2012年8月31日金曜日

がんばれゴエモン

KONAMI藤井隆之氏、『がんばれゴエモン』シリーズの再起を示唆

https://www.inside-games.jp/article/2012/08/31/59363.html




「がんばれゴエモンシリーズ」は、SFC1作目の「ゆき姫救出絵巻」まで。


2作目の「奇天烈将軍マッギネス」からおかしくなっていった。


ゲーム的には面白くなっていたが、ゴエモンの世界観が壊れていった。


なぜかと言えば、「ゴエモンインパクト」の存在。


もはや“からくり”ではない。


“からくり”とは燃料を必要とせず、仕掛けだけで動くものを指すと自分は考えている。


「ゴエモンインパクト」は、燃料が必要だということがキャラクターの口から説明されている。


元々、時代錯誤な現代的要素も混じっていることから


その面白おかしさが長所の一つではあったけど


やはり、江戸文化が基盤になっているのは確か。


「ゴエモンインパクト」の登場によって、一線を越えてしまい


オーバーテクノロジーによるナンセンスなSF江戸風作品になってしまった気がする。


それが好きな人もいるだろうけど、自分にとっては残念だった。



特に「ゆき姫救出絵巻」は思い入れが強く


世界観的にも、ビジュアル的にも、音楽的にも、ストーリー的にも


江戸情緒を感じる唯一のゲームだった。


各地の飯屋では、その地ならではの料理が並んでおり


大和ステージでは、天然記念物の鹿を叩くと罰金といった


小ネタが効いており、非常に良かった。


タイトルで流れるBGM「ゴエモン音頭」も


演歌歌手の三橋美智也さんによって歌われていた。


それが失われ、コミカル・ギャグテイストが強くなっていったのは非常に残念。


時代の流れだろうけど、自分は「奇天烈将軍マッギネス」で


「がんばれゴエモン」シリーズは完全に見限った。



わびさびは?歌舞伎は?粋は?


ゴエモンはヒーローではない。天下の大泥棒、義賊のゴエモンだ。


今のKONAMIに江戸情緒、日本文化の良さが理解できる人間がどれほどいるのだろうか。


悪いけど、全く期待できない。


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