2012年6月8日金曜日

市場がWii Uを評価しない理由

『任天堂が新型ゲーム機「Wii U」を発表しても株価が下がり続ける理由』

http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20120608-00019778-diamond-bus_all



ハッキリ言わせてもらう。


この記事は、全て間違っている。


記者は、問題点として2つ挙げている。



1.操作性

 機能が多く初心者に使いこなせるかどうか不安。


2.ネット対応

 家族が安心して遊べるブランドにこだわるあまり

 慎重な態度をとったため、ネット対応が遅れている。



まず1に関して。


記者は、任天堂公式HPの「E3 REPORT」をちゃんと観たのか?


観ていないのなら、その時点で記者としては失格。


「Nintendo All-Access Presentation @ E3 2012」ということで


E3での模様や、プレゼンテーション、インタビューの動画が


任天堂公式HP上でアップロードされている。


『任天堂 E3 2012情報』

http://www.nintendo.co.jp/n10/e3_2012/index.html


岩田社長による「プレゼンテーション 第2部」で


「Wii U Panorama View」や「Nintendo Land」、「Wii Fit U」などの紹介があった。


それを観れば、より直感的に操作が行えることが理解できるはずだ。


これらのソフトに複雑な操作など一切ない。


それに、Wiiリモコンやヌンチャク、バランスWiiボード、Wiiハンドルなどの


「Wii」の周辺機器を「Wii U」でも、そのまま使用できる。


記者はイメージで語りすぎており、事実や本質を見ていない。


また、ヘビーユーザー向けに「ZonbiU」や


「Batman: Arkham City Armored Edition」なども用意されている。


これらのゲームにおいても、より直感的な操作が可能なように作られている。


そもそも、「Wii U GamePad」のコンセプトや方向性自体が


より直感的に、そして家族全員


または世界中のプレイヤーと一緒に楽しんでもらうというものだ。


これは、今回の記事の2に繋がるが


任天堂の新Webサービス「Miiverse」を通して


世界中のリビングルームを繋げたいとしており


このネットワークを「Social Window」と呼び


またその世界を「Wii Universe」と呼んでいる。


この内容に関しては、「E3 前夜祭」として6/4にアップロードされた


岩田社長による「Nintendo Direct Pre E3 2012」で詳しく紹介されている。


詳しい内容に関しては実際にその動画を視聴するか


以前自分が書いた日記をご覧ください。


『Nintendo Direct Pre E3 2012』-公式-

http://www.nintendo.co.jp/nintendo_direct_pre_e3_2012/jp/index.html


『Nintendo Direct Pre E3 2012』-日記-

https://sauzand.blogspot.com/2012/06/nintendo-direct-pre-e3-2012.html


こうした試みにより、「Another Together」を解消したいとしている。


また、将来の任天堂ハードでも重要な柱として、このサービスを受け継いでいくとしている。


そもそも、「Wii」の頃からネットワーク対応はしていた。


「Wii」では、「バーチャルコンソール」という過去のハードで販売されたゲームを


安価でダウンロード購入し、「Wii」上でプレイできるサービスを行っているし


「Wi-Fi」によって、オンライン対戦やオンライン交流などもソフトによっては可能だ。


その事実を、記者は知っているのだろうか。



「Wii U」発表時から、世間は「Wii U」を過小評価しすぎている。


新たなインターフェースこそが、新たなエンターテインメントを生む。


そして娯楽だけにかかわらず、その他全てにおいても当てはまる。


インターフェースこそが、全てを新しくし、それまでのものを古くする。


PCのGUI化や、ゲームエンジンの直感的なインタフェース。


「ニンテンドーDS」の2画面&タッチパネル、「iPhone」や「iPad」のタッチパネル


そして、今回の「Wii U」によるHD版2画面&タッチパネル。


その他にも、モーションセンサーやジャイロセンサー、地磁気センサーが搭載されている。


こういった要素が、直感的な操作を可能にする。


これらの機能を駆使してどういうことができるのかを、開発者は考えなくてはならない。


それは、「こんなもので一体、何ができるっていうんだ。」


といったネガティブな考え方ではなく


「これで一体、どんなものが作れるのだろう。

 今までできなかったことができるかもしれない。」


といったポジティブな考え方でなければならない。


今回取り上げた記事を書いた記者のような


ド素人でも理解できるようなゲームを作らなければならない。



しかし、記者の癖に事実と異なる記事を書くとは、どういうことなのか。


記者は事実のみを具体的かつ客観的に、そして簡潔に書かなければならないはず。


主観混じりの記事を書く記者が多すぎる気がする。


今回の記事を書いた記者は、株価が下がり続けている=「Wii U」はイマイチ


という結論あり気で、こじつける様に記事を書いているのではないか。



それにしても、日本は「E3 2012」への関心がなさすぎる。


テレビでもネットでも、全くと言っていいほど取り上げない。


mixiニュースで検索してみると、記事は多くあるものの


ほとんど全てが、ニュースに関する日記数 0というもの。


たまにあっても、20以下。


北米向けとはいえ、日本市場の小ささや将来性の無さを実感してしまう。

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