ディズニーの「ハイスクールミュージカル」という映画を初めて観た訳だけど
そこで、「スクールカースト」という概念を知った。
と言うか、これまでそういった概念があるのを知らなかった^^;
簡単に図で表すと↑の画像のような感じらしい。
詳しい説明は↓から。
「ジョック」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF
簡単に説明すると、高校内での人気度を表す概念のこと。
【頂点】
『ジョック(Jock)[♂]』
頂点に位置する人気者。
長身、イケメン、筋肉質、スポーツ万能、男らしさなどを兼ね備えた存在。
俗に言う“体育会系”がこれに属する。
志向的には、セクシーで派手な女性を好み
音楽はポピュラー音楽やラップをミュージックを好む。
また、競争を好む。
『クイーン・ビー(Queen Bee)[♀]』
女性の頂点に位置する。
容姿端麗、カリスマ性などを兼ね備えた存在。
チアリーダーや演劇部でのメインヒロインなど。
【第二位】
『サイドキックス(Sidekicks)[♀]』
「クイーン・ビー」の取り巻きの女性。
『プリーザー(Pleaser)』
女性の場合、「クイーン・ビー」や「サイドキックス」の取り巻き。
男の場合、「ジョック」の子分的な人間。
『ワナビー(Wannabe)[♀]』
「クイーン・ビー」や「サイドキックス」の取り巻き。
密かに下克上(サイドキックス化)を企む存在。
【第三位】
『メッセンジャー(Messenger)』
俗に言う「パシリ」のこと。
『プレップス(Preps)』
文化系の人間や、俗に言う「ボンボン」のこと。
『スラッカー(Slacker)[♂]』
マヌケ、馬鹿な人間。
【第四位】(敗者)(ナード *1)
『ギーク(Geek)』
俗に言う「オタク」などのこと。
『ゴス(Goth)』
「ゴス」に該当する人間。
詳細は↓から。
「ゴス (サブカルチャー)」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B4%E3%82%B9_(%E3%82%B5%E3%83%96%E3%82%AB%E3%83%AB%E3%83%81%E3%83%A3%E3%83%BC)
『ブレイン(Brain)』
俗に言う「ガリ勉」のこと。
*1『ナード(Nerds)』
「ジョック」の対極に位置する人間。
例としては、「運動音痴」や「オタク」、「ロックやメタルなどの音楽に傾倒する者」
「吹奏楽やマーチングバンドなどに携わる者」など。
【第五位】(敗者)
『被虐者(Target)』
俗に言う「いじめられっ子」のこと。
【圏外】
『不良(Bad boys&girls)』
不良。俗に言う「DQN」のこと。
『不思議少女(The Floater)[♀]』
一般的には「図書館の司書」などを指す。
こういった図式が形成されているとは、少し驚かされた。
ちなみに「BTTF」シリーズで例えるのなら
主人公の「マーティ」は「メッセンジャー」辺りで
父親の「ジョージ」は「ギーク」か「被虐者」辺り。
悪役の「ビフ」は「ジョック」か「不良」辺りのようだ。
なるほどと思わされたのは、いわゆるメディアやエンターテインメントにかかわる人間は
「ナード」に該当することが多いため、「ジョック」は作中で悪者にされることが多いとか。
また、マーケティングという視点から見ても
ジョック以外の人間が多いことが理由にもなっているらしい。
注意したいのは、これはアメリカで実際に起こっていることであり
しかも、文化レベルで深く根ざしている概念だということ。
こういった概念が原因となって引き起こされた凶悪事件が
「コロンバイン高校銃乱射事件」とのこと。
詳しくは↓から。
「コロンバイン高校銃乱射事件」
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B3%E3%83%AD%E3%83%B3%E3%83%90%E3%82%A4%E3%83%B3%E9%AB%98%E6%A0%A1%E9%8A%83%E4%B9%B1%E5%B0%84%E4%BA%8B%E4%BB%B6
何とも、人間らしい文化という印象。
自分は私立の男子校だったために、あまりこういった概念を感じずにいたな。
やっぱり実質共学同然だった、とある部活は続けておくべきだったかなと
改めて後悔してしまう^^;
俺は、この中だと恐らく「プレップス」に該当するんじゃないかな。
まとめると、アメリカの高校では
内向的な文化系人間は人気がなく
活発で男らしくイケメンな体育会系が好まれるということ。
アメリカの社会学にまで取り上げられるほどの概念らしい。
いや~、面白い。