2019年4月11日木曜日

悪趣味

■水槽の前に「寿司ネタ」ずらり 水族館のユニーク展示、企画の狙いを聞いてみた

(Jタウンネット - 04月11日 06:10)

https://j-town.net/2019/04/11278313.html



マグロの解体ショーも悪趣味だと感じていたが


水族館で、これはない。


水族館や動物園は、本来現地でしか見ることのできない生物を


間近で観察することができる施設のはず。


その目的は、動物に関する知識や教養を得ることだけではなく


生命に対する畏敬の念を抱かせる為でもあるはず。


それを、集客目的なのかどうか分からないが


奇をてらった展示やイベント、演出などをする水族館が、個人的には好きではない。


魚や動物に、妙な場所を通らせたり


ライトアップやプロジェクションマッピングなどで


単なる展示品のように扱ったりなど。


魚や動物を食うなと言っているわけではなく、場違いだと言っている。



より興味を持ってもらうためなどとの主張をしているが


そのアイディアがこれでは、まるで素人同然の発想と言わざるを得ない。


動物に興味を持ってもらうために、生きた動物の前で毛皮や剥製を展示するか?


生き物に興味を持ってもらうための展示ではなく


いかに人間が悪趣味かつ残酷な生き物なのかという展示なのでは?


こんなことを続けるのであれば、水族館や動物園は全て失くして良いと思う。



そもそも、生き物を捕らえて見世物にし、私腹を肥やすこと自体


エゴの極みとしか言いようがない。


絶滅危惧種で、保護や繁殖の必要がある場合は別だが。



水族館や動物園に関しては、人間が上の立場なのではなく


人間が下の立場なのだということを自覚しなければならない。


何故なら、魚や動物たちのおかげで客が来て


そこで働く職員や研究者に利益をもたらしているのだから。



「いおワールドかごしま水族館」という水族館は


「沈黙の海」が有名だ。


何の生物も入れられていない、空っぽの水槽。


生物に対する問題提起をしている。


その他にも、生物たちの生育環境を忠実に再現していたり


イルカのショーに関しても、独自のこだわりがある様子。


詳しくは、以下の記事から。


『鹿児島の水族館、20年何もない水槽「沈黙の海」 「不気味」「アート」と反応さまざま 続ける意図は - ねとらぼ』

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1710/22/news007.html



水族館や動物園には、派手さはいらない。


ありのままの姿を見てもらえばいい。


人間による、余計な入れ知恵は必要ない。

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