2011年5月15日日曜日

『世にも奇妙な物語 21世紀21年目の特別編』



録画してあった「世にも奇妙な物語」を今観終わった。


やっぱり「世にも奇妙な物語」は面白い。


テーマがしっかりしていて、演出も良い。


最近のドラマよりは確実に魅力的なドラマだった。



【ドッキリ Tube】



皮肉が効いてて良かった。


某コメント投稿機能搭載型動画配信サイトを思わせる内容だった。



俺は基本、ゲーム系動画とディズニー系動画くらいしか観ないんだけどね。


何よりもコメントの内容がすごくリアルだった。


ある種の狂気のようなものを感じるのもリアルだったな~。


昔はテレビの見過ぎは良くないと言われていたけど


今はネットだね。


ネットがあると人は簡単に狂えると思う。


それぐらい強い力があるし、逆に可能性も秘めている。



とにかく“リアル”だった。


このドラマを見た感想がネットの某所で書かれていたけど


その感想がまさしくドラマのような感じだったw


人は貪欲に面白いものや刺激的なものを求め続けているんだなと実感させられたね。



【分身】



最初は「結婚シミュレーター」のような感動系かなと思った。



でも、最後の展開にやられた。


内容は結構好きな感じ。


一途で真面目、心優しい主人公だったんだけど、一線を越えてしまったのかね。


途中までは凄く感動したんだけどね。


最後は、かわいそうだったな。


でも心が温かくなる良いドラマだった。



【通算】



まず、ゆうたろうが上司役で出演していたのが面白かったw


コメディ系かと思いきや、最後は悲しく切ない展開だった。



個人的に、主人公にすごく共感した。


仕事の報酬として給料は支払われるけど


今までがんばって働いてきたことに対して祝うということがあまりないのかもね。


以前俺が読んだ「ディズニー7つの法則」という本に書いてあったこと。



それは「報い、認め、 讃える」というもの。


経済的な収入だけではなく、心理的な収入も必要であるということ。


給料をもらうことで“報い”になるが、それだけではモチベーションが上がらない。


他人に認められ、そして称えられることによってモチベーションが上がり


仕事に対する情熱や能率も上がるというもの。


社員は機械ではなく人間なのだから。


今回のドラマで、そのことを思い出した。


世界中の企業がディズニーに勝てない理由の一つはそこにあるだろう。


自分がどれだけやってきたか、頑張ってきたか。


これは重要なことだと思う。それが人生なんだから。



【缶けり】



正統派和風ホラーという感じで良かった。


個人的に「学校の怪談4」っぽい感じかなという印象。



でもハッピーエンドではなかったから違うのかな。


「学校の怪談4」は、シリーズ中最も怖かったけど


最後はとても感動した。



このドラマの場合、供養をしてあげたら良かったんじゃないのかな。


「ぬ~べ~」でもそうだったしねw



なかなか怖い演出もあって面白かった。


しかし、救われない終わり方だった。



【Pets】



正直、あまり期待はしていなかったけど結構面白かった。


これを擬人化なしでアニメで描いたら間違いなくディズニー作品になる気がした。


このドラマを観て「オリバー ニューヨーク子猫ものがたり」や



「101匹わんちゃん」を思い出したw



人間は意外と、ペットには下に見られているのかもしれないなw


でもこれくらいの関係で良いと思う。


犬は古くからの人間のパートナーと言われているからね。


これからも仲良くやっていきたいところですなw



全体的な感想としては


冒頭でも書いた通り、とても面白かった。


何よりも、時代に合ったテーマで風刺も効いているのが良い。


日本のドラマの良心と言ってもいいと思う。


相変わらず、バランスの良い物語の構成だった。

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