■A東京が2連覇 バスケBリーグ、千葉に競り勝つ
(朝日新聞デジタル - 05月11日 17:22)
https://www.asahi.com/articles/ASM5C41LKM5CUTQP00V.html
自分は、Bリーグ発足時から毎回、CS(チャンピオンシップ)を観てきたが
今シーズンの千葉ジェッツほど、酷いプレーをしたチーム、試合はなかった。
一応、特定のチームに限らず、全ての試合を観てきたし
残留PO(プレーオフ)も、毎回観てきた。
だけど、ここまで酷いのは記憶に無い。
それは、CSのSF(セミファイナル)で起きた。
GAME1、3Qの7:31に、千葉#21ギャビン・エドワーズがシュートをした際
栃木#22ライアン・ロシターの顔に肘が当たり
そのままロシターの上に倒れて押し潰す形になった。
3:16~
これには、アンスポーツマンライク・ファウルの判定。
そのままプレーを続けたが、思うように動けず、結局GAME2には出場できなかった。
診断の結果、右腓骨骨挫傷、全治約2か月とのこと。
『#22 ライアン・ロシター選手 負傷に関するご報告 | 栃木ブレックス』
https://www.tochigibrex.jp/news/detail/id=15324
怪我をさせた本人は、近寄って謝ることすらせず、やれやれといった表情。
そして、これだけでは終わらず、翌日のGAME2でも起きた。
ロシターは、先日の怪我で松葉杖。
3Qの終了間際、栃木#18鵤誠司がジャンプシュートをし
その着地点に、千葉#1ジョシュ・ダンカンが近付き
鵤はダンカンの足の上に着地してしまう。
4:28~
チラっと鵤の方を見ただけで、エドワーズと同様に
近寄って謝ることさえせずに、さっさとベンチに戻ってしまう。
栃木の選手のほとんどが集まっている中
千葉の選手たちは、ベンチから数人が様子を見ているだけ。
千葉のホームである会場は、陽気な音楽とアナウンス
踊るチアガールたちという状況。
鵤は、もはや歩ける状態ではなく、2人に両側から支えてもらいながら移動。
ちなみに、何故かアンスポーツマンライク・ファウルどころか
通常のファウルにもならなかった。
当然、鵤は、その後の試合には出場できなかった。
診断の結果、左足関節外側靭帯損傷および左足舟状骨骨挫傷、全治約6週間とのこと。
『#18 鵤 誠司選手 負傷に関するご報告 | 栃木ブレックス』
https://www.tochigibrex.jp/news/detail/id=15332
今回は、それだけでは終わらず、4Qの6:59に
栃木#6比江島慎がシュートした際、千葉#21ギャビン・エドワーズに顔を叩かれる。
4:44~
これには、アンスポーツマンライク・ファウルの判定。
エドワーズは、先日のGAME1でのアンスポーツマンライク・ファウルに続き
2試合連続で、アンスポーツマンライク・ファウルとなった。
比江島の顔は、腫れていた。
千葉ジェッツのHC(ヘッドコーチ)大野篤史は、試合後のインタビューで
「栃木さんの方に怪我人が出てしまって、残念って言うか。
怪我人なくて、ライバルとして戦いたかったんですけど
ちょっと残念なシリーズになったかなと思ってます。」
と答えた。
公の場での謝罪は無し。
普通の感覚で言ったら
「怪我人を複数人出してしまい申し訳ない。怪我の回復を祈ります。」
くらいのことは言えると思うのだが。
他の選手からも謝辞の言葉は一切なく
勝利を喜び、ファンに対する感謝を述べるだけ。
もし、状況が逆だった場合、間違いなく田臥なら謝辞の言葉を述べたはず。
CSで勝利した際、必ず相手チームへの敬意を表する言葉を述べているからだ。
こういったメンタルの選手が、チームの顔となっているかいないかで
チーム全体の精神性というのは大きく異なるものなのだなと感じた。
調べてみると、千葉は今シーズン中、過去にも似たようなことをしていたらしい。
2018年、12月23日に行われた秋田ノーザンハピネッツと千葉ジェッツの試合。
GAME2、2Qの5:57に
千葉#21ギャビン・エドワーズが秋田#55谷口大智に対して、肘をぶつけてしまう。
2:22~
0:00~
これには、テクニカル・ファウルの判定。
また、千葉#3マイケル・パーカーが、倒れている谷口に顔を向けていて
明らかに視野に入っているのにもかかわらず、倒れている谷口の頭に向けて
ボールを投げつけ、その場を何食わぬ顔で去っていった。
3:03~
その後、谷口は担架で緊急搬送された。
その様子を、千葉ジェッツの一部の選手は、ベンチからニヤニヤしながら眺めていた。
この件に関して、千葉ジェッツは以下のようなコメントを発表した。
『【お詫びとご報告】B.LEAGUE2018-19シーズン第15節vs秋田ノーザンハピネッツ戦で起きた事象に関して | 千葉ジェッツ』
https://chibajets.jp/news/detail/id=15984
診断の結果、脳震盪とのこと。
『谷口大智選手の負傷に関するご報告 | 秋田ノーザンハピネッツ』
https://northern-happinets.com/news/detail/id=13934
その後、千葉ジェッツは
スポーツマンシップについて考える勉強会を開催したとのこと。
『[レポート]スポーツマンシップについて考える勉強会を開催いたしました | 千葉ジェッツ』
https://chibajets.jp/news/detail/id=16099
開催されたのは、2019年2月7日。
その約3か月後に
CSで、相手チームから複数人の怪我人を出してしまうことになった。
スポーツマンシップについて考える勉強会が役立ったとは到底思えない。
いくらバスケが接触の多いスポーツだからとはいえ
2試合の中で、同じチームから3人も怪我人が出るなど、そうそうありえないだろう。
そして、同じ選手が2試合連続で、アンスポーツマンライク・ファウル。
その選手は前科があり、秋田との試合でも怪我をさせた。
比江島は、日本代表の中心メンバー。
もし、今後の代表戦に影響したらどうするんだ。
目の下だったから良かったものの、目に直接当たっていたら、一体どうなっていたか。
こういった危険なプレイを、学ばずにしつづける選手は
チーム側も、きちんとそれなりの処分を考えるべきかと。
チーム間の問題だけではなく、日本のバスケ全体にかかわる問題でもある。
YouTubeでの動画の評価も、不評が多い。
客観的に見ても、当然の評価だろう。
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