■なぜ日本人は遅刻に異様に厳しいのか? 他国の人との比較から考えてみた
(HARBOR BUSINESS Online - 03月11日 08:51)
この件とは少し関係ないが
自分が常日頃、おかしいと思っている問題について。
それは、人材の採用方式。
一般的には、エントリーシートを提出し、面接といった流れだと思う。
自分は、クリエイティブ系の人間なので
こういった一般的な採用方式の企業とは、あまり縁がない。
しかし、だからこそ、おかしいと感じる部分がある。
クリエイティブな業界での一般的な採用方式は
各職種に合った作品を提出してもらうというもの。
例えば、プログラマーは、自作のアプリケーションやソフトウェア、ソースコードなど。
グラフィックは、デッサン画やイラスト、3DCGなど。
そういったものを提出させることで
単純にエントリーシートを提出するだけという採用方式と比較して
応募人数を絞ることができるし、作品制作の手間や時間がかかるため
志望する業界や企業、業種に対する本気度が分かるし、能力も明確に把握できる。
一般的な採用方式を実施している非クリエイティブ業界の人間がよく言う
「学歴の高い人間の方が優秀である確率が高い」などという
リスクの高いギャンブル思考とは全く違うものだ。
しかし、こういった作品提出型の採用方式は
非クリエイティブ業界でも実施できるものだと、個人的には思っている。
営業であれば、特定の何かを売り込む能力を応募者に求めればいいし
広報なら、不特定多数の人間に効果的に認知させる能力
企画なら、既存の問題を踏まえて斬新かつ効果的な企画能力を求めればいい。
最近では、多くの人がSNSを一般的に利用しているのだから
SNSを始めとしたWeb上での実績を応募者に求めればいい。
ブログでも、twitterでも、facebookでも、instagramでも、YouTubeでもいい。
むしろ、それぞれ幅広く扱え、実績が豊富な人間の方が良い。
それを、学生時代に経験させればいいのではないかと思っている。
日本の大学生は暇などと言われることが多い。
特に文系の学生。
上で挙げた職種は主に文系が就ける職業。
暇な時間があるのなら、そういった実績作りに勤しんだ方が、自分の将来に必ず役立つはず。
「学生時代に努力したこと」はサークル活動だと言ったり
テキトーなバイトをして、社会経験云々と言っているよりも、ずっと効果的なはずだ。
志望する職種に合った課題を出す。
これこそが、ミスマッチを減らせる効果的な採用方式だと思っている。
その課題の出来栄えを、現場の人間が判断すれば
優秀かどうか、適正の有無などを、ある程度判断することができるはず。
そうすれば、学歴主義ではない、純粋な能力主義の採用活動が行えるはずだ。