2016年5月8日日曜日

関係ない話だけど

iPhoneの寿命は3年、Macは4年?




昔、横井軍平さんという人が任天堂にいて


マリオの生みの親である宮本茂さんの師匠のような存在。


その人は、ウルトラハンドから始まり、ゲーム&ウオッチ


十字キー、ドンキーコング、マリオブラザーズ、ドクターマリオ


ファミコン、スーパーファミコン、ゲームボーイなど、数々の商品を生み出してきた。


時には、バーチャルボーイという、かなり尖った商品も開発し、失敗してしまうこともあった。


バーチャルボーイに関しては、昨今のVRブーム(?)で再び話題となっている。


個人的には、日本のスティーブ・ジョブズだと思っている人。


詳しく知りたい方は↓の動画がオススメ。


そんな横井軍平さんの、ゲームボーイの開発秘話を思い出した。


ほぼ同時期に、セガがゲームギアというカラーの携帯ゲーム機を発売しており


ゲームボーイと比較される。


何故、ゲームギアはカラーなのに、モノクロのゲームボーイに負けたのかと。


横井さんは、ゲームボーイの開発には、かなりの苦労をしていた。


詳しく書くと、かなり長くなってしまうので今回は割愛。



ゲームボーイはモノクロの携帯ゲーム機だ。


何故モノクロなのかということは、当時かなり言われていたらしく


同じ任天堂の社員にまで言われていたという。


カラーにしてしまうと、コストが高くなる上に、燃費が悪くなってしまう。


「それじゃ、ACアダプターを付ければいい」と言われるが


それでは、家でしかプレイできなくなり


そうなるとファミコンと比べて小さな画面で遊ぶことになり、デメリットしかなくなる。


実は、セガのゲームギアはカラーだが燃費が良くなく


単三アルカリ乾電池6本で、約3時間しか遊べない。


しかし、ゲームボーイは、モノクロではあるものの


単三アルカリ乾電池4本で、約35時間遊ぶことができた。



横井さんは、ユーザーの“求めていないもの”を探り、本当のニーズを知るべきだと言っていた。


開発者や技術者は、最新技術などを使いたがり


ユーザーが求めている以上の機能を付け加えてしまう。


そうすることで、コストが上がり、複雑かつ使いづらいものになってしまう。



モノクロとカラーでは、カラーの方が良いに決まっている。


しかし、そのデメリットとして、価格が上がり、電池の消耗も激しくなってしまう。


そういったものを、ユーザーは本当に求めているのかどうか。


これは自分なりの解釈だが、まず快適かつ使いやすく。


その上で、より良い商品を作ることが重要。



横井さんは、常にアイディアの重要性を唱えていた。


横井さんの「枯れた技術の水平思考」という言葉が、その象徴で


革新的なものというのは、既存技術の組み合わせと


斬新なアイディアによって生まれるものだ。



他にも色々とエピソードはあるが、長くなりすぎるのでこのへんで。

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