2019年5月1日水曜日

昭和 平成 令和~20世紀から21世紀へ~

平成が終わり、令和になったそうです。


個人的な話をすれば、自分は西暦ベースの人間なので


平成××年と言われても、いつのことだか分からないんですよね。


20××年と言われて、「ああ、あの年ね」と思い出す。


なので、平成××年って西暦何年だっけ?と、いちいち考えてしまいます。


正直、昨日までの平成が何年だったのかさえ、分からないという・・・(笑)



そんなこんなで、これまでの天皇陛下が退位され


これまでの皇太子様が令和の天皇陛下に即位されたのは


大変おめでたいことではあるのですが


20世紀から21世紀へと移り変わった時の方が


とてもインパクトが強かった印象です。



平成という時代は、昭和の時代と比べてどうなんでしょうね。


個人的には、数多くの偉人が誕生し、まさに激動の時代と言える昭和の方が


色々な意味で、すごい時代だったなと感じます。


自分の中では、平成という時代は90年代で終わっている感覚がすると言うと


少し大げさかもしれませんが、2000年代に入ってから


様々なものが、失速、衰退してきたのではないかなと思います。



個人的に、90年代は本当に素晴らしい時代だったと思っています。


バブルがはじけ、経済的には不況の始まりとなっていましたし


オウム真理教などの凶悪事件や、阪神淡路大震災などの災害もありましたが


何と言っても、エンターテインメントが素晴らしかった。


20世紀最後の輝きと言わんばかりに


数々のエンターテインメントが世に送り出されました。


テレビ番組、映画、マンガ、アニメ、ゲーム、おもちゃ、音楽、パソコンなど


多くの分野が、クオリティの高いコンテンツを多数、世に送り出し


多くの人々に高い評価と支持を受け、大成功を収めていた覚えがあります。



『女子高生とコギャルが歩んだ90年代~TOKYOポップカルチャーの到達点 【Tokyo Pop Culture Graffiti episode#08】 - 2 - Tokyo Pop Culture Graffiti | TOKYOWISE』

