「ドラクエXI」はPS4&3DSで、オンラインではなくスタンドアローン。
https://www.narinari.com/Nd/20150732884.html
『どのハードで発売されるのか?』という関心が高まっていた中
「PS4」と「3DS」のマルチ。
そして、任天堂の次世代ハード「NX」での発売も予定しているとは、正直驚かされた。
自分は、「ドラクエ」シリーズの人気を考えた場合
海外で売れている「PS4」よりも
国内で売れている「Wii U」で出すのではないかと予想していた。
国内で最も売れているのは「3DS」だが、過去に堀井さんが
「大きい画面で」
と発言していたらしいため
携帯型ハードよりも据え置きハードで出る可能性が高いと考えていた。
今回の発表で素晴らしいのは
それぞれのハードユーザーの需要を考慮し、異なるテイストで開発している点。
海外ユーザーやコアゲーマー向けに、HDの3Dグラフィック。
国内ユーザーやライトゲーマー、従来のファン向けに、SDの3Dグラフィック&ドット絵。
3Dグラフィックの方は、頭身も低く、かわいらしいデザイン。
ドット絵の方は、「SFC DQ3」のようなテイスト。
自分はドラクエに関して言えば
3Dも良いけど、やっぱりドット絵の方がドラクエっぽくて好きという考え。
個人的に、ドット絵は単なる過去の技術ではなく、表現手法の一つだと考えている。
音楽で例えれば、「クラシック」と「テクノ」のような関係。
最近は、オートチューンなど、電子音の音楽が人気だが
生楽器を使った「クラシック」や「ジャズ」もジャンルの一つとして
現在も多くの人々に愛されている。
アートで例えれば、「2Dアート」と「3Dアート」の関係。
3DCGを駆使したアートが増えてきたが
2Dアニメーションも、まだまだ世界中で愛されている。
テイストも異なり、住み分けは可能なはずだ。
「2015 CESAゲーム白書」によると
コンシューマ市場が7年連続で縮小し、ほぼ半減しているとのこと。
対して、ソーシャルゲーム市場は7年連続で拡大し、約1400倍とのこと。
コンシューマ業界内で争っている場合ではない。
コンシューマでしか味わえないような体験を模索し
提供する努力をし続けなければならない。