2014年10月30日木曜日

日本と本家

TDL&TDS新アトラクション続々、新エリア拡張など今後10年の開発構想。

https://www.narinari.com/Nd/20141028588.html



恐らく、大多数の人が知らない事実であると思うが


「東京ディズニーランド」は


本家(アメリカ)の両パークと比較すると、年間入場者数は下回る。


あれだけ混雑していても、本家ディズニーパークの方が、入場者数は多いということ。


一方、本家ディズニーパークは待ち時間などはあるものの


日本と比較すると、かなり空いている。


実際の混雑具合は、YouTubeなどで検索すれば観ることが出来る。



具体的な入場者数と順位は、以下のサイトで確認できる。



『世界の遊園地・テーマパークの入園者数ランキング2014  遊園地ドットコム』

http://www.yuuenchi.com/%E4%B8%96%E7%95%8C%E9%81%8A%E5%9C%92%E5%9C%B0%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%BC%E3%83%9E%E3%83%91%E3%83%BC%E3%82%AF%E5%85%A5%E5%9C%92%E8%80%85%E6%95%B0%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B02014/


『世界のテーマパーク 入場者数ランキング TOP25(2012年)世界ランキング統計局』

http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-250.html


『世界のテーマパーク 入場者数ランキング TOP25(2011年) 世界ランキング統計局』

http://10rank.blog.fc2.com/blog-entry-36.html



見ていただければ分かる通り


例年、1位はフロリダの「ウォルト・ディズニー・ワールド・リゾート」内のディズニーパーク


「マジック・キングダム」である。


2位はカリフォルニアの「ディズニーランド・リゾート」内のディズニーパーク


「ディズニーランド」だ。


そして、3位と4位が「東京ディズニーランド」と「東京ディズニーシー」だ。


しかし2013年度は、カリフォルニアの本家「ディズニーランド」を


上回る入場者数だったようだ。


だが、それでも「マジックキングダム」の入場者数を下回った。



「東京ディズニーリゾート」の最大の欠点は、入場者数の割りに、異常に混雑している点だ。


これを理由に敬遠している人も多いだろう。


アトラクションの待ち時間は1時間超が当たり前。


海外では、人気アトラクションで1時間近く程度とのこと。


ただ、夏休みや年末年始などのピークシーズンでは、数時間になることもあるらしい。



自分も昨年頃、久々に「東京ディズニーランド」を訪れたが


あまりの混雑具合と待ち時間の長さに驚き、呆れ、疲れてしまった・・・(笑)


自分が最後に訪れたのは小学生頃だったため、実に十数年ぶりだった。


その頃の記憶とは大きく異なり


「東京ディズニーランドって、こんなんだったっけ?」


といった印象を受けた。


久々の「東京ディズニーランド」は


“楽しかった”“懐かしかった”というよりも、“疲れた”というのが正直な感想だった。


懐古主義かもしれないが、昔の、どこか素朴で


和やかな雰囲気の「東京ディズニーランド」の方が好きだ。



個人的に、最近の「オリエンタルランド」のイメージは悪い。


「ジャングルクルーズ」の改悪が決め手だ。


その他にも不祥事や、黒い噂が明るみに出ている。


もはや、運営権を「ウォルト・ディズニー・カンパニー」に譲渡した方が良いのではないか。


今回の拡張計画も、よくよく調べてみると、手放しで賞賛できるものではない。


「グランドサーキット・レースウェイ」や「スタージェット」をクローズさせ


「トゥモローランド」自体を縮小させるのでは?


それが事実ならば、さらに「オリエンタルランド」に対する印象が悪くなる。


もちろん「オリエンタルランド」側の独断でこういった計画を進めることは不可能なため


「ウォルト・ディズニー・イマジニアリング」との交渉の末なのだろうが。


何にしても、迷走感を覚える。

2014年10月4日土曜日

改悪

■新「ジャングルクルーズ」どう変わったのか ヘビ交代で恐怖倍増?

(産経新聞 - 10月03日 19:03)




これは、本当に「ウォルトディズニーイマジニアリング」が企画・開発したのか?


