2012年9月26日水曜日

日本の音楽について思うこと。

前にも書いたけど、最近「ハロプロ」に興味を持った。


中学生時代にモー娘。にハマってた時期があった


(とは言っても、テレビで観る程度)から、久々にという感じ。


経緯としては、「そう言えば、モー娘。とかって今どうなってるんだろう。」


といった、素朴な疑問から。


自分の知っているメンバーが数えるほどしかいなくなっていて


新しいメンバーが大勢入ったばかりの頃で


現在の様子を見ていくと中々面白いということから興味を持っていった。



そして、モー娘。から℃-ute(キュート)へ興味が移っていった。


何故だったかは忘れてしまったんだけど、リーダーの矢島舞美という人は


今回、興味を持つよりも前から知っていて、その関係でだったと思う。


それで、矢島から℃-ute全体に興味が移って、ハロプロキッズ繋がりで


Berryz工房にも興味を持って、℃-uteメンバーの岡井千聖による


「本人が踊ってみた」で、スマイレージの楽曲に興味を持って


結果としてハロプロ全体に興味を持ったという感じ。



ハロプロに興味を持った理由をいくつか挙げると


1.ルックスが個性的、かつ一定水準を超えている。

2.パフォーマンスがちゃんとしている。

3.楽曲が好み(全てではなく一部)。

4.プロデューサーがつんく♂さん。

5.面白い(キャラが)。


こんな感じ。



1.ルックスに関しては、かわいいだけだと、ぶっちゃけすぐ飽きる。


 かといってイマイチだと見映えが良くない。


 一定水準を越えていて、個性があり、髪型が違うため、見分けが付く。


 同じような顔が並んでいると興味も失せるからね。


2.そして、ちゃんと歌うし、ダンスもちゃんと合わせる。


 当たり前のことだけど、これができていないグループが多い現実。


 なおかつ、歌とダンスを両立しているのにもかかわらず


 個人差はあるが、一定水準を超えた歌唱力を持っている。


 ダンスにキレもある。


3.つんく♂さんの手掛ける楽曲が、比較的自分の好みに合っている。


 イマイチな曲も多いけど、基本的にメロディーラインが分かりやすくて


 口ずさみたくなるような曲が多い印象。


 歌謡曲っぽくて古いと、一部のファンの間で言われているけど


 俺は歌謡曲が好き(美空ひばりや山口百恵など)だから問題ないし


 こういった曲のほうが、世界受けは良い。


 欧米の真似事では、ほとんど相手にされない。


 なぜなら、独自性が無いからだ。



4.プロデューサーが元ミュージシャンのつんく♂さんだから


 音楽に関しては、しっかりしていると思っている。


 セルフカバーをしている動画を観たけど、この人がプロデューサーで良かったと感じた。



5.ハロプロメンバーは、総じてキャラが個性的な印象。


 特にハロプロキッズメンバーに関しては


 キャリアが長く、メンバーとのグループ活動も長いため


 自然体で、あまりよそよそしさを感じないため、楽に見れる。


 また、個性が強いため、面白おかしく、笑える部分が多い。


 例えるなら、人間観察的な面白さか。


 

