原宿のVACANTで行われた展示会に行ってきた。
ちょうど、「横井軍平ゲーム館 RETURNS」を読み終わったタイミングで
この展示会が行われているのを知った。
原宿、めっちゃ人多いからちょっとな~って感じだったんだけど
横井さんの展示会だしってことで。
感想としてはホント、フツーの展示会だった。
横井軍平さんが作った作品が、ズラ~っと並べてあった。
せっかくだから、ケータイで一通り撮ってきたんだけど
一部撮り忘れたモノがあったんだよね・・・。
興味ある方は↓のフォトアルバムからどうぞ。
「横井軍平展 -ゲームの神様と呼ばれた男-」
「横井軍平ゲーム館 RETURNS」を読む前は
「枯れた技術の水平思考」という言葉と一部の作品しか知らなかったんだけど
読み終わって思うことは、やっぱ横井軍平さんは神。
ヒット商品を生み出したこともすごいんだけど、横井さんの考え方がハンパない。
ホント、尊敬しますわ。
横井さんの言葉で、良いなと思った文章を一通りプリントアウトしたら19枚になっちったw
まあ、写真とかも間に入れたりしたからなんだけど。
コレ、常に持ち歩いてこの精神を忘れないようにしよう。
今まで宮本茂さんも神だと思っていたけど
この本読んだら、宮本さんがただのすごい人に見える不思議。
宮本さんも、横井さんのことを師匠って言っていたからな。
俺も勝手に横井さんのことを師匠と呼びたいw
横井さんの精神をゲームクリエイターとして、企画屋として受け継ぎたいわ。
もの作りの考え方、人との接し方、ゲームとは何か、娯楽とは何か。
ものすごく勉強になった。
まるで、大学で教授の講義を受けているような感覚だった。
コレは復刊される前のアマゾンでの値段、80,000円でも高くはなかったな。
最後に、俺が良いなと思った横井さんの言葉を少しだけ紹介。
「まがいものを見つけると、嬉しいですね。
やっぱり、そこまで市民権を得て、コピーされなければ本物ではないんです。」
「ゲームというのはリアルタイムで操作できないといけない。
0コンマ何秒の遅れが、ゲームを決定的につまらなくしてしまうこともあるんです。」
「テレビゲームは、色をつけたら新しさが出るんではないかという動きになった。
でも、これは作る側から言ったら、落ちこぼれなんですね。
アイデアをひねり出すんじゃなくて、安易な方へと流れている。」
「人間はどうしても既成概念や先例にしばられてしまいますから、
それを打破する勇気を若い人に持ってもらいたいとは思います。」
「娯楽品は「不要不急の商品」です。つまり、必要ない、急がない。
言い換えれば、どうでもいい商品です。」
「技術者というのは非常にプライドが高く、使うのが難しいものです。」
「安く作らないと売れないというのはアイデアの不足なんです。」
「任天堂開発部長時代、部内では人の上下関係をできるだけ取り除く
雰囲気作りを心がけ、「部内に一歩入れば部長も課長も平社員も皆同じ」を
提唱していた。」
横井軍平 牧野武文『横井軍平ゲーム館 RETURNS ─ゲームボーイを生んだ発想力』
(2010年6月、フィルムアート社、ISBN-10 4845910500)
上からP.111、131、151、191、194、200、202、208より抜粋
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