2015年4月9日木曜日

教育とは

イラスト、音楽、アニメの投稿やコスプレでの出席で加点あり! 静岡大学の講義がユニーク

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1504/09/news109.html



自分は実学主義には反対で


大学は教養を深め、社会性を身に付け、視野を広げ、理論を構築し


何よりも“考える”ことと“理解する”こと、“発信する”ことを学ぶ場所だと思っている。


所謂、「リベラルアーツ」を学ぶことが重要。



教養系の学問(文系)は、「一体、何の役に立つのか」なんて言われることが多いけど


役に立たないモノなんて、この世に存在しない。


「豚に真珠」という言葉があるように


それに価値があるかどうかではなく、価値を見出すことが重要。



今や、ネットで何でも学べる“大独学時代”だから


これまで以上に、学校の存在意義というものが問われている。


しかし、知識は、ただ蓄積しても自己満足の域を出ない。


得た知識を理解し、独自の理論を築き


さらには、何かに活かすとか、発信することが重要。


そうすることで、初めて知識から教養になる。


教養は、“教”えを“養”うと書くように。



ネットは、閲覧だけではなく、発信もできるツールで


規模も全世界と、無限の可能性を秘めた夢のツールと言っても過言ではない。


他人とのコミュニケーションの敷居やハードルも低いため


より積極的かつ効率的に扱える。



しかし、こういったデジタル技術が、いくら発達したとしても


人間はデジタルな存在ではなく、アナログな存在。


結局の所、アナログ思考が重要だし、面と向かってのコミュニケーション能力が重要。


学校の存在意義は、そういった“アナログ”な部分にあるんじゃないかと思う。



ハーバードやMITでも、教養はとても重要視されていて


少人数で、とあるテーマについて議論するスタイルとのこと。


シンプルだけど、そういったスタイルが何よりも重要で


何かについて考え、理解し、理論を構築し、主張し


さらに、他人の意見に耳を傾け、理解し、互いに刺激し合い、学び合う。


人間社会の原点は、ここにあると思う。



その上で最も重要なのは、“関心を持つ”こと。


好きなコトやモノほど伸びやすい


または得意であることが多いのは、それだけ関心が強いから。


マンガやアニメ、ゲームや映画に夢中になれるなら


学問にも夢中になれる素質があると思う。


優秀な人間になるには、まず何にでも関心を持つことが重要。



教育方法自体の見直しも必要だと思っている。


学問に関心を持てない学生は多い。


一方で、上で挙げたサブカルチャーは大好きな学生は多いはず。


学問とサブカルチャー、一体何が違うのか。


もっと学問に関心を持たせるためには、どうすればいいのか。



入り口は、どこだって良いはず。


最近では、マンガやアニメ、ゲームから、歴史に関心を持った人も多いようだし。


学問に“関心を持たせる”という意味では


上で挙げたサブカルチャー、特にゲームのようなインタラクティブなモノは


大いに社会貢献できる可能性を秘めた存在だと思う。


“どう使うか”が重要。


個人で創作活動をするための環境も整っている、恵まれた時代だ。



結局の所、学問もサブカルチャーも、楽しくないと続かないし、そもそも始まらない。


繰り返すけど、何よりも重要なのは、“関心を持つ”こと。


そして学校の役割は、アナログな部分。


個人的には、そういう風に思っている。




MITが「学部では最先端なんて教えない」理由:日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130227/244292/


MITは「理系バカ」が役に立たないと知っている:日経ビジネスオンライン

http://business.nikkeibp.co.jp/article/manage/20130305/244525/

0 件のコメント:

コメントを投稿