2014年4月8日火曜日

互換

■XPサポート、9日で終了 いまも国内PC16%使用

(朝日新聞デジタル - 04月08日 08:06)




俺のPCは未だにXP。


厳密には、Vistaのダウングレード版。


2009年に「G-Tune」で買ったもので、スペックも悪くないため、特に不満なく使っている。


XPのサポートが切れるということで、試しにVistaにしてみたが


やはり、相当に使いづらい。


特に、「UAC」と呼ばれているセキュリティシステムが非常に鬱陶しい。


ソフトウェアのインストールに失敗した際の原因は、十中八九「UAC」だ。



かれこれ20年近くPCを使い続けてきたが


一度もウィルス被害に遭ったことのない俺からすると、本当に煩わしい。


7はまだマシだと言われているみたいだが、不安は消えない。


何よりも不安なのは


今まで当たり前にできていたことが、できなくなるかもしれないということ。


率直に言えば、互換性のことだ。



前バージョンからの移行をスムーズに行えるのが当たり前だと思うわけで。


しかし、7では動かないソフトウェアがあるなんていう話を聞く限り


その当たり前は、守られていないのだと感じる。


そもそも、Vista以降のOSでXG音源を扱えないということが


個人的に、まずありえない。


変にUIを変更するのも、理解できない。


慣れればいいと言うが、慣れをユーザーに押し付けている時点でおかしい。


上でも書いたが、前バージョンからの移行をスムーズに行えるようにするのが


提供元の使命だと思っている。


ユーザーは、メーカーの都合なんてどうでもいいと感じている。


使いづらければ使わないし、使いやすければ使う。


とてもシンプルな話。


金の問題じゃない。質の問題だ。


質が良ければ高くても、ユーザーは買うだろう。


XPがこれほどまでに普及したように。



7の体験版のようなものがあれば、互換の程度を確かめられるが


そのような物は無いようだ。


やはり、新しいバージョンが登場した際、一番懸念されるのは


これまでと同様の感覚で使えるのかどうかということだ。


その不安要素が完全に消えない限りは、移行の予定はない。


よほど状況が悪くならない限りは。



世界中のメーカーのほとんどに言えることだが


ユーザーが真に求めているのは、斬新さよりも快適さだということに気づいていない。


新しさは求めていない。より快適に扱えるかどうかが重要なのだ。


“新しい=優れている”という価値観は、ユーザーに対する技術者の押し付けでしかない。

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