過去にも様々なアトラクションがリニューアルされたが


これほどに“改悪”と感じたことはなかった。


あくまで“自然”がコンセプトのはずの「ジャングルクルーズ」で


環境音をかき消す騒々しいBGMや、不気味で神秘的なヒンズー寺院が


映像による謎のエフェクトでファンタジー化。


「香港ディズニーランド」の「ミスティックマナー」で駆使されている


技術や演出を採用したかったのかもしれないが、雰囲気と全く合っていない印象。


ちなみに「ミスティックマナー」は、個人的に、ここ最近で最も素晴らしかったアトラクション。



ディズニーパークは変化し続けるテーマパークだということは十分に理解しているが


変化自体を拒んでいるのではなく、変化の方向性に疑問を感じている。


1950年代、ウォルトが最初に考案したリアル路線は一体何処へ行ったのか。



日本のディズニーパークは、海外とのクオリティの差が


悪い意味で、どんどん開いていっている印象。


いっそのこと、オリエンタルランドは運営権をディズニー本社に譲渡すれば良いのでは。


労働実態も明らかになってしまったし、キャラクターを前面に出しすぎて


日本でのディズニーパークのイメージは、女子供のためのテーマパークとなっているし


ディズニーに対するイメージをディズニー本社の


意図しない方向へと操作しているように感じる。

2014年10月1日水曜日

ディズニーは著作権に寛容

「アナ雪は盗作」270億円要求、ペルー人作家が自叙伝に酷似と訴え。

https://www.narinari.com/Nd/20140928154.html



“ディズニー=著作権に厳しい”というイメージが一人歩きしているが


ディズニーは営利目的でなければ比較的寛容だ。


つまり、非営利の二次創作など。


実際に、YouTubeやニコニコ動画などの動画投稿サイトを探してみると


ディズニー関連の動画が消されずに多数存在している。


本当に著作権に厳しいのであれば、それらの動画は存在できないはずだ。


ディズニーパーク内での写真・動画撮影も自由で


それらをネット上にアップすることも自由だ。


おかげで、日本にいながら各国のディズニーパークに擬似的に訪れることが出来る。



「ライオンキング」や「アトランティス」を例に挙げている人間もいるが


あくまで“似ている部分がある”だけで、明確な証拠は無く、疑惑の域を出ない。


明確な証拠というのは、映画制作時に資料として


盗作元とされている作品に関連した物が用意されていたなど。


「ジャングル大帝」はディズニーの「バンビ」から


ヒントを得ているという話もある上に


客観的に見ても、手塚治虫自身がディズニー作品に


強い影響を受けているのは明らかであり、明確な証拠も存在する。



『復刻版 手塚治虫のディズニー漫画 バンビ ピノキオ』

http://www.amazon.co.jp/%E5%BE%A9%E5%88%BB%E7%89%88-%E6%89%8B%E5%A1%9A%E6%B2%BB%E8%99%AB%E3%81%AE%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%BA%E3%83%8B%E3%83%BC%E6%BC%AB%E7%94%BB-%E3%83%90%E3%83%B3%E3%83%93-%E3%83%94%E3%83%8E%E3%82%AD%E3%82%AA-%E6%89%8B%E5%A1%9A%E6%B2%BB%E8%99%AB/dp/4069355464



そもそも、手塚治虫の画風自体、ディズニー作品から強い影響を受けていることが分かり


「鉄腕アトム」のキャラクターデザインは「ミッキーマウス」からヒントを得たという話もある。


これらの可能性を全て無視して、盗作だと主張している人間の多いこと。



「アトランティス」に関しても、原作はジュール・ヴェルヌの「海底2万マイル」であり


1954年にディズニーが実写映画化もしている。


盗作元とされている「ふしぎの海のナディア」も、原作は「海底2万マイル」だ。


そして、当時ガイナックスの社長であった岡田斗司夫自身が


ディズニーに強い影響を受けていたことを以下の動画で長時間に渡って明言しており


ディズニーパークを含む、ディズニー作品を高く評価している。



ディズニーを批判するのは構わないが


よく調べて知識を得てから批判をしなければ無知を晒すことになる。


それは、時に名誉毀損と捉えられる可能性もゼロではないため注意した方がいい。



自分自身、ディズニーファンだが、ハッキリ言って最近のディズニー作品は好きではない。


自分が好きなディズニー作品は、「ターザン」までだ。


それ以降は惹かれず、観てすらいない。


「塔の上のラプンツェル」は観たことがあるが


日本語吹き替えで観たせいなのかは分からないが


ストーリー構成とアニメーション自体に違和感を覚え、自分の中での評価は低い。


やはり、ディズニーの3DCGアニメーションは、あまり好きにはなれない。


2Dアニメーション作品を観た時のような感動がない。


2Dアニメーション作品では、映像やアニメーションが美しいと感じるのだが


3DCGアニメーション作品では全く感じない。


一方で、ピクサー作品は素晴らしい。


何故、こうも違うのかは自分でも分からない。


しかし、ディズニーの音楽は相変わらず素晴らしい。


今回の「アナと雪の女王」の「Let It Go」も


ここまで人気が出るほどの曲だとは思わないが、良い曲だとは思う。


だが、個人的には、挙げればキリが無いが


「リトルマーメイド」の「Part of Your World」や



「美女と野獣」の「Tale As Old As Time」


「ヘラクレス」の「Go the Distance」


「ポカホンタス」の「Colors of the Wind」などの方が良い曲だと感じる。



ちなみに、ディズニー映画には全て原作があると


思われている方が多そうなので書いておくと


「わんわん物語」などはディズニーの完全オリジナル作品。