http://tokyowise.jp/rensai/tokyopopculture/tpcg_08.html/2



2000年代以降から、急速に勢いが衰え始め


上で挙げたエンターテインメントのほとんどが、進化どころか衰退しています。


テレビも以前と比べると観る人が減ったようですし、映画業界もイマイチ元気がない。


邦画は、暗い映画か恋愛系、もしくはアニメやマンガが原作の実写化ばかりで


ハリウッド映画は、アメコミ系や過去の遺産が多い。


マンガも、大人気と言えるのは、今やワンピースぐらい。


アニメも、深夜に放送されるような作品ばかりで、アニメオタクしか観ていない。


ゲームも、コンシューマは国内では以前ほどの活気は無く、スマホアプリが主流。


おもちゃも、他の娯楽が多いために苦労しているようです。


音楽も、オリコンチャート1位でも、あまり認知されていない。


パソコンも、今や操作方法が分からない若者が少なくないとか。



その一方で、デジタル一辺倒の現代の流れに反して


アナログに注目が集まり、秘かに人気を集めているとの話もあります。


SNSに没頭する人も多い中、逆にSNSを断とうとする人もいるようです。


平成が終わるということもあって、現在のライフスタイルになる前の


アナログなライフスタイルが注目されているみたいです。


また、90年代のコギャル文化も注目されているようです。



『ギャル復活? 「平成最後」の90年代ムーブメント、SNSで新世代ギャル台頭も - シブヤ経済新聞』

https://www.shibukei.com/column/35/


『「渋谷のギャルそのものじゃん」 藤田ニコル、ミニスカ&ルーズソックスで“チョベリグ”なコギャルに変身する - ねとらぼ』

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1808/18/news028.html



やはり大きかったのは、映画「SUNNY 強い気持ち・強い愛」でしょう。


小室哲哉さんが、この映画の音楽を手掛けていて、90年代の曲が多数流れるようです。


物語は、90年代当時、コギャルで仲良しだった女性たちが現代で再会するというもの。


過去シーンと現代シーンがあるようで、ヴィジュアル的にも中々リアル。


当時、メディアに惑わされず、自由に自分たちのスタイルを確立し


既存のモノを上手く活用して、新しい文化を生み出していた。


コギャル文化として、メディアが逆に惑わされていた強い存在。


まさしく、当時の日本はコギャルを中心に回っていました。


今考えてみると、とてもクリエイティブな存在だったのかもしれません。


当時と今の一番大きな違いは


昔のコギャルは、とにかく元気でパワフルだったということだと思います。


当時の映像を観ても、元気だな、楽しそうだなというのが、よく伝わってきます。


その映画の中で


「今の子たちは何を考えているのか分からない。昔は分かりやすかった。」


といったセリフがあり


スマホの普及による、ライフスタイルの変化について考えさせられます。


それらについて、過去シーンの出演者たちも、リアルに感じているようです。


10:43から



『90年代の流行・コギャル文化特集|Infoseekニュース 映画『SUNNY』で90年代やコギャル文化が話題に』

https://news.infoseek.co.jp/feature/1990s/


『映画「SUNNY」大根仁監督に90年代コギャル文化を聞いてみた|好書好日』

https://book.asahi.com/article/11775302


『広瀬すずインタビュー「90年代のコギャル役で弾けすぎて、反省してます(笑)」 - まぐまぐニュース!』

https://www.mag2.com/p/news/368309


『映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』出演女優たちが語るコギャル文化の自由と現代の閉塞感』

https://www.buzzfeed.com/jp/tatsunoritokushige/sunny-interview


『平成最後の夏。元コギャルを集めて『SUNNY 強い気持ち・強い愛』“同窓鑑賞会”をしてみた | ハフポスト』

https://www.huffingtonpost.jp/2018/08/22/sunny-movie_a_23507516/


『広瀬すず、池田エライザらが90年代風コギャルに変身 “写ルンです”で撮り合った写真がチョベリグ - ねとらぼ』

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1807/22/news013.html


『映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』制作陣に聞く、90年代のこと LINEのこと。 | LINE みんなのものがたり』

http://stories-line.com/talk/00021/



また、現在、木造で高層ビルを建てるというプロジェクトが注目されているようです。



『次世代の高層ビルは、木でつくられる──世界各国で進む木造高層建築プロジェクト|WIRED.jp』

https://wired.jp/2017/06/24/wood-skyscrapers/


『日本にも来るか、木造高層ビルが北米でブームに | BUSINESS INSIDER JAPAN』

https://www.businessinsider.jp/post-175171


『70階建ての木造高層ビル、住友林業が計画 - ねとらぼ』

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1802/10/news013.html



新国立競技場を設計した、建築家の隈さんも


コンクリートから木材へ。自然との共生。負ける建築。


といったメッセージを発信しています。


単なる過去への回帰ではなく、それをより進化させた何かを生み出す時代。


自然や景観を無視し、経済成長や利便性だけを追求してきたこれまでとは違い


今後は、自然との共生や景観に溶け込む建築を


目指していくことになるのかもしれません。



『建築が“キャラ立ち”を競う時代は終わった:日経ビジネス電子版』

https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/051300012/052500003/


『日本人のセンスと教養を破壊した意外な犯人:日経ビジネス電子版』

https://business.nikkei.com/atcl/opinion/16/051300012/052500004/



時代は繰り返すと、よく言われていますが


過去の物や価値観を古臭いと判断するのではなく


現代に活かせる何かが、あるかもしれない。


もしかしたら、現代の問題点を解決するヒントになるかもしれない。


そういった発想や視点が重要なのかもしれないと個人的には思います。


今日から、日本では真の意味で、21世紀が始まりました。

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