面白かった!
俺は第三回からしか観れなかったんだけど、ずっと観てたよ。
吉田茂役の渡辺謙が、すごく格好良かった。
今日で最終回だったんだけど、吉田茂本人に見える時があったな。
あくまで史実を基にしたフィクションということだから
脚色・美化している部分はあるのかもしれないけど
吉田茂という男は、すごく魅力的に感じた。
あとはCMが無かったのが良かったな(笑)
この動画でも書かれていたけど、歴史はやっぱり面白い。人間が面白い。
史実に基づいたドラマなのに、ワクワクしながら観ていた。
今まで吉田茂という人物に関しては詳しく知らなかったけど
ドラマを観ている限りでは、リアリストでユーモラスな人だったみたいだ。
ドラマの中で、感動した台詞はたくさんあるけど
「日本を世界一の国にしたい」と「一人たりとも民間人を戦争に行かせたくない」
というのがグッと来たな。
サンフランシスコでのシーンも感動した。
まさに“歴史が動いた”瞬間だった。
外交の人だな~という感じ。
「負けて、勝つ」というタイトルは秀逸だった気がする。
あと、吉田学校云々のときのメンツが凄かったな。
田中角栄、佐藤栄作、池田勇人、宮澤喜一。偉大な方たちだ。
今の政治家に対してなかなか持てない、尊敬という精神を持てる方々だと思った。
東日本大震災の時に、リーダーシップを発揮することができる総理大臣がいれば・・・。
リーダーが育ちにくい時代になってしまったのかもしれないね。
本当に昭和はすごい時代だった。
街は焼かれ、原爆を二度落とされ、戦争に負けて、GHQに占領されて
独立して、復興して、高度成長、バブル。
経済的にも文化的にも一気に変化した時代。
過去にも未来にも、これほどの激動の時代はないだろうな。
この時代を生き抜いた方達は、本当に素晴らしい。
よく生き抜いたなと思う。本当に頭が上がらない。
不景気だと言われている現代だけど
この時代を生き抜いた方にしてみれば、なんてことはないのかもしれない。
家族を失い、家を失い、財産を失い、職を失い、街を失った戦後の時代。
今の時代を辛いなどと言っていたら、鼻で笑われてしまうだろうな。
さすがNHKという印象。
面白いドラマを作るな~。民放ドラマとは格が違う。
「映像の世紀」もかなりのクオリティだしね。
少し高額だけど、DVD-BOXを近いうちに買いたいと思っている。
今回のドラマもDVD化してほしいな。
考えてみれば、草野仁さんや池上彰さんも元NHKだもんな。
すごい。
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