以前も、「RPGツクール2000(以下 ツクール2000)」から
「RPGツクールVX Ace(以下 VX Ace)」への移行が可能かどうかを検証したが
今回、改めて検証し直した。
やはり今の所、何の問題も無い。スムーズに移行ができそうだ。
これまで、多くの「ツクール」シリーズを体験してきたが
「VX Ace」は、かなり優秀なツールだと感じる。
「ツクール2000」以降、部分的には優れているものの
満足できるようなツールは正直言って無かった。
だから「ツクール2000」を利用し続けてきた。
もちろん、それだけではなく、フリー素材の豊富さなども関係しているが。
しかし「VX Ace」は、初めて「ツクール2000」の上位互換と言っても
差し支えないほどのツールであると感じている。
特に素晴らしいのは“機能”だ。
「ツクール」シリーズ本来のコンセプトである
“プログラム知識やコーディング技術無しでゲームを開発できる”を
体現したようなツールで、「ツクール2000」と比較しても
かなり自由度が高くなっている。
また、UI(ユーザーインターフェース)が素晴らしく
各機能の項目にマウスカーソルを合わせると
その機能が、どのような物なのかを説明したツールチップが表示される。
この配慮は、かなり素晴らしいと感じた。
また、個人的に評価が高かった機能は「文章の表示」だ。
入力した文章が、ゲーム上で、どのように表示されるのかを
いちいちテストプレイせずに、プレビューできる。
これによって、かなり作業効率が上がるだろう。
また、文章の入力欄にマウスカーソルを合わせると
制御文字の一覧が書かれたツールチップが表示されるのも
個人的に、かなり評価が高い。
他には、文字の大きさを変えられるようになっているのも良い。
あとは、ドアなどのイベントを、いちいち個別のスイッチで管理せずに
「セルフスイッチ」という限定的な簡易スイッチを用いることによって
イベントの管理が楽になるのも良い。
また、フキダシが標準搭載されていたり
戦闘画面の背景の、カスタマイズ機能が多彩だったり
主人公や敵、アイテム、装備品、スキルなどに
特徴と称して、様々な付加価値を追加できたり
システムウィンドウの色調を自由に変えられたりと
「ツクール2000」には無かった様々な、便利な機能が搭載されている上に
「ツクール2000」で可能だったことが不可能になったという点は
今のところ、全く無いのが素晴らしい。
まだ、全てを検証したわけではないが、現状としては、かなりの高評価。
グラフィック素材などの互換に関して。
「ツクール2000」と「VX Ace」では解像度が違うため、2倍に拡大する必要がある。
配置に関しては、単純に並び替えるだけでOKだ。
ただ、「VX Ace」の素材との併用は難しい。
解像度が違うためだ。
その他に関しては、特に問題はなさそうだ。
「ツクール2000」で作り終えた後、「VX Ace」へと移行しようと考えている。
繰り返すが「VX Ace」は、「ツクール2000」以来、ようやく誕生した素晴らしいツールだ。
この間の「Unreal Engine 4」の無料化の件もそうだが
個人でのゲーム開発の環境が、かなり整ってきている。
ビジネスという枠に囚われず、自由な発想で思うがままの作品を
開発し続けられるということは、本当に素晴らしいことだ。
作品の発表も、ネットを介して世界を相手にできる。
恵まれた時代だと感じる。
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