能を搭載していて
全くコーディングすることなく、市販のゲーム並みの作品を作ることが出来る。
公式で、チュートリアルサイトや動画も公開されている。
3Dモデリングも、「Blender」などの無料で利用できるツールで可能だし
また、無料 or 安価でグラフィック素材を提供しているユーザーも多い。
完成したら、ネットで、すぐさま世界中に公開できる。
「RPGツクール」や「アクションゲームツクール」も
コーディング無しでゲームを開発することが出来る。
また、スクリプトで機能追加や改造も可能で
スクリプト素材を無料で提供しているユーザーも多い。
同様に、グラフィック素材やサウンド素材を無料で提供しているユーザーも多い。
スマホに関しては以前も書いたが、ゲーム機には向いていない。
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『ゲーム機?』
https://sauzand.blogspot.com/2015/05/blog-post_20.html
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あくまで、ゲームも出来る程度だ。
一番の理由は、操作性が劣悪だということ。
平面的な画面に触れることでしか、操作することができないため
満足にプレイできるゲームは、カジュアルなモノに限られてしまう。
無理やり作ろうとすれば可能だろうが
一般的なゲーム機でのプレイと比較すると、没入感が著しく低下する。
何故なら、物理的な触感が無いからだ。
例えば、もし梱包財のプチプチが平面的だった場合
あなたは心地良いと感じることができるだろうか。
あの物理的な触感と音があるから、心地良いと感じるわけで
それが味わえないと、当然心地良さも半減どころか皆無になる。
スマホゲームの利点は、誰もが持っていて携帯できるという点のみだ。
これは持論だが、ゲームは、もはや単なる娯楽ではない。
文字通り、無限の可能性を秘めている。
ゲームのジャンルが、非常に多岐に亘っているのが何よりの証拠だ。
他の娯楽とゲームの一番の違いは、受動的か能動的かという点だ。
能動的であるが故に、ゲームは古くから“仮想現実”と呼ばれてきた。
この点を大いに活用すれば、娯楽以外の分野に貢献することが可能なはずだ。
主に、教育の分野では多大な貢献が期待できると考えている。
大抵の子供は、勉強が好きではなく、あまり関心を示さない。
しかし、ゲームに対しては強い関心を示す。
「ポケモン」や、最近では「妖怪ウォッチ」の人気ぶりが証明している。
これは、国内だけではなく、世界規模で言えることだ。
子供は、マンガやアニメ、ゲームの知識などは、すぐに吸収する。
この関心の強さと、知識の吸収速度を勉強に置き換えることが出来れば
それは、とても素晴らしいことだと思う。
例えば「桃太郎電鉄」で、地理や各地の名産品など
「どうぶつの森」や「ぼくのなつやすみ」で、昆虫などの生物の名前や生態
「Forever Blue」シリーズで、海洋生物の名前や生態
「大航海時代」シリーズで、世界の歴史や世界中の国々の風土や地名、名産品
遺跡や宗教、海洋生物や陸上動物など多くの物事を知ることが出来る。
オンラインでプレイヤー同士で繋がれば
互いの意見を交わすことが出来、社会性も身につくだろう。
これらの点で重要なのは、あくまでゲームとして作ること。
デジタル教科書や問題集として作ってはいけない。
そのためには、世界観とストーリーが何よりも重要。
仮想現実での“体験”として、よりリアルに楽しめることが重要なのだ。
それらが、よりいっそうプレイヤーの没入感を高める。
自分が言いたいのは、ゲームは教育の敵ではないということ。
作り手次第で、様々な影響を与えることが出来る可能性を持っているのが
ゲームというインタラクティブなコンテンツの特徴だ。
スマホゲームは、そういった可能性を追求できていないという印象。
単なるビジネスとしてしか捉えていないのではないだろうか。
自分は、そのようなゲームに時間と金を浪費するぐらいなら
自分でゲームを、企画・開発した方が有意義だと感じる。
ゲームの企画・開発をするには、様々な知識や発想が必要不可欠で
そのためには、広い視野で物事を見て、学び続ける姿勢が何よりも必要。
ゲームは、単なる娯楽として見下せるほど、単純な娯楽ではないということだ。
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