1月17日、任天堂が「Nintendo Labo」の動画をYouTubeに公開した。
自分の第一印象としては、何故こんなアイディアが思い浮かぶんだ?という感じ。
某有名ブログでは不評で、海外でも大不評だということにされている。
実際、皮肉った画像や書き込みもあり
海外で不評というのは全くの嘘というわけではないのかもしれない。
しかし、YouTubeの評価では、好評が圧倒的であり
各国のアマゾンランキングでも上位になっている。
『ゲームソフト世界人気ランキング』 ※この日記を書いた1月20日時点のランキング
https://rank.gameiroiro.com/international/?year=2018&month=01&day=20
これらの情報から判断すると、世界的には好評と見て良いと思う。
そういえば、過去に日記で書いたけど
Switchが欲しかった子供がダンボールで自作し
その後、中を本物にすり替えたというのが話題になっていた。
もしかして、なんらかの関係があったりして・・・?
『無いなら作る』
https://sauzand.blogspot.com/2017/05/blog-post.html
ここからは持論なんだけど
ゲームと教育は、一般的に相反する関係だと思われている。
つまり、“ゲームは教育に悪影響を与える”とか、“ゲームは教育の敵”だとか。
事実、そういった側面も無くはないと思う。
しかし、ゲームというのは他の娯楽と比較しても特殊な娯楽で
デジタルだから無限の可能性を秘めているし、能動的な娯楽だから没入感もある。
なにより、娯楽だから楽しめる。
毒にも薬にもなるのが、ゲームだと思っている。
最近では、知識の教育よりも考える教育という流れになってきていて
試験関連も、そういったものに変化してきているらしい。
さらに、プログラミング教育が必修化になり、クリエイティビティの促進を図ろうとしている。
日本は、モノ作り大国と言われている一方
保守的かつネガティブな傾向が強いという印象を持っている。
リスクを取ってのチャレンジに対して、あまり肯定的ではない意見が目立つ。
それに関しては過去に日記でも書いた。
『The Power of Dreams』
https://sauzand.blogspot.com/2017/09/the-power-of-dreams.html
大半の人は、失敗した時のことばかり考えている。
誰にも迷惑をかけずに成功しなければならないと思い込んでいる。
しかし、成功者や偉人を見てみると、周りに迷惑をかけまくっている人ばかり。
人格破綻者のような人も少なくない。
つまり、そう思い込んでいる時点で、成功する可能性を自ら下げているようなもの。
他人に迷惑をかけても良いじゃない。
だからこそ、恩返しをしようという気持ちが生まれる。
逆に、誰にも迷惑をかけずに生きている人なんているのかな?いないよね。
もし、誰にも迷惑をかけずに生きていると思っている人がいたとしたら
それは、勘違いにも程がある。
精神的な話になるけど、愛があるから迷惑をかけられていても何も言わない。
一生懸命取り組んでいるんだから、それに水を注すようなことは言わない。
そう思ってくれている家族や友人が理想だし
大切にするべきだし、自らもそういう人間になるべき。
クリエイティビティを高めるには、様々なことに関心を持つこと。
そのためには、実学主義的な教育なんかではなく
リベラルアーツ教育を重要視するべきだと思うんだけど
それに関しても過去に日記で書いたから、ここでは省く。
『教育とは』
https://sauzand.blogspot.com/2015/04/blog-post.html
ゲームを始めとした娯楽には夢中になるのに、何故勉強には夢中になれないのか。
そう思ったことのある人は多いと思う。
自分は、そこにヒントが隠されていると思っている。
違いはどこにあるのか。
それは、ずばり“体験”。
教育方法に関しては、今まで色々と世界中で試行錯誤されてきた。
何を教えるかよりも、どう教えるかよりも、どうやって関心を持ってもらうかの方がずっと重要。
まずは、内容や方法論以前に、関心を持ってもらうこと。
関心を持ってもらえば、あとはゲームを始めとした娯楽同様に
自ら夢中になって取り組むようになる。
そういった議論や試行錯誤は、ほとんどされてこなかったんじゃないかと思う。
そういった関心を持ってもらうという役割の担い手として
ゲームというのは、非常に適した娯楽だと思っている。
つまり、ゲームと教育は相反しないし、敵でもない。
むしろ、強力なパートナー、味方になり得るということ。
実は、その辺りの企画も、何年も前から考えていたりする。
そんなわけで、今回の任天堂による「Nintendo Labo」は
上で書いた、ゲームは教育の味方であるということの証明に近い形の作品だと思っている。
できることなら、こういった“ゲームと教育”関連のプロジェクトに
自分も協力させて欲しいくらい。
色々なアイディアがあるもので・・・(笑)