2012年10月6日土曜日

負けて、勝つ ~戦後を創った男・吉田茂~


面白かった!


俺は第三回からしか観れなかったんだけど、ずっと観てたよ。


吉田茂役の渡辺謙が、すごく格好良かった。


今日で最終回だったんだけど、吉田茂本人に見える時があったな。


あくまで史実を基にしたフィクションということだから


脚色・美化している部分はあるのかもしれないけど


吉田茂という男は、すごく魅力的に感じた。


あとはCMが無かったのが良かったな(笑)



この動画でも書かれていたけど、歴史はやっぱり面白い。人間が面白い。


史実に基づいたドラマなのに、ワクワクしながら観ていた。


今まで吉田茂という人物に関しては詳しく知らなかったけど


ドラマを観ている限りでは、リアリストでユーモラスな人だったみたいだ。


ドラマの中で、感動した台詞はたくさんあるけど


「日本を世界一の国にしたい」と「一人たりとも民間人を戦争に行かせたくない」


というのがグッと来たな。


サンフランシスコでのシーンも感動した。


まさに“歴史が動いた”瞬間だった。



外交の人だな~という感じ。


「負けて、勝つ」というタイトルは秀逸だった気がする。


あと、吉田学校云々のときのメンツが凄かったな。


田中角栄、佐藤栄作、池田勇人、宮澤喜一。偉大な方たちだ。


今の政治家に対してなかなか持てない、尊敬という精神を持てる方々だと思った。


東日本大震災の時に、リーダーシップを発揮することができる総理大臣がいれば・・・。


リーダーが育ちにくい時代になってしまったのかもしれないね。



本当に昭和はすごい時代だった。


街は焼かれ、原爆を二度落とされ、戦争に負けて、GHQに占領されて


独立して、復興して、高度成長、バブル。


経済的にも文化的にも一気に変化した時代。


過去にも未来にも、これほどの激動の時代はないだろうな。


この時代を生き抜いた方達は、本当に素晴らしい。


よく生き抜いたなと思う。本当に頭が上がらない。


不景気だと言われている現代だけど


この時代を生き抜いた方にしてみれば、なんてことはないのかもしれない。


家族を失い、家を失い、財産を失い、職を失い、街を失った戦後の時代。


今の時代を辛いなどと言っていたら、鼻で笑われてしまうだろうな。



さすがNHKという印象。


面白いドラマを作るな~。民放ドラマとは格が違う。


「映像の世紀」もかなりのクオリティだしね。


少し高額だけど、DVD-BOXを近いうちに買いたいと思っている。


今回のドラマもDVD化してほしいな。


考えてみれば、草野仁さんや池上彰さんも元NHKだもんな。


すごい。

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