どの楽曲が自分の好みかというのは、また今度日記で書くとして


最近の邦楽は、ほとんど聴かなくなっていた自分としては


中々の掘り出し物という感じだった。


今の時代、AKB系列やももクロ、その他にも色々なアイドルがいるけど


YouTubeで視聴して、良いと感じたのは、今のところハロプロだけだった。


最近の楽曲は耳触りは良いけど、ありきたりで薄っぺらく感じるし


良いのは雰囲気とサビだけという印象が強いから、音楽として面白くない。


自分が好きな、現在も活動している好きなアーティストは本当に少なくて


ハロプロと、SCANDAL、Green Dayくらいしかいない。


昔のアーティストなら、たくさんいるんだけど。



そんなハロプロも、握手会などを頻繁にやるようになってしまったみたいで。


ハロプロ自体は、音楽的にも、芸能人としても好きだけど


こういった戦略を選んだ事務所に関しては、失望し呆れ果ててしまう。


俺は、基本的にハロプロメンバーを性の対象として見ていないからなのかもしれない。


全く見ていないのかと言えば、0ではないけど比率的には↓こんな感じ。


【音楽:面白さ(愉快さ):性 = 4:5:1】



アイドルというのは、いわばスターなわけで。


そんなスターと、頻繁に握手ができて、会話ができて


ましてや、友達感覚で馴れ馴れしくできるというのは違和感を感じずにはいられない。


実際、それだけを目的としているファンも多いようで。


握手の様子を自らブログなどに載せているファンもいる。


認知(顔を覚えてもらったこと)されているアピールや


覚えてもらうために他のファンと組んで、自分の名前を売り込む売名行為。


悪いけど、必死すぎて気持ちが悪い。


こういったファンは、マナーが良くないとも言われているから救いようがない。


一部のファンの間で「風俗と変わらない」と皮肉られていたが


否定はできないと感じる。


コンサートイベント後に握手ならば、まだ分かる。


しかし握手会として、握手をメインとしたイベントが開かれるのはおかしくないかと。


そして、ついにはCDにも、それ関連の特典が付けられる始末。


メンバー本人たちは、嬉しいやら楽しいやら言ってはいるが、本当にそれで良いのか。


オーディションを受けたのは、こういうことがしたかったからなのか。


今まで厳しいレッスンを受けてきたのは何のためだったのか。


ステージで、歌とダンスを披露するのが本分ではないのか。


そういったパフォーマンスで、観客を魅了してきたハロプロに憧れて


オーディションを受けたのではないのか。


もはや、何がしたいのかが分からない。


ファンと触れ合えていればそれで満足なのか。


ファンは喜ぶだろう。


憧れのアイドルと握手できて、会話もできて


顔を覚えてもらえれば、友達感覚を味わえるのだから。


しかし、こういった近すぎる距離感が


お互いに勘違いを生んでしまうのではないかと感じている。


一般人と芸能人は違う。


友達感覚を続けていると、プロ意識も薄れてくるのではないか。



最近では、「ハロプロ世界握手会」というイベントが行われるらしい。


『ハロプロ世界握手会、先陣モー娘。が台北、パリ、バンコク』

http://natalie.mu/music/news/76787


なんでも、ライブはせずに握手のみを目的としたイベントだとか。


それだけのために海外を回るらしい。もはや、意味が分からない。


こんなアーティストが、今までに存在しただろうか。


世界中の失笑を買うのではないか。


事務所のマーケティング担当の社員は一体何を考えているのか。


素材を活かせない無能集団なのか。


ようやく最近になって、パフォーマンスの高さが知られてきたのにも関わらず


わざわざ階段を下りるような戦略を選ぶとは。


握手会をしている暇があるなら、ダンススキルを磨け。歌唱力を上げろ。


アイドルはかわいければ良いなんてことを言う人もいる。


他のアイドルならそれで良いけど、ハロプロに限ってはそれでは困る。


握手会のプロになるつもりなのか?


ステージに立って、歌って踊るプロ集団だろ。


表現者だろ。アーティストだろ。



恐らく、ハロプロを嫌いにはならないだろうが、事務所の無能さには呆れてしまった。

2012年9月19日水曜日

娯楽においての、新しくも懐かしい楽しさの共有

自分は、DVDのオーディオコメンタリーをよく観る(聴く)。


DVDの内容自体も楽しめる上に、作り手の意図や他愛の無い会話


面白いシーンでは一緒に笑えたりする。


そういった楽しみ方があることに気づいたのは、ほんの数年前のことなんだけど


これって、「枯れた技術(楽しみ方)の水平思考」じゃないかなって思ったり(笑)


例を挙げれば、「ニコニコ動画」なんかも、これに当てはまる気がする。


動画に対して、視聴者が観ながらコメントをする。


そしてその後に、別の視聴者がコメントされた動画を観る。


コメントした視聴者も、しばらくしてもう一度観てみると


コメントがたくさん付いている。


オーディオコメンタリーではないけれど、テキストコメンタリーと言える気がする。


作り手のコメントではないけれど、“楽しい”を共有できる。


作り手自身のコメントも、やろうと思えば付けられる。



人間関係が希薄になったとか、一緒に何かを同じものを楽しむことが


少なくなったとか言われている現代で


昔は当たり前のように、共有していた“楽しい”を水平思考することで


何か新しくも懐かしい楽しみ方ができないかななんて考えている。


今思えば、「Wii U」の「Miiverse」もこれに近い発想だったのかな~なんて。



自分が考えているのは、ネットを介して一緒にゲームを遊ぶとか


動画を観てコメントをして、コメントを見てといったものも良いんだけど


リアルタイムで、かつ同じ内容のものを


いつでも楽しめるような方法は無いかなと考えている。


ゲームのマルチプレイは、一緒に遊んでいるときだけ楽しめるもので


都合が合わなければ、一緒に遊ぶことができない。


だけど、DVDのオーディオコメンタリーのように他人のリアクションが記録されていて


いつでも同じ内容のものを一人でも楽しめる方法はないかな。


そして、その内容は一つだけではなく、プレイヤーの数だけ存在して


知らない人とでも、友人とでも、いつでも一緒にプレイしている感覚で


リアルタイムで“楽しい”を共有できるような感じのもの。


実際に、以前そのシーンをプレイした、記録された他のプレイヤーの“楽しい”を


リアルタイムで共有しながら、自分もそのシーンをプレイして楽しむ。


まだまだ思いつきの段階だから、全然形にはなってないけど


いつか、そういうゲームを作ってみたいなと思う。


Valveの解説者コメントモードに近いけど、少し違うんだよね。


解説も良いんだけど、プレイしているリアクションが欲しい。



実は、ハロプロのDVDに付いていたオーディオコメンタリーを聴いているときに


このアイディアを思いついた(笑)


やっぱり、娯楽は広く楽しむものだね(笑)