2019年7月24日水曜日

言っていることとやっていることが違う

加藤浩次「吉本興業」退社はいったん保留 大崎会長との会談「平行線のまま」「合致点が見つからない」

https://www.oricon.co.jp/news/2140772/full/



連日、この件が報道され続けているが


一連の報道と、それに対する様々な人のリアクションを見て思うのは


“言ってることとやっていることが違う”ということ。



この件に関して、個人的な意見としては


宮迫さんや田村さんを含めて、今回問題となった芸人たちは


世間で言われているほど悪いことはしていないと思う。


以前から、プライベートで反社会的組織と付き合いがあるというのなら大問題だが


相手を反社会的組織の人間だと知らずに仕事をし


それに対するギャラを受け取ってしまった。


やらかしたな~とは思うが、そこまで批判されるほどか?と思う。


嘘をついた件に関しても、たしかにマズいことをしたとは思うが


人間の心理からして、理解できないものではない。


合理性のみで判断すれば、当然いけないことではあるが、人間は非合理的な生き物。


理屈だけでは、どうにもならんでしょう。


そもそも


「詐欺被害にあった人の気持ちになったら」


ということを言っている人もいるが


詐欺被害にあった人の立場で物事を考えられるのであれば


同様に、宮迫さんや田村さんの立場になって物事を考えるべきではないかと思う。


あまりに一方的すぎると言うか、偏った視点、偏った意見が多いという印象。



無期限謹慎&その期間中の社会奉仕活動くらいで十分だと個人的には思う。


それで復帰した時には、「今後二度としないよう気を付けます」で良いんじゃないかと。


これだけのことで


家族のいる人間の生業を廃業に追い込むのは、いくらなんでもやりすぎ。


本人たち自身が法を犯したわけでもあるまいし。



よく


「日本は失敗を許さない国。チャンスを与えない国。リカバリーがしづらい国。」


という意見が見られるが、そういうことを言っている割に


他人の失敗に厳しいし、チャンスを与えない。


リカバリーをする機会を奪っているのではないかと思ってしまう。


“言っていることとやっていることが違う”んじゃないか?と個人的には思う。



この国や、社会を作り出しているのは、政治家や官僚だけではなく国民全員。


上でも書いたように、“失敗を許さない社会”を作り出しているのは


紛れもなく、国民自身。


その自覚がないから、“言っていることとやっていることが違う”なんてことになる。


他人が、どうにかしてくれるものだと思っている。


“社会=自分以外”だと思っている。


だから、他人事のように、「社会は~」「日本は~」と言い始める。


社会や、この国を変えたいのなら、まず自分から変わるべき。


極端な話


日本人全員が、そういった気持ちを持てば、社会や日本は変わる。



差別反対、寛容になるべき、チャンスを与えるべき。


そう言っている人間が、無意識の内に


他人に対して差別をしていたり、不寛容だったり


チャンスを与えていなかったりするのではないか。


そういった他人に厳しい意見を見るたびに、気持ち悪いな~と思う。


いい加減気づいたほうがいい、自覚したほうがいい。


こういった、不寛容な、差別的な、失敗を許さない


チャンスを与えない社会を作り出している


または、それに加担しているのは、自分自身だということに